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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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築地市場移転先、盛り土も汚染 基準値の25倍の地点も(朝日)ほか=「ムダ」とはなにか77

■たえることのない 築地市場移転問題の記事続報(先週分)数件。
「ムダ」とはなにかシリーズでもある、「築地市場移転用地、都が土壌精査せず購入 汚染報告放置(朝日)=「ムダ」とはなにか64」などの続報。



築地市場移転先、盛り土も汚染 基準値の25倍の地点も

『朝日』2010年7月21日15時27分
築地市場移転先、盛り土も汚染

 築地市場(東京都中央区)が移転を予定している豊洲地区(江東区)の土壌汚染問題で、元の土壌だけでなく、その上に後から運び入れた盛り土からも30地点で汚染が見つかっていたことが分かった。盛り土の大半は汚染されていないとして、都はそのまま使う予定だが、汚染対策の専門家は「盛り土全体を調べる必要がある」と指摘している。

 移転の最大の障害となっている土壌汚染で新たな問題が浮上したことで、移転を不安視する市場関係者らの批判が高まることは必至だ。盛り土全体を調査することになれば、2014年度開場のスケジュールに影響が及ぶとともに、汚染対策費がさらに膨らむ可能性がある。

 問題の盛り土は、都内などの公共工事の残土が、東京ガスのガス工場跡地の古い地盤の上に運びこまれたもので、予定地約40ヘクタールの4分の3を覆っている。盛り土の厚さはおおむね2.5メートルで、朝日新聞の試算では約80万立方メートル。

 都は07年以降、古い地盤の土壌や地下水の調査を約4千地点で実施。汚染が見つかった地点では、汚染の種類ごとに約60~700地点で古い地盤の上方50センチの盛り土も調べた。その結果、盛り土からも30地点で環境基準を超える有害物質が見つかった。最も高いところではシアンが環境基準の25倍、ヒ素が24倍、が13倍に達した。この3地点は古い地盤の汚染より濃度が高かった。盛り土の表層部分では、詳しい調査が行われていない個所がまだ多いという。立川涼愛媛県環境創造センター所長は、「放置すれば生態系に悪影響を及ぼす恐れもある」と話す。

 都が設置した有識者による専門家会議は08年、高濃度汚染が見つかった古い地盤の地盤面以下2メートルまでの土壌をすべて入れ替える汚染対策などをまとめたが、盛り土は会議の場で詳細な分析を行わないままになっていた。都は09年、盛り土を汚染のない「健全土」として新市場の土壌に利用する計画を公表した。

 取材に対し、都中央卸売市場は「(盛り土の)汚染原因は特定できないが、地下水上昇による再汚染の可能性が高いため、30地点ではさらに上も調べて汚染を除去する」と説明。一方で、盛り土の大半は「別の担当部署がチェックして適切な土を受け入れており、全体的には健全だ」としてそのまま使う方針だ。

 これに対し、専門家会議の座長を務めた平田健正・和歌山大理事は「再汚染だけでなく、都が受け入れた土に有害物質が元々含まれていたり古い地盤の汚染土壌が混ざったりした可能性があり、どこに汚染があるか分からず危険な状態だ」と指摘。「新市場に利用するのなら、その直前に盛り土全体を詳しく調べることが望ましい」
と述べた。(香川直樹、渡辺志帆)

     ◇

 〈築地市場移転問題〉 築地市場は老朽化が進み、敷地も手狭になったことから、東京都は2001年に江東区豊洲地区東京ガスガス工場跡地に移転を決めた。ガス工場は1956~88年にかけ操業。76年までは石炭から都市ガスを製造し、その過程で操業時の地盤面より下の土壌が汚染された可能性がある。同社は98年から07年にかけて汚染の調査や対策を実施。都が土地取得を進めたが、07年以降に都が実施した独自調査で汚染が発覚。都は汚染対策に586億円をかけ、14年度中に新市場を開場する方針だ。

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■おなじ「朝日」の関連記事も。
築地市場移転、汚染試験守らせず 都、盛り土受け入れ時

2010年7月23日15時6分
 築地市場(東京都中央区)の移転先とされる豊洲地区(東京都江東区)の盛り土から汚染が見つかった問題で、別の建設工事で発生した土を都が盛り土用に受け入れる際、工事の請負業者が2千立方メートルごとに汚染の有無を調べるという条件を守らせていなかったことがわかった。生鮮市場予定地の土壌汚染に対する都のずさんな姿勢が明らかになった。

 東京都都市整備局は2002~08年度、新市場予定地(約40ヘクタール)を含む豊洲地区(約90ヘクタール)の区画整理事業で、都や神奈川県の道路や河川、鉄道などの工事で出た土を受け入れ、高潮対策の盛り土をした。

 同局は土の受け入れ条件として、土壌汚染の有無を調べる試験の頻度を搬入量2千立方メートル以下で1回、2千立方メートルを超えるごとに1回と規定。工事の請負業者が土砂サンプルを専門機関に調べてもらい、汚染がないことを示す証明書を受け取って都に提出するというルールだった。

 ところが、同局は土量にかかわらず1工事あたり最低1回の頻度とする運用を続けた。この結果、請負業者が都に提出した計画書で搬入量が明記されていた132件のうち、50件余で試験頻度が基準を下回り、約10万立方メートルに1回の例もあった。

 同局は「都の基準の趣旨が現場の区画整理事務所に徹底されていなかった」と説明する一方で、「盛り土の汚染原因は分からないが、公共工事の発注者が土地利用履歴などから汚染の有無を調べ、きれいな土を選んでおり、汚染土壌の搬入のおそれはない」としている。

 盛り土に対する責任の所在もあいまいだ。東京ガスによると、1988~92年ごろ、同社は都内のガス整圧所跡地から約43万立方メートルを豊洲の工場跡地に運んで仮置きした。土壌汚染の可能性はないと判断し、搬入時に試験をせず、その後も約6万立方メートルで6カ所の試験をしただけだという。同社は「仮置き土の大半は都に引き渡した認識だ」と話すが、同局は「引き継ぐか検討中」などとしている。

 NPO法人日本地質汚染審査機構理事長の楡井(にれい)久・茨城大名誉教授は「都のチェックはずさん極まりなく、命や健康を軽視する姿勢が明らかだ」と指摘した。(香川直樹、渡辺志帆)

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■原発関連記事同様、関係者が「安全」といくらいいはったって、信頼されるはずがない。
■要するに、業者に いいかげんな連中がまぎれこんでも、本気でチェックする気がないんじゃないかとおもう。
■というか、東京電力が、原発関連で、いろいろ不正な工作をしてきたらしいことと同様、東京ガスという組織も、かくれた公害企業(汚染物質の不正な処理をかくしている大企業)なのかもしれない。■契約上はともかく、汚染した土地を自治体にうりつけて事実上利益をえたんだからね。

■盛り土だけじゃなく、都のおてもり実験だって、当然信用ならない。


築地市場移転:豊洲土壌汚染問題 都の汚染除去実験、結果に疑問の声も /東京

 「土壌の汚染物質は除去可能」。江東区豊洲の築地市場移転予定地で都が実施した汚染対策の実験結果。22日、専門家で構成する「技術会議」(座長・原島文雄首都大学長)のお墨付きも得て、都は豊洲移転への説得材料を増やしたが、移転反対派からは実験への疑問の声も上がっており、結果が受け入れられるかは不透明だ。

 岡田至・都中央卸売市場長は会議後の記者会見で「都議会で築地での再整備(建て替え)についても議論いただいている。それも課題。両方を並行的にやっていく形になる」と慎重な姿勢を示した。

 原島座長は「技術会議が提言した汚染物質処理技術の有効性を確認した。こうした技術を活用することで豊洲の汚染物質は除去可能と考えられる」と胸を張った。ただ、3月の都の中間報告の際に実験前の土壌の汚染データを公開しなかった点については「実験結果は全体を評価して意味が出てくるが、結果的に混乱する説明はまずかった」と語った。

 この日の技術会議は、元々同会議が推奨した土壌汚染対策の有効性を実験結果を通して確認するために開かれており、当初から厳しい意見が出ることはないと見られていた。実際に、都側の説明を追認する意見が多かった。

 会議を傍聴していた、実験に批判的な立場の坂巻幸雄・日本環境学会土壌汚染問題ワーキンググループ長は「現在チェックできていない汚染が残る可能性はあり、とても安全宣言が出せる段階とはいえない」と述べた。【真野森作、石川隆宣】

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 ■豊洲移転予定地の土壌汚染を巡る経過■

01年 1月 東京ガスが豊洲の工場跡地で環境基準の1500倍のベンゼンを検出と発表
    7月 都が「築地市場の工場跡地移転を東京ガスと合意」と発表

07年 5月 豊洲の土壌汚染対策を議論する都の「専門家会議」が初会合
    8月 専門家会議の決定に基づき土壌・地下水の追加調査を開始
   10月 追加調査で地下水から基準の1000倍のベンゼンなどを検出と判明

08年 2月 都が100平方メートルごと4122地点の汚染の詳細調査を開始
    5月 詳細調査で一部土壌から基準の4万3000倍のベンゼンなどを検出と判明
    7月 専門家会議が汚染対策をまとめた報告書を都へ提出
    8月 汚染対策技術を選定する専門家の「技術会議」を都が設置

09年 1月 都環境確保条例に基づき1034地点の土壌ボーリング調査を開始
    2月 技術会議が新技術を盛り込んだ汚染対策を都へ報告
    9月 土壌ボーリング調査で基準の1200倍のベンゼンなどを検出と発表

10年 1月 技術会議がまとめた汚染対策の汚染除去6手法の実証実験を開始
    3月 都が「2手法で汚染物質を無害化できた」と実験の中間報告
    7月 実証実験が終了。都が「実験で汚染除去に成功」と技術会議に報告

築地市場:移転予定地の豊洲「土壌と地下水浄化に成功」
築地市場:東京都、「汚染無害化」数値隠し 移転予定地
覚せい剤取締法違反:築地市場で譲渡 鮮魚運搬社員ら逮捕
東京・築地市場移転:豊洲土壌汚染問題 「汚染物質除去は可能」 技術会議が評価
東京・築地市場移転:豊洲土壌汚染問題 都「汚染無害化」数値隠し
毎日新聞 2010年7月23日 地方版

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■でたらめな自治体には、当然、そういった自治体を容認する地元住民の民度にそった首長がえらばれるのは、ことの道理である。再三力説してきたことだが。


議会は豊洲移転に賛同を=土壌汚染除去の実験結果受け-石原都知事

 東京都の石原慎太郎知事は23日の記者会見で、築地市場(中央区)移転予定地の豊洲地区(江東区)で見つかった土壌汚染の除去実験の結果について「大変心強い。今の市場は古く、いろんな問題がある。議会も慎重に斟酌(しんしゃく)して移転に賛同してほしい」と述べ、移転の必要性を強調した。都は22日に、土壌の有害物質を無害化できたとする実験結果を発表している。
 都議会最大会派の民主党は、豊洲地区の土壌汚染を理由に築地市場の移転に反対している。このため都議会は、現在地での再整備も含め、移転の是非を検討している。(「時事」2010/07/23-17:17)
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■無害化できる技術とかいわれて、これまでのウソのかずかずを全否定して、信じるのは、知性の欠落というほかない。■しかし、自民・民主・公明が大半をしめる都議会に知性的判断をもとめる方が、まちがっているだろう。首長と議員のえらばれかたは、たしかに選挙区制のちがいで、結果がネジれることもすくなくないが、都議会にかぎって、それがおきるとは、到底おもえない。都知事に反対する民主党勢力などがうまれようと、それは汚染リスクに真剣にとりくんだ結論じゃなくて、党利党略の計算だけだろうから。「都内の全市場  冷蔵庫止まる? 築地移転予算(東京新聞)ほか」という文章でとりあげたとおり、民主党の反対論など、合理的根拠なんて、関係ない。すくなくとも、この件に関して、かれらは全然本気でリスクを心配していない。
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テーマ : 無用な大型公共工事を中止する勇気 - ジャンル : 政治・経済

タグ : ハイパー独裁 1984年 真理省 安全

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