プロフィール

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム11

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム10」のつづき。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
     世界の環境ホットニュース[GEN] 672号 08年03月23日
         ご意見・投稿 → post_ende23@upken.jp

           毒餃子事件報道を検証する【第11回】         

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第11回 警察庁の勘違い?

【訂正】前回、警察庁・吉村長官が「トレイから検出された」と発言したのを受けて、袋からしか検出されていない旨の反論をしました。しかし2月3日付産経新聞に、

 「被害にあった兵庫県高砂市の家族が食べた冷凍ギョーザのトレイからも有機リン系殺虫剤『メタミドホス』が検出されたことが2日、県警の調べで分かった。」

とあり、餃子の袋だけではなく、トレイからも検出されていました。訂正します。ただし、警察庁の指示の誤りは改めて指摘しておかなければなりません。トレイを分析する前に、胃洗浄液からメタミドホスを検出するのが先でしょう。


--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---

 兵庫県警がチオグリコール酸を検出したこと、そして、その情報が地元紙に流れたことに、警察庁がかなり動揺していたことがうかがえます。どうも警察庁は何かを知っているようです。そして情報操作をしようとしています。兵庫県は「千葉県では検出されていないので、チオグリコール酸は中毒事件と関係がない」という立場をとり、発表しなかったにも関わらず、兵庫県警は「検便容器に使われているので、チオグリコール酸は中毒事件と関係がない」と、わざわざ関係がないという理由の方を修正しています。兵庫県警は高砂市の便を分析したわけでもないのに、なぜ検便容器にチオグリコール酸が使われているなどと弁明したのでしょうか?  「検便容器に・・」の話は、高砂市の事件と市川市の事件を取り違えた可能性があります。高砂市の事件では便を分析していないのに対し、市川市の事件では便を分析しているからです。それぞれの事件で毒物が検出された分析対象は次の通りです。

千葉市・・・・・・・・・・サンプル不明(1月30日付東京都福祉保健局発表)
兵庫県高砂市・・・・胃洗浄液、餃子の袋(1月30日付兵庫県生活衛生課発表)
千葉県市川市・・・・吐物、検便(1月30日付千葉県衛生指導課発表)

 もし、取り違えたのであれば、その勘違いは警察庁の誰かです。千葉県警の分析経過を知らないはずの兵庫県警が取り違えるはずはなく、「検便容器に・・」という見当ハズレの弁明は、既に毒餃子事件に関して兵庫県警と千葉県警の両方を指揮していた警察庁の勘違いで出された指令だったに違いありません。「なんで検便?」と地元紙に問われたことを兵庫県警から聞かされたときに取り違えたことに気付き、思わず天を仰いだことでしょう。それほどまでに「チオグリコール酸検出」は警察庁が慌てふためく重大情報の漏えいだったと言えるでしょう。

 警察庁が何か勘違いをしていると思われる事例は他にもあります。千葉県警は千葉市の事件について生協から1月25日に情報を得ながら、事件報道があった1月30日までまったく千葉市の女性に連絡をとっていないのです。警察庁は兵庫県警に対しては、発表を1月30日と指定して、高砂市の毒物の特定を急がせていますから、この対応の違いは特徴的です。

 「千葉県警が市川市の中毒をつかんだのは1月23日。重体になった女児らを診察した医師が『普通の食中毒ではない』と通報したのがきっかけだった。県警がコープ側に問い合わせ、25日になって千葉市稲毛区の母子が同じ中毒症状を起こしていたことを知ったという。」(1.31 東京新聞)

 しかし、なぜか千葉県警は女性に連絡をしていません。彼女に有機リン中毒事件発生を知らせたのは厚生労働省で、千葉県が事件を公表した1月30日当日のことでした。彼女は このとき初めて 自分が中毒症状であったことを知ったのです。(2.2 毎日新聞)警察庁は兵庫県警に対しては、わざわざ兵庫県の発表を千葉県にあわせて1月30日と指定して、高砂市の毒物の特定を急がせておきながら、千葉県警にはなぜ千葉市の毒物特定を放置させたのでしょうか?

 その結果、千葉県警は発表時刻になっても、まだ毒物を特定できていませんでした


 「警察当局によると、市川市と高砂市の餃子などからはメタミドホスが検出された。千葉市では、メタミドホスとは特定できていないものの有機リン系農薬の成分が検出された。」(1.31 朝日新聞)

 おそらく、女性からの申し出で、千葉県警は吐き出した餃子を入手できたのでしょう。

 「千葉県警は31日、千葉市稲毛区の無職女性(36)が吐き出したギョーザから有機リン系の殺虫剤『メタミドホス』が検出されたとする鑑定結果を発表した。
 女性がギョーザを購入したコープ花見川店(千葉市)の上部組織・生活協同組合連合会コープネット事業連合(さいたま市)も同日、女性宅に残っていたギョーザからメタミドホスを検出したと明らかにした。」(2.1 共同通信)


 被害者の女性は吐き出した餃子を保管していたのですから、千葉県警は早期に接触していれば、事件発表にあわせて毒物を特定できたはずです。兵庫県警は30日の発表直前に分析を終えて、予想外のチオグリコール酸を検出していたのですから。

 このように警察庁は、高砂市の餃子に強い関心をもつ一方、千葉市の餃子に対してはまったく無関心です。明らかに関心の度合いに差があります。分析すべきサンプルが残っているはずがないと、初めから思い込んでいたのでしょうか? それにしても被害者に事情も聞かないというのはどうしたことでしょうか? このような警察庁の態度は、最初から次のような前提(思い込み)があったと考えると初めて理解できることです。「市川市の事件は、高砂市の事件とは共通性があるが、千葉市の事件とは関係がない。」
 しかしながら、商品名が共通だったのは、市川市と千葉市の餃子で、高砂市の餃子は別名でした。さらに、混入していた毒物も県警の鑑定によると、市川市と千葉市がメタミドホスで、高砂市はチオグリコール酸でした。つまり、「警察庁は予め共通性がある事件の組み合わせを知っていて、取り違えた」と考えざるをえません。

 警察庁の想定  (市川市の事件・高砂市の事件)-(千葉市の事件)
 実際      (市川市の事件・千葉市の事件)-(高砂市の事件)

 だから、兵庫県警がチオグリコール酸を検出したときに、警察庁は千葉市の事件と高砂市の事件を取り違えていたことに気付いて慌てたのではないか? それで、今度は市川市の事件と高砂市の事件を取り違えて、市川市は分析した便を、高砂市で分析したかのように錯覚して、神戸新聞にチオグリコール酸が検出された理由を説明してしまったのではないでしょうか?
 偽装の痕跡は他にもあります。千葉市の女性が厚生労働省から連絡を受けたのは1月30日でした。連絡した時刻は不明ですが、常識的には8~9時頃でしょうか。それなのに、その日の午前中に分析を終わったという
のです。

 「1月30日午後0時頃、千葉県から、上記(2)(※ 市川市の事件)とは別に『昨年末、県内で冷凍餃子を喫食した2名が有機リン中毒を疑わせる症状を呈したため、当該餃子を検査したところ、有機リン系農薬を検出した。現在、科捜研で検査中である。』旨の連絡があった。」(1.30 東京都福祉保健局発表)

 千葉市の女性が連絡を受けてから直ちに、吐き出した餃子を千葉県警へ届けたとしても、吐き出した餃子から毒物を抽出して分析できる状態にし、分析を終えるまでに3時間は短すぎます。物質を特定できないという不完全な分析だったとしても、です。しかも、このとき、県警が分析したサンプルは何だったのかがわかっていないのは千葉市の事件だけなのです。(1.30 東京都福祉保健局発表)サンプルが不明というのも不思議な話ですし、「検出した」のに「検査中」というのもおかしな表現です。とりあえず分析したことにして体裁を取り繕うとでも考えたのでしょうか?

 千葉市の女性からの申し出で、ないと 思い込んでいた 物証が残っていたことがわかった。千葉市の事件と高砂市の事件を取り違えていたことにも気付いた。兵庫県警だけでなく、警察庁もまた、見込み捜査のツケがまわってきたようです。

 これらのとんでもないミスを押し隠すために、連日メタミドホスが検出されたというニュースを洪水のように出し続けるという作戦がとられたと考えられます。枚方市から回収された餃子袋をダブルカウントしてまで「密封袋の内側からメタミドホス検出」という偽装報道もその一環だった
のでしょう。

--------------------------------------------
■何度もくりかえしになるが、産経新聞をはじめとして、中国に完全に責任転嫁してきたメディア、どうみても、偽装工作をくりかえした警察庁や各県警は、どう責任をとるつもりだろう。■原田さんの推理がただしいなら、これは、非常におおきな国際的汚点になるはずだ。そして、当局のアリバイ工作に、まんまとのせられて、さわいだ国民は、中国国民から、さぞやバカにされるだろう。差別意識まるだしで、攻撃をしていたんだから。
スポンサーサイト

<< チベット暴動、中国ブログにあふれるナショナリズム(ロイター) | ホーム | 挑発に怨念噴出 チベットの哀しみ ペマ・ギャルポ氏(産経) >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。