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Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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学歴と健康【追記あり】

「健康 余命」周辺の記事。■ライブドア・ニュースの記事から。

「高学歴の人ほど長生きする」ことが研究で明らかに
2008年03月12日18時54分トラックバック(2) ブックマーク

新華社総合:このほど行われた最新の研究で、学歴の高い人ほど長く生きる確率が高い、という事実が明らかになった。
 AFP通信が11日に報じたところによると、ハーバード大学の研究者は「アメリカ死亡率追跡調査」などの資料を分析することで、上記の結論を導き出した。分析では、80年代から21世紀初頭にかけて、平均寿命が伸びる傾向を示していたのはほぼ、高学歴の人たちのグループだけだったという。
 研究者は1981年-88年、1991年-98年という2つのグループの数字を分析した。その結果、アメリカの高学歴者の平均寿命は1.4歳伸びており、低学歴者の寿命の伸びはわずか0.5歳だったという。1990年-00年のデータ分析の結果では、高学歴者の平均寿命は1.6歳伸びており、低学歴者のほうは変化がなかったという。
 2000年、高卒以下の低学歴者の平均寿命は50歳で、大卒以上の高学歴者の平均寿命は57歳弱であったという。
 研究者によれば、寿命の相違は彼らの収入ではなく、病気によってもたらされるものだとの見方を示している。低学歴者の平均寿命が低くなっている要因としては、これらの人の間で心臓や肺の病気、癌などが多く見られることが挙げられるとしている。喫煙に起因する病気で死亡する人が多く、また低学歴の人の間では糖尿病もより多く見られるという。【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】

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■もとネタをつかんでいないので、翻訳の妥当性とかもふくめて、なんともいえない。
■が、とりあえずいえそうなことは、①平均寿命ののびが、1.4歳と0.5歳で、それほどおおきいのか? という問題(「誤差」の範囲でなく、統計的有意といいきれるのか?)。■②「研究者によれば、寿命の相違は彼らの収入ではなく、病気によってもたらされるものだとの見方を示している」というが、本当に収入という要素をコントロールして比較しているのか、よくわからない点(普通、学歴と収入は、かなりの相関をしめすはずだし)。■③高卒以下が50歳と、大卒以上57歳という、平均寿命は、かなりひくい印象だということ。 【18:40 追記】

おこじょさんのご指摘のページに、どんぴしゃりの記事があった。
Longevity Linked to Education, Study Suggests
Researchers Find More Education Leads to Healthier ChoicesFont Size

■でもってその3ページめに、疑念③のこたえはあった。

 Share "In 2000, life expectancy (remaining) for a 25-year-old with a high school diploma or less was 50 years. For a person with some college, life expectancy was nearly 57 years.

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■おこじょさんのご指摘どおり、25歳時点での平均余命なわけで、だとすれば、なくなる平均値が それぞれ75歳と82歳ということだね。やはり誤訳だったと。■これなら、ごく穏当な数値だ。もちろん、収入とか階層とか、ホントにはずした比較ができているのか微妙だけど、ともかく統計上有意な差がでていて、相関がみとめられると。

■ともかく、イチロー・カワチさんたちみたいな、社会学っぽい社会疫学ができているのか微妙。カワチさんたちは、経済格差のおおきいとストレスフルな空間になって、平均余命がちいさくなるとか、いろいろなデータをだしているわけだけど、ホントにあたらしい知見があったのか…?
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テーマ : 医療・健康 - ジャンル : ニュース

タグ : 真理省 1984年 安全 ハイパー独裁 疫学

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コメント

このニュースでは?

はじめまして。
http://abcnews.go.com/Technology/DyeHard/Story?id=4432346&page=1
ここで同じ研究が出ています。25歳時点での平均余命を比べると、高卒以下では50年ですが大学に1年以上通った人では57年とのことです。

ありがとうございます

おこじょさま

■ありがとうございました。本文記事に、追加してかきます。

低学歴・低収入・短命

平均寿命は、収入によるのではなく病気によるというのは、あんまりのように思う。学問研究ではデータの正確さが大切だろうが、生活感覚から感じる。低学歴は低収入、健康を害する生活環境、害した場合の治療の有無につながる。ようは金だといえようか。

土建の現場事務所に通っている。ものすごいことになる。冬だから(春?)締め切っているプレハブの中で、もうもうたる煙だ。衣類は帰宅しても臭いが取れない。振り返ってみると、出入りする人(警備員、営業、作業員、監督、発注者代理人)で非喫煙者は私だけだ。

出入りする人のなかに糖尿病と合併症を患っている人がいる。彼もタバコを吸う。が、誰の目にも異常が出て、病院にいった。金がないから入院することもできないという。さらに悪化するのは確実だといわれた。眼底出血を起こしていて、機械もみづらくなっている。メガネを代えても効果はない。当たり前だが。体にむくみが出る。コンビニ利用の食生活。酒は好きだが、今は止めているという。酒代がないから。土建社員の技術員にしてこうである。

イギリスの産業革命期、大英帝国の路地裏では泥酔者、汚物、悪臭、煤煙、むずかる子にモルヒネ注入などなど。アイルランドから来た工場労働者の悲惨な生活。
日本のそれでも、ああ野麦峠の製糸工女たち。そのクラスは、どれも寿命は30歳に届かなかったのではなかったか。

低学歴から、低収入を飛び越えて、寿命の長短にむすびつれると、長生きするには、学歴をつけようとなってしまうかも(いないか)。もちろんほどほどにつけないと、かえって低収入になってしまうが(笑)。

この点では、土建屋の営業様が指摘したことはあたっているでしょう。「ルンプロ」。しかも、警備員の日当男女格差がないという点はそうだったなとあらためて気づかされた。あるのは年齢格差で、経験を積むほど安くなる。たとえば、私は男性58歳、経験3年半、有資格者で日当7500円。しかし55歳未満ですと、未経験でも8000円。

ところで一般作業員なみの手当てにならないと「ルンプロ」から抜け出せないという指摘はどうか。昨年、監督が、作業員は一日一人工1万円とすると、ベテランを12000円、未熟練者を8000円にするよな、とつぶやいたことがある。とすると、未熟練作業員さんは、「ルンプロ」なみに安い日当、ボーナスなし、退職金なしとガードマンなみなのではないだろうか。しかも重労働。

また、彼らの採用条件もガードマンと似ている。制限無しだといった。女性、年齢、前科(ガードマンは5年以内の前科もちはダメだ)など関係なし。ただ、普通免許をもっていて4tダンプを運転できることだそうだ。これができないと現場ではやることがなくなってしまう。つまりスコップ一つにも熟練が要るから。

心臓、肺疾患、癌、糖尿病にくわえ、アルコール薬物依存症、精神疾患も経験から推測されると、機会がありましたらハーバード大の先生にお伝えください。

土建屋の営業様、しばらく他のブログをみる余裕がなかったもので、コメントへの感想が書けなくて、遅くなり申し訳なかったです。


補足数点

体験者さま

■調査内容がよくわかっていないので、あてずっぽうですが、つぎのように推測しています。

■①平均余命は、きっと出身階層が決定的な規定要因だろう。出身階層→学歴/人脈→情報収集環境→経済階層→生活環境→発病リスク→平均余命という連鎖があるとおもわれる。
■②もし、この規定要因の仮説が妥当だとすると、学歴と平均余命の相関のたかさをうんぬんする調査設計自体、トンチンカンなものだといえる。
■③トンチンカンでないという研究の妥当性を主張するためには、出身階層・収入・人脈等がほぼ同等でありながら、学歴だけ高卒以下と大卒以上の2集団にわかれるような調査対象をえらびだして、平均余命とか発病リスクを比較すべき。

某大学公衆衛生学専攻の医学生が、学歴と平均寿命の間に高い相関関係があることをもって、「学歴の高さが平均寿命の高さの原因である」という見通しのもとに論文を執筆しかけていたことがありました。さすがに指導教官が止めましたが(相関関係イコール因果関係とは限らないので…いや当たり前のことですが)、執筆しようとする前に気づけよ、って感じですね。もちろん、瞬時に「これは擬似相関に違いない」と気づけと言っているのではなく、「擬似相関の可能性を否定できる根拠がみつかるまでは執筆には乗り出すまい」という程度の気づきを要求しているだけですが…
いや、他の分野を生業にしている人間ならともかく疫学調査を今後するであろう公衆衛生専攻の医学生としては、もう少し自制ができなかったのかと。
しょぼいネタですみません。

蛇足ですが

匿名希望さま

■結局どういった研究デザインだったのか、こまかいところがわからないので、憶測でしかないんですが、記事よむかぎりは、「出身階層→学歴/人脈→情報収集環境→経済階層→生活環境→発病リスク→平均余命」といった連鎖というか、規定要因をかんがえあわせて仮説を検証したようには、おもえません。■1ページの記事からは、公衆医学ではなくて社会科学の先生が紹介されていますので、ちょっと信じがたい。■もちろん、社会科学でも、「はやね・はやおき・あさごはん」と学業成績を直結させる御仁たちが、死滅していない某国もありますんで、米国だけを野蛮視するのは、まずいでしょうが(笑)。
■しかし、モレのない基礎学力をみにつけて、はげしい選抜をくぐりぬけたはずの医学部生を指導しているはずの(といっても、医学研究科で公衆衛生専攻だと、医学部以外からの進学?)先生方も、ご苦労がたえませんね。■まあ、医学博士の先生方の少数は、あきらかなトンデモ研究を世間にタレながしているので、医学部生が擬似相関の危険性にきづかないなんてのは、ごくあたりまえかも。■たしかに、トホホな現状ですね。
■これによって、予算やら選抜試験やらをいくらこらしても(だって、ハーバードだって おそらくそうなんだから)、ダメダメ研究はなくならないって、立証されてしまったようなものだとおもいます。

医学関係のリスク論における痛いニュース

http://www.dm-net.co.jp/ed/

東京大学医学部を卒業している研究者が「トンデモ研究を世間にタレながしている」という、痛いニュースを見つけたので、私自身も痛いニュース専用のハンドル名にしてみました。

(ハンドル名のネタ元は以下のホームページ参照)

http://logo.s3.xrea.com/_nanasi.xhtm

ありがとうございます

「オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!」さま

■「医学博士」のインフレぶりがバレないうちにと、あやしげな健康法やらが商売になっているのは、周知の事実ですが、商売たりえている以上、その「周知」の範囲には、おおきなムラがあります。「ふりこめ詐欺」自体が、そういった知的自衛力のセキュリティ・ホールを、暴対法以降の「会社員」たちのみなさんがピンポイントで攻撃しているわけだし。
■とはいえ、東大・金沢大出身者のお医者さんが、糖尿病とはいえ、ED問題でおでましになるのは、たしかに「痛い」(笑)。■『あたらしい自画像』という社会学の入門書が「「問題化」しなかった非対称性としての薬剤認可」という文章で、こういった先生方の問題をとりあげています(http://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/154.htm)。低容量ピルの認可には、やたらに認可に時間をかかったのに、バイアグラをはじめとして、インポテンツ対策は異様に認可がはやくいと(笑)。危険性は前者はものすごくちいさく、後者はいのちにかかわるのに…。■この非対称は、女性の性的主体性をやっかいだととらえ、一方、「たたないとオトコのコケンが…」と深刻ななやみになってしまうオジサマがたのさがだと、痛烈に批判しています(笑)。

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