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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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自民党議員の一部のように、野蛮なセリフよりはましだが(社民・共産のチベット問題へのハンパさ)

■『鳥居正宏のときどきLOGOS』の「チベット問題について大いに語る社民党員たち ― 黙ってられませんよ」などによれば、社民党の一部議員などは、チベット暴動への中国政府の対応を正面から批判すべきだといった、こえがあがっているようだ。■しかし、政党のトップとなると、かなり自重した発言をもとめられるのか、はっきりいって、にげごしとおもわれるような、ツッコミのよわさである。■たとえば、福島みずほ党首の発言。

チベット情勢 対話による平和的解決を
中国チベット自治区ラサで発生した僧侶や市民らと治安部隊との衝突事件について、福島党首は19日の記者会見で「死傷者が出ていることについて、大変懸念し、注視している。(チベット少数民族の)表現の自由は基本的人権として尊重されなければならない。対話による平和的解決を望む」と述べた。

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■武装警官を大量に投入して暴動をちからでおさえつける政府に対して、「対話による平和的解決を望む」なんて、優等生的な発言して、どうなるというのだろう。暴動にいたった経緯、暴動をちからづくで鎮圧して当然といった姿勢の背景にたちいらずに(というか、およびごしゆえに、たちいれずに)、「懸念」とか「注視」とかいったって、無視されるにきまっている。

■その点で、おなじ共産党という呼称をまもっている、日本共産党は、書簡をおくったというのだから、少々マシか?

2008年4月4日(金)「しんぶん赤旗」

チベット問題――対話による平和的解決を
志位委員長が胡錦濤主席に書簡

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 日本共産党の志位和夫委員長は三日、チベット問題について、中国の胡錦濤国家主席に書簡を送りました。同日の記者会見で明らかにしました。書簡の内容は以下の通りです。

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 中華人民共和国国家主席 胡錦濤殿

 チベット問題をめぐって、騒乱・暴動の拡大と、それへの制圧行動によって、犠牲者が拡大することを、憂慮しています。

 事態悪化のエスカレーションを防ぐために、わが党は、中国政府と、ダライ・ラマ側の代表との対話による平和的解決を求めるものです。

 そのさい、双方が認めている、チベットは中国の一部であるという立場で対話をはかることが、道理ある解決にとって重要であると考えます。

 だれであれ、オリンピックをこの問題に関連づけ、政治的に利用することは、「スポーツの祭典」であるオリンピックの精神とは相いれないものであり、賛成できないということが、わが党の立場であることも、お伝えするものです。

 2008年4月3日

 日本共産党中央委員会幹部会委員長 志位和夫

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■「中国政府と、ダライ・ラマ側……双方が認めている、チベットは中国の一部であるという立場で対話をはかることが、道理ある解決にとって重要である」という提言は、まあ、政治的決着のおとしどころとして、無難なところだろう。■ダライ・ラマ14世たち自身が、亡命政権を維持しつつも、保護国インドへの地政学的配慮もあってか、「チベットは中国の一部」発言をわざわざ表明しているぐらいだから。■多勢に無勢、文化的な自治をたもてるなら、そして漢族の大量移住など社会的な秩序破壊さえおさえられるなら、いたしかたないというのが、ダライ・ラマ14世ら、穏健派の現実路線だろうし。

■しかし、「だれであれ、オリンピックをこの問題に関連づけ、政治的に利用することは、「スポーツの祭典」であるオリンピックの精神とは相いれないものであり、賛成できない」なんて、優等生的偽善的な蛇足は有害無益だろう。■本気で、オリンピックが非政治的なイベントたりえるって信じているのか? だとしたら、永遠に共産党は与党になどなれない。そんな非現実的感覚ならね。そして、戦略的な偽善として、「「スポーツの祭典」であるオリンピックの精神」なんて、うそさむいことが平然といえるなら、政治組織としてオトナかもしれないが、全然信用ならない集団だというほかない。
■それにしても、「だれであれ、オリンピックをこの問題に関連づけ、政治的に利用することは、……賛成できない」とは、自民党のタカ派議員とか産経あたりの右派勢力がボイコット運動をいいたるような行為だけを批判しているのか? それとも、中国政府・チベット亡命政府双方のことも批判しているのか? ■でも、北京にオリンピックが誘致されたこと自体が、きわめつけの政治的イベントなのだし、聖火リレーをみたって、ロコツに政治利用しているわけだから、それらも全部批判しきれるのかね?

■自民党議員や、東西都府知事のように、危険な発言をくりかえしてやまないような野蛮な政治風土よりは、社会民主主義勢力の方がずっと上質であることは、否定しない。その主張のおおくを、保守勢力や官僚たちは非現実的とせせらわらうだろうが、社会民主主義勢力の批判は正論だとおもう。■しかし、こと、こういった政治問題となると、いきなり優等生になったり、こしくだけになるというのは、あまりになさけない。


●「「チベット組織は決死隊を準備」しても当然だろうね
●「北京五輪 波乱の採火式 中国『民族一体』矛盾浮き彫り(東京新聞)
●「チベット弾圧、ネパールにも飛び火していた ― 国際アムネスティ調査 ―」『鳥居正宏のときどきLOGOS』
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コメント

ありがとうございます!

こんばんは。
鳥居正宏でございます。

拙ブログの記事を紹介していただき、ならびにトラックバックも送信してくださり、ありがとうございます。

おっしゃる通り、社民党の対応は3月19日時点で福島党首が記者会見をするという、比較的素早い対応でしたが、インパクトには欠けましたね。

日本共産党は、この間、ずっと沈黙を保っていて「やっぱり、共産党はこのまま黙殺するの?」と思っていたところ、4月3日と出足は遅かったですが、志位委員長が、胡錦濤中国国家主席に直接書簡を送付し、その内容も社民党よりは踏み込んでいる。

この日本共産党の動きには、インパクトがありますね。このタイミングとは。はっきり言って、驚きました。さすがに百戦錬磨の共産党さん!

社民党は、もっと戦略的かつパワフルに、インパクトある行動をしなければいけませんね。

党員のみなさんとは、たちばの差がありますが

鳥居さま

■コメントありがとうございます。■失言をいくらくりかえしても、ほとんど致命的事態にいたらない保守政治家とちがって、社会民主主義政党の関係者のみなさんは、「敵失はないか?」と、したなめずりしているだろう、各層の視線を意識するほかない。その意味で、実に慎重なものいいしかゆるされないという、拘束感は、さぞやキツいのだとおもいます。
■しかし、いうべきときに、ちゃんといっておかないと、正論をもって信頼をかちえ、人気をあつめていくという基本軸がブレてしまうとおもいます。■すくなくとも、新保守主義・新自由主義が、コピーだけ社会民主主義にマネて、差別化をゴマ化そうとしてきた近年、かれらの政治経済的な利害がカムフラージュされ、社会民主主義の魅力がコピー・インフレのなかにうもれてしまう。■ですから、いたずらに、過激なコピーをえらぶのは自滅行為であるにせよ、「いうべきことは、ビシっとキメる」という基本姿勢は堅持してほしいと。
■社会民主主義勢力は、いい意味で(つまり、あしをひっぱりあわず)ライバルとして、がんばってほしいものです。

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