■先月かいた記事「
「人間とは、肉をたべるベジタリアンのことだ」というのは正論だとはおもうが…」の関連記事。■『朝日』の記事から転載。
シー・シェパード、また調査船を攻撃 日本側3人負傷
2008年03月03日13時47分
水産庁に入った連絡によると、日本時間3日午前7時10分ごろ、南極海で調査捕鯨をしていた日本鯨類研究所の調査母船、日新丸(8044トン)に対し、米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」の船が側面から近づき、異臭を放つ液体入りの瓶や白い粉の入った袋を投げ込んだ。乗組員1人と同行している海上保安庁の保安官2人の計3人が目に液体が入るなどの軽傷を負った。
水産庁によると、日新丸は2日朝から、シー・シェパードの船による追尾を受け、丸1日が過ぎた3日朝から妨害工作が始まったという。妨害は約1時間にわたって続き、現在もシー・シェパードの船は日新丸と並走している。シー・シェパードは今年1月にも活動家の2人が捕獲調査船の第2勇新丸に制止を振り切って侵入して身柄を一時、拘束される事件を起こしている。身柄を豪州政府側に引き渡した直後にも瓶を投げつけるなどの妨害をしており、昨年11月に日本を出発した今回の調査捕鯨船団に対する、シー・シェパードによる妨害工作は今回で3度目となる。
6日からはロンドンで国際捕鯨委員会(IWC)の中間会合が行われる。捕鯨賛成派と反対派の対立で、冷静な議論ができない状況となっているIWCを正常化させるのが目的。会合にはシー・シェパードの船籍があるオランダと、母港となっている豪州の代表も出席する見込み。水産庁の成子隆英遠洋課長は「会合で、船舶の安全を守る観点から、抗議や、なんらかの提案を申し入れることはありうる」としている。
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町村官房長官は3日午前の記者会見で、米国の反捕鯨団体シー・シェパードの日本船への妨害行為について「誠に許し難い行為だ。日本政府として強く非難する」と述べた。さらに「最後の寄港国である豪州に遺憾の意を表すとともに、旗国のオランダ等に対して有効な措置を講じるように申し入れを行う」と語り、今後、関係国に妨害行為についての対応を促す考えを示した。
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■まあ、環境保護団体というより、過激派をよそおった活動家(「保護運動」専従メンバー)たちって感じのようなので、阻止行動の手法も理念も感心したもんじゃない。
■しかし、この件のニュースを、きょうの ひるのNHKラジオは、3分以上もながしていた。そんな重大ニュースか? 「固有の領土北方領土」問題での外務省の主張などとおなじく、
伝統文化としての捕鯨なんて幻影をもちだして、商業捕鯨を復活させようなんてのは、実に時代錯誤。欧米諸国の商業捕鯨がどんなに搾取的であろうと、
近代日本の商業捕鯨から基本的に脱皮できていないはずの、おおて水産会社の捕鯨が正当化できるはずがなかろう。■「クジラはかしこいから、くうのは野蛮だ」と、いまさら環境保護をいいたてる欧米の無反省ぶりもひどいが、帝国主義を批判しながら拙劣な帝国主義のコピーをやらかした日本帝国とそっくりの捕鯨文化復活キャンペーンは、みぐるしい。
■少年時代に給食くわされた「
クジラの竜田揚げ」をなつかしがる趣味を全否定はしないが、それをたのしみに 捕鯨を復活させるってのは、議論がさかだちしている。当時は、養豚など大型肉用獣肉が供給困難だったからもちだされた代用食的な色彩があったわけであって、コメを充分流通させられないからサツマイモを配給するするしかなかった総力戦体制期の日本帝国と通底する戦後日本の復興期(まあ、朝鮮戦争からだいぶたった高度成長期が、ハラナの少年時代ではあったが)の過渡的食材だったのにね。■その事実をおおいかくしたまま、「昭和30年代の郷愁」みたいな感情にうったえる国策ナショナリズムは、まずかろう。クジラ肉がまずいかどうかは別にして、こういったさわぎかたは、中国産食材へのバッシングとならんで、日本列島住民の民度を象徴しているとおもう。
■こんな面でも「美しい国へ」むかわないとな。
●ウィキペディア「
捕鯨」
●ウィキペディア「
捕鯨文化」
●ウィキペディア「
捕鯨問題」
●ウィキペディア「
鯨肉」
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