プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

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海兵隊の暴力体質は、綱紀粛正なんぞでは達成できない1

学力問題は、このブログに移行してからもいくつも記事をかいたが(旧ブログでは たくさん)、一部訂正をする。■「学力低下妄想?(OECD生徒の学習到達度調査)」では、「アメリカ・ドイツ・フランス・イギリスなどサミットの主軸である大国が日本よりすべて下位にあるようにみえる点」を強調して、国際的な学力比較でヒステリックになっているのは、小国と日本だけみたいなかきかたをしたが、どうもそうではないらしい。
■堤 未果『ルポ貧困大国アメリカ』によれば、2002年はるブッシュ政権がうちだした「落ちこぼれゼロ法」(No Child Left Behind Act)は、「アメリカでは高校中退者が年々増えており、学力テストの成績も国際的に遅れをとっている。学力の低下は国力の低下である。よってこれからは国が教育を管理する」という方針のもと、「全国一世学力テストを義務化する。ただし、学力テストの結果については教師および学校側が責任を負うものとする。良い成績を出した学校にはボーナスが出るが、悪い成績を出した学校はしかるべき処置を受ける。たとえば教師は降格か免職、学校の助成金は削減または全額カットで廃校になる。…競争システムがサービスの質を上げ、学力の向上が国力につながるという論理」にそったものだそうだ〔pp.100-1〕。
■表題と全然かみあわない気がするが、実はそうでもない。これが、米軍のリクルートと、密接な呼応関係にあるからだ。  教育に競争が導入されたことにより教師たちは追いつめられ、結果が出せなかった者は次々に職を追われた。だが、この法律の本当の目的は別なところにあったと言われている。
 「個人情報です」
 そうきっぱりと言い切るのはメリーランド州にあるマクドナウ高校の教師、マリー・スタンフォードだ。
 「落ちこぼれゼロ法は表向きは教育改革ですが、内容を読むとさりげなくこんな一項があるんです。全米のすべての高校は生徒の個人情報を軍のリクルーターに提出すること、もし拒否したら助成金をカットする、とね」
〔p.101〕

■あつめられる個人情報とは、なんと「名前、住所、親の年収および職業、市民権の有無…携帯番号」。「個人情報漏洩に敏感なアメリカの学校が今までずっと守ってきたその姿勢を崩したもの」とは、学校間格差なのだという。富裕層がかよう学校は「武器持ち込み禁止原則」(No Weapon Policy)によって、軍人の構内へのたちいりを禁止するなどをふくめて、軍への個人情報提供を拒絶する。しかし「貧しい地域の高校、州からの助成金だけで運営しているところは選択肢がないため、やむなく生徒の個人情報を提出することになる」のだとか〔pp.101-2〕。
■堤氏の前著『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』にくわしい分析があるそうだが、「米軍はこの膨大な高校生のリストをさらにふるいにかけて、なるべく貧しい将来の見通しが暗い生徒たちのリストを作り直す。そして七週間の営業研修を受けた軍のリクルーターたちがリストにある生徒たちの携帯に電話をかけて直接勧誘するしくみだ」そうだ〔『ルポ貧困大国アメリカ』p.102〕。■社会学の最低の応用の典型だね。市役所職員がみずからハマっていたヤミ金融にそそのかされて「市内のすべての生活保護受給者286人(245世帯)の名簿をヤミ金融業者に渡した」てな、日本の事件をみるにつけも、個人情報の集中は実に危険なわけだが、財政基盤がよわい公立校を兵糧攻めにして、貧困家庭の生徒をリクルートするコストを削減するって、この ずるがしこさには、あたまがさがる。■おそらく、「悪魔」に「たましい」うりわたした「愛国的社会学者」が いれ知恵したんだろう。「展望のない生徒をすくうこともできるし、国内での犯罪抑止にも貢献するし、すべてのひとびとの効用をたかめる最善手です」みたいな進言をね…。


【追記 2008/02/16】
■このリクルート(「原義」でのだが)につけられる勧誘条件(要するに「エサ」だが)が、すごい。

(一)大学の学費を国防総省が負担する、(二)好きな職種を選ぶことができ、入隊中に職業訓練も同時に受けられる、(三)信念と違うと感じた時は除隊願いを申請できる「良心的兵役拒否権」の行使が可能、(四)戦地に行きたくない場合は予備兵登録が可能、(五)入隊すれば兵士用の医療保険に入れる。〔前掲書p.102〕

■なんともまあ、「ひとごろし」への荷担などの拒否感をかわす、巧妙な「条件」が(二)~(四)とならんでいて、すばらしい(笑)。■というか、こういった えげつないリクルートの本質に対する批判(要は、リクルートの対象になりそうにない「識者」たちからのツッコミ)がでそうな点を徹底的に封ずるために、周到に用意された いいわけ、って感じもしてくる。
■だが、わかものたちがひきよせられる「エサ」は、そんなところ(「良心」「主体性」「自由」…)にはない。 ■端的に、経済的な理由である、(一)と(五)なのだそうだ。
【つづく】
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テーマ : 軍事・平和 - ジャンル : 政治・経済

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コメント

タカマサくんはきっとAMラジオなんか聞かないタイプなんだろうけど、TBSラジオpm2:00からの「コラムの花道」は、TVでは絶対放送されないリベラルオヤジ大満足番組だよ。■特に火曜(町山智浩)水曜(勝谷誠彦)と松本ともこ+小西克哉の「ウヨ、政治屋、官僚」を理を得た論理論証での罵倒は爽快だ!営業車の中で手を打ち爆笑し、信号待ちで並んだ隣車線のドライバーに怪訝な目で見られる位だ。■昨日(13日)、小西と勝谷が「海兵隊ってのは攻め込む軍隊で、本国に置けないような一番やばい奴ら。日本で言えば無学でルンプロ、『族』みたいなアブナイ連中。それを基地外(キチガイ)に住まわせるとは何事だ!」「よくお台場あたりからつてく(女子中学生)方も悪いな~んて言うヤツがいるが、それじゃお前住んでみろと言いたい!」「アメリカから国辱的な扱いを受けていても他人事の福田は小泉以下、当事者能力ナシ!」と20分近く吼えまくっていた。ずっと前だけど、町山も軍の個人情報利用実態を暴露いしてた。■案外、ストリーム聴耳者みたいな草の根リベラルは少数派じゃないかも、、。■お薦めします、たまには聞いてごらん。

ラジオ、町山智浩氏、勝谷誠彦氏

土建屋の営業さま

■毎度どうも。
■ラジオ放送は、テレビ受像機をもっていないだけに、実はきくんですよ(笑)。ただし、朝夕のNHKラジオ程度ですね。■クルマにのって移動がほとんどないので、民放の中波を午後の時間帯にきくことは、まずありません。■ドラマやニュース番組をテレビでみないために、おそろしく世間感覚からズレていますが、ワイドショー同様、AM中波帯の人気番組も全然縁がないと。

■ただし、町山智浩氏、勝谷誠彦氏らについては、以前から少々関心をもってきました。
http://www.google.com/search?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=%92%AC%8ER%92q%8D_+site%3Ahttp%3A%2F%2Ftactac.blog.drecom.jp%2Farchive%2F&btnG=%8C%9F%8D%F5&lr=

http://www.google.com/search?hl=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&as_sitesearch=http%3A%2F%2Ftactac.blog.drecom.jp%2Farchive%2F&q=%8F%9F%92J%90%BD%95F&btnG=%8C%9F%8D%F5

■ただし、旧ブログからの当方の論調・たち位置でおわかりになるとおり、町山氏には基本的に同意傾向、勝谷氏は、各論でいいことをのべているときだけ同意という感じですが。■勝谷氏が保守層や官僚をどんなにバンバンきりまくろうと、右派的な信条ないしは、演出で人気をえていることは明白なので、かれの言動の方向性に基本同意することはありえません(笑)。

■それはともかく、携帯ラジオをかってイヤホーンできこうかなとおもうときはあります。


■また、「かきかけ」状態のまま、コメント欄で応酬するはめになってしまいました(笑)。

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