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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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《キーパーソン》点字とITの融合でテストのユニバーサルデザイン--大学入試センターの南谷和範さん(毎日)

■記事自体は2か月もまえのものだが、ひさびさに、元気がでるはなし。■「視覚障害者歩行支援システムの現状と未来セミナー」や「【転載】一般公開セミナー「視覚障害者GPS歩行支援システムの開発」」、「点字情報を振動で 携帯電話を使って伝達(朝日)」などと同様、情報技術の進展がもたらしそうな、バリアフリーの方向性。


◇《キーパーソン》点字とITの融合でテストのユニバーサルデザイン--大学入試センター南谷和範さん

 自身も全盲者として、障害のある受験者も健常者と同じように正当な学力を発揮できるテストのユニバーサルデザインに取り組む33歳。

 学習院大学大学院で政治学を修めたあと、国立特別支援教育総合研究所研究支援員、国立障害者リハビリテーションセンター研究所 流動研究員を経て、昨年10月から独立行政法人大学入試センター特任准教授として勤務する。点字とITの融合でテストのユニバーサルデザイン

 近くに東京大学駒場キャンパスのある東京都目黒区の同センター2階の南谷さん=写真=の研究室には、届いたばかりのドイツ製の巨大な点字ディスプレー(表示装置)や点字プリンターが積み上げられていた。現在、上司の藤芳衛教授といっしょに、二次元バーコードを利用した視覚障害者や学習障害者向けの音声表示による入試問題の出題方法を研究中だ。

 南谷さんたちは、この二次元バーコード技術の活用に期待している。従来のカセットテープは、設問の頭出しなどのランダムアクセスができないが、二次元コードは、QRコードと違って専用ペンでタッチする場所を限定しないので視覚障害者には使いやすいからだ。

 南谷さんは、点字出題の研究を通して「技術と展示の間の結び目を作りたい」と話す。「点字を使うことで、視覚障害者は可能性を大きく広げられると信じます」

 そう力説する南谷さんが、今一番はまっているのは、エクストラの点字PDAブレイルセンスプラス」だ。


「電車の中では音声をオフにして、立ったままでも点字表示でネットやメールを閲覧しています」

 話題のツイッターにも、モバイルツイッターや、自宅にサーバーを設置して、IRC(インターネットリレーチャット)を使ってアクセスしているという。

 「IRCはリアルタイムなコミュニケーションができるところがいいです。秋葉原に行っても電器店の場所が分かりません。ヘルプを投げかけてすぐに返事をもらったり、あとでログ(通信記録)を確認できます」

 日本の情報アクセシビリティー(バリアフリー)では、「最新支援技術と点字の潜在力がうまく結びついていない」と訴える。

「点字ディスプレーの活用も、ヨーロッパに比べると日本は極めて遅れています。これは決して日本の視覚障害者が点字を使いたがらないからということではありません。ニーズ以前に、ソフトが点字ディスプレーの表現力や可能性を十分に引き出せていないと感じます」

 将来的にはITと点字の融合を夢見ている。

「いつかは点字ディスプレーのことならあいつに聞け、と言ってもらえるような存在になりたいと考えています」【岩下恭士】

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プロフィール:南谷和範(みなたに かずのり)

独立行政法人大学入試センター入学者選抜研究機構特任准教授。学習院大学非常勤講師。学習院大学政治学研究科博士後期課程修了、博士(政治学)。専門は政治学史、福祉工学。

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◆動画1:二次元コードリーダー付きICプレーヤーを使った出題例

◆動画2:南谷さんの「ブレイルセンスプラス」利用法

《キーパーソン》プロのもみ方を音の変化で学べるマッサージスコアを開発--大磯治療院の…
『毎日』2010年6月3日
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