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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
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経済的左右度:-5.19
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スイス列車事故:カーブ手前で加速 事故調「人為的ミス」(毎日)ほか

スイス列車事故:カーブ手前で加速 事故調「人為的ミス」

 【ジュネーブ伊藤智永】スイス・アルプスの観光列車「氷河特急」の脱線事故で、スイス政府の運輸当局は30日、バレー州ブリークで会見し、事故原因は運転士のスピードの出し過ぎで、人為的ミスだったとする暫定調査結果を発表した。これで、事故調査委員会の原因調査はほぼ終了した。
スイス列車事故
脱線時の状況


 地元メディアなどによると、事故現場付近は速度を時速35キロから55キロに上げる境界線上だった。通常、カーブを通過した後で時速を55キロにすることになっているが、運転士がカーブ地点より80メートル手前から加速を始めたという。列車の長さは126メートルだった。速度計の解析の結果、5両目の途中が境界を通過中に時速56キロに達していた。最初に6両目が脱線し、5、4両目も引きずられたとみられる。

 時速が56キロになった時点で自動制御装置が働いた。運転士がブレーキを踏んだ形跡もなかったという。列車の運行は予定よりも遅れていたという。

 運転士は事故直後、線路が曲がっていたと話していたが、線路に問題はなかった。また、天気、風速、車両についても事故原因となるようなものはなかった。

 運輸当局は過失責任についても数週間で結論を出す見通しで、地元当局は運転士の刑事訴追も検討している。運転士には8年の経験があり、事故の経験はなかったという。

 この事故では、兵庫県尼崎市の国本安子さん(64)が死亡。29日現在も重体2人を含む日本人10人がスイス国内で入院している。

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毎日新聞 2010年7月31日 1時01分(最終更新 7月31日 1時30分)

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■JR西福知山線脱線事故などでのべてきたとおり、運転士に全責任をおしつけても、問題の本質からそれていくだけだろう。経営陣や現場監督者たちの責任をゴマ化す、転嫁行為のおそれがあることを、警察やメディアは留意しなければならない。
■運行予定よりもおくれ気味だったことが、運転士をあせらせていたこと、減速すべきカーブで むしろ加速していたことは、おそらく確実だろう。■なぜ、おくれが 運転士にとって 問題だったのか? それこそ、福知山線脱線事故と同様、今回の事態の本質をときあかす カギになるはずだ。■運転士が「事故直後、線路が曲がっていたと話していた」ことが、ウソであれば、その動機はなにか? カンちがいであれば、その原因はなにか? 刑事訴追は必要だろうが、その過程では、単なる物理的・心理的な原因ではなく、背景となっただろう構造の全容が解明されないといけない。


■中小規模ではないブランド企業のばあい、つぎのような事故とは、問題構造がちがうはず。すくなくとも、運転士個人の人格だのに原因をもとめることには、慎重にならないと。

●「過労運転命令で逮捕 …運送会社元配車係(静岡新聞)」(旧ブログ,2007年04月07日)
●「「過労運転事故」の責任は、運送会社の経営者ひとりなのか?」(2009/12/27)
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タグ : 安全真理省

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