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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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ALSの原因遺伝子を発見=共通メカニズム解明の可能性-広島大など(時事)ほか

■前便の関連記事。


ALSの原因遺伝子を発見=共通メカニズム解明の可能性-広島大など

4月29日2時9分配信 時事通信
 筋力が衰える難病、筋萎縮性側索硬化症ALS)の新たな原因遺伝子を、広島大と関西医科大、徳島大などの共同研究グループが突き止め、28日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。非遺伝性を含めたALSすべてに共通する発症メカニズムに関与している可能性があり、その解明と治療法開発を目指すとしている。
 ALSの約1割は遺伝性と言われ、いくつかの原因遺伝子が見つかっているが、まだ原因はほとんど分かっていない。
 研究グループは、遺伝性のうち両親とも染色体に異常がある(劣性遺伝)と考えられる症例に着目し、6症例の遺伝子の個人差(SNP)を詳細に解析。うち3例で、細胞内のシグナル伝達にかかわる物質「NFカッパーB」を抑制するたんぱく質「OPTN」の遺伝子に変異があった。
 NFカッパーBは、がんや炎症への関与が知られている。劣性遺伝以外の非遺伝性など、ほかの症例でもこの遺伝子の変異が見つかった。
 一方、発症部位である脊髄(せきずい)の細胞を調べると、非遺伝性や、OPTNとは別の原因遺伝子による症例でも、OPTNたんぱくの固まりがみられた。
 これらの結果から、OPTNが原因遺伝子の一つにとどまらず、すべてのALSの発症に関与していることが示されたとしている。 

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■意思疎通不能になる最重度の状況でも、いきたい/いきさせたいという当事者がいるかぎり、人工呼吸器や介助行為が維持できる体制づくりが必要だろう。尊厳死・安楽死を前提とするのは、「ピンピンコロリ」指向で、資本にとってつごうのいい心身ばかりにしようといった発想を感じてしまう。
■しかし、一方で、こういった身体の状況が なにも問題なく、しあわせだという当事者もいないはずで、その意味では、症状がやわらげられるとか、なにか治療法や対策ができること自体はわるくない。

■問題は、介護が単なる体力的負担、経済的負担としてだけ、家族にのしかかり、「尊厳死」論などを、感情的に合理化してしまう風潮があることだ。
■以下のような人情ばなしは、当事者にとっては、まさに死活問題で、「美談」にみえるが、体力的・経済的に介護が可能だったら、こういった事態・論調にはならなかったはずだ。


意識不明の長男刺殺 母『嫁を苦しめては…』 
2010年4月22日 07時08分
 自殺を図って意識不明となり、生命維持装置につながれた長男=当時(40)=を刺殺したとして、殺人罪に問われた千葉県我孫子市、無職和田京子被告(67)の裁判員裁判が21日、東京地裁(山口裕之裁判長)で開かれ、検察側は「短絡的な犯行」として懲役5年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求め結審した。判決は22日に言い渡される。3日間にわたった公判では、母親が最愛のわが子の命を絶つに至った経緯が語られた。 (望月衣塑子)
 「長男の妻に呼吸器を外させるわけにはいかない。母ですから責任がある。六十六年間、幸せな人生を過ごさせてもらいましたから、(自分は)死んだものと思い、覚悟を決めました」
 和田被告は二十日の被告人質問で、あふれる涙をぬぐいながら、長男に包丁を突き立てた思いを語った。
 和田被告は一九六九年に結婚し、三人の子を育てた。二十年にわたり高齢者や身体障害者の福祉施設でボランティアを務め、二〇〇七年には民生委員になった。
 生活が一転したのは昨年七月十五日。長男が会社の屋上で自殺を図った。十日前に誕生日を迎え、陽気な笑顔を見せていた長男は、病院で生命維持装置につながれ、体に何本もの管が通されていた。医師から「意識回復の見込みはほとんどない」と告げられた。
 遺書には、数日前にトラブルに巻き込まれたことが書かれ「変な金を借り、念書も書かされた」と自殺の動機がつづられていた。
 重い金銭負担がのしかかった。自殺未遂の場合、精神疾患などがないと治療に保険が適用されない。殺害前日までの医療費は三百五十万円。その先も一日十万~三十五万円かかることになった。
 中学生の二人の子を抱える長男の妻は「積極的な治療をやめてください。無理ならば妻であるわたしが呼吸装置を外します」と医師に延命医療の中止を求めたが、脳死にまで至っておらず受け入れられなかった。
 和田被告は妻の背中をさすって「私が全力で支えるから」と励ます一方、「これ以上、彼女を苦しめては駄目」と思い至った。七月二十四日、民生委員の辞任届を提出する。
 翌二十五日朝、日記に「しっかりして京子。母だからね、産んだ責任」と書き記し、包丁を持って病院へ向かった。二十年前に長男と旅行した時に撮影した思い出の写真も胸に納めていた。
 和田被告は法廷で検察官から「今、どんな気持ちですか」と問われ、「人の道に外れた行いをしてしまった。長男がいない喪失感や、この手が殺したんだということが波のように迫ってくる。生涯わび続けます」と答えた。
 長男の妻は、十六キロも体重を落とした和田被告を見て涙を流し、「母がやらなければ私がやっていた」と証言。「母親は自分の子どもが大好きなのに殺すなんて、これ以上の苦しみはない。母を父の元に戻してあげてください。夫もそれを望んでいます」と訴えた。
(東京新聞)




長男刺殺の67歳母、刑猶予 東京地裁の裁判員裁判

 自殺を図り意識不明となった40歳の長男を病院内で刺殺したとして、殺人の罪に問われた無職和田京子被告(67)の裁判員裁判で、東京地裁は22日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 山口裕之裁判長が「思い悩んだ末とはいえ、人を殺して状況を打開することは許されない」と諭すと、和田被告は「ありがとうございます」と涙を流し、逮捕後15キロやせたという体を震わせた。

 判決によると、長男は昨年7月15日、勤務先の会社の屋上で首つり自殺を図って意識不明に。医師からは「回復する可能性は限りなく少ない」と告げられた。

 家族に追い打ちをかけたのが高額の治療費。今回の自殺未遂は健康保険の適用外で、人工呼吸器だけで1日10万円以上と病院に言われた。

 長男には2人の子どもがいた。将来を案じた長男の妻が「私が呼吸器を外す」と医師に訴えたのを知った被告は、犯行を決意した。

 「嫁や孫を苦しませてはいけない。生みの親が責任を取る」

 25日夕、東京都文京区の大学病院に向かった。集中治療室で全身に生命維持装置をつけ、けいれんを続ける長男の左胸を4回包丁で刺した―。

2010/04/22 20:42 【共同通信】

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■「自殺未遂は健康保険の適用外で、人工呼吸器だけで1日10万円以上」なんてのは、社会全体で、しね、と圧力をくわえているようなもんだろう。
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