■『不条理日記』の記事本文を転載(コメント等は割愛)。
トヨタ社員の過労死が名古屋地裁で認められる過労死を認めない労基署なんて存在する意味ないぞ。
◆トヨタ元社員は「過労死」、遺族側勝訴 名古屋地裁 (魚拓)
◆トヨタ社員 過労死認定 名古屋地裁判決 “改善活動”は業務 (魚拓)
残業155時間か。俺は約130時間ぐらいしか経験ないな。「雑談で残っていた」といっても職長だから仕事の指示とか打ち合わせをしてたんじゃねえの?つーか数字に表れてこないサービス残業の部分もかなりあるのではないか、と。俺の前の前の前の職場でも主任とか結構サービス休出してたからなあ。
ところでテレビでやってたニュースによると、トヨタ側は被害者に課していたQC活動などを、「業務ではなく、本人が勝手にやっていた」と主張してたらしい。会社の命令じゃなけりゃQCとか改善提案とか面倒くさいこと誰がやるんだよ馬鹿。典型的な「殺す側の論理」だな。
■旧ブログでも労災について、何度もかいてきたが、そのおおくは労基署が労災をみとめようとしないのを、裁判所がくつがえすという記事だった。■裁判官のおおくは、基本的に保守的であり、どちらかといえば体制・権力よりの判断をくだがちだ。にもかかわらず、労基署の判断を否定するというのは、よほど実態がひどかったものとおもわれる。要するに、たまたままっとうな裁判長が判決文をかいたからじゃなくて、どうみたってひどすぎる酷使が状況証拠としてたくさんある事例に、当然の判断がくだっただけだろう。■逆にいえば、こういった過労死判断をみとめようとせずに、遺族をはねつけてきた組織や労基署は、オニのような冷血漢たちだったということだと推測できる。■だから、『不条理日記』が、「
殺す側の倫理」といいはなったのも、当然だとおもう。
■それにしても、企業城下町というか、トヨタ関連企業の
企業城下県である愛知県にある地方裁判所で、こういった判決がおりた意味はおおきい。労基署が愛知の有力企業にひどくあまいというかユチャク傾向があることは、以前に実例がある(「
元豊田労基署長ら、漏洩先企業の法人会員券でゴルフ(朝日)」)。■まさか、名古屋高裁で逆転判決なんてならないよね?■労基署は、控訴するなよ。
●旧ブログ・カテゴリー「
労働空間/労働市場」
●旧ブログ
「過労死」関連記事
スポンサーサイト
『最底辺の10億人』(日経BP社)
コメントの投稿