■「
マラソン・リスク」など、日記の過去記事との関連。
授業のランニング中に倒れた女子生徒が死亡、大阪市立咲くやこの花高校『産経』2010.3.17 22:07
大阪市立咲くやこの花高校(大阪市此花区)は17日、総合学科2年生の女子生徒(17)が5日の保健体育の補習授業でランニング中に倒れ、17日に死亡したと発表した。死因は重症の不整脈という。
同校によると、女子生徒は5日午前9時半前、学校敷地内の1周約500メートルのコースを走り始めた。約5分後、弁当配達業者が玄関付近で倒れている女子生徒を発見。養護教諭が心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)を使用したが意識は戻らず、救急車で病院に搬送された。
補習授業は、3キロの持久走を設定タイム内で走れなかった生徒が対象で、保健体育科の30代の女性教諭が監督していた。女子生徒は1周目を走った後、教諭の問いかけに返事をしたが、2周目の途中で倒れたという。倒れていた場所は教諭から死角になっていた。
女子生徒は、3日に他の生徒5人と補習授業を受ける予定だったが、体調不良を訴え、5日に1人で走っていた。同校によると、持病はなく、2月の耐寒マラソンでは7キロを完走した。
前川聖樹校長は「重大な事故が発生し、誠に申し訳ない。今後は教諭の目の届く範囲を走らせるようにし、再発防止に努めたい」と謝罪した。---------------------------------------------
■まず、「死因は重症の
不整脈」ってかいてあるが、「不整脈、
心筋梗塞、
心筋症、
弁膜症などの
心疾患による
突然死を
心臓突然死と呼ぶ。心臓突然死の原因としては、
虚血性心疾患や
心室細動が多いとされている。」(
ウィキペディア「不整脈」)といった記述だって、「死因」の記述・分析として妥当か微妙だ。相撲の「寄り切り」「押し出し」のたぐいにも あたいしない、「診断」といえそうだ。
■それはともかく、きっと この記事の読者の大半は、指導者の死角ができるようなコースを ひとりではしらせた監督責任といった、問題視をするだけだろう。■しかし、本質は、そこにないような気がする。
■医師など応急処置ができる専門家が常駐していない教育機関で、「持久走」といった、いかにも「根性」を前提とした、ハイリスクなカリキュラムが放置されていること。■「設定タイム内で走れなかった生徒が対象」といった、生徒の個人差や 直前の体調などを配慮しない指導方針が、保健体育科教員に疑問視されず、それを教務主任や校長といった管理職が放置していたこと。
■関係者は、「持病はなく、2月の耐寒マラソンでは7キロを完走した」といった個人情報から、前々日に「体調不良を訴え」て「補習授業」を回避したという直前情報を軽視というより無視したわけだ。
■クラブ活動はもちろん、体育実技等、公教育は、ハイリスク行動をしょっちゅうとっているという自覚があるんだろうか? 学校給食だって、一律にメニューをあてがうという点で、食物アレルギーによるショック死などのリスクをかかえた時空なのに、医師等を常駐させないで、スポーツを一律に課す。ましてや問診などはしないは、「設定タイム」といった、強圧的な「指導」をおこなうなど、リスク意識にかけたいたとしかおもえない。
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スポーツ 突然死●「
調査と研究 マラソン中の突然死」(名東郡医師会 佐藤医院・・・佐藤隆久)
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歩く会 水戸一高の名物行事となっている強歩大会。2008年で苑祭と同じく60回目を数えるが、起源となる行事は戦前から行われていた。毎年10月、全校生徒が学校指定の真っ白なジャージで一昼夜かけて約70kmを歩く。……
コースにより細かい距離数は異なるが、1日目の昼食後にスタートし、前半45kmは1年生からクラス順に長い列になって歩く集団歩行。各クラスはクラスのスローガンなどを書いたのぼり旗を用意し、先頭の人が持って歩く。例年のぼり旗の文句は注目を集め、一番面白いクラスは一種の尊敬を集める。途中短い休憩をはさみながら、およそ半日強をかけて深夜に休憩場所に到着すると数時間の休憩時間をとる。後半25kmは走るも歩くも各々次第という自由歩行となるため、運動部員を始めとした脚力に自信のある者にとっては2時間強のタイムを目指すマラソン大会となり、それ以外の多くの生徒は4~7時間ほどかけてゴールにたどり着く。なお、自由歩行においてはコース途中にいくつか「関門」(軽い飲食物や休憩スペースがある)が設けられており、各関門に設定されたタイムリミットに間に合わない生徒はマイクロバスに強制収容され、ゴールの学校まで運ばれる。自由歩行の最後尾にはタイムリミットとほぼ同じペースで歩く「追い上げ隊」がおり、追い上げ隊から距離を離されるとマイクロバスに強制収容される。
完歩率(全参加者中リタイアせずにゴールできた生徒の割合)は毎年高く、天候が良好なら95%以上、雨天でも90%以上は完歩するのが通例である。なお、自由歩行での上位入賞者は表彰され、名前の掲示と記念のメダルが贈られる。例年歩く会の前の体育の授業はランニングを中心とした体力作りの授業になるが、1999年(51回)、体育授業中に死者を出し、中止になったことがある。当時の定例生徒集会では無期中止も含め激しい議論となったが、生徒の間で存続の声も多く、翌年から再開された。
「夜のピクニック」
水戸一高OGの作家・恩田陸の著書「夜のピクニック」は、歩く会がモデルとなっている。この本は第2回本屋大賞を受賞し、歩く会が更に有名になるきっかけとなった。小説を原作とした同名映画では、近隣の市町村や水戸一高でも撮影が行われ、水戸一高など近隣の多くの高校生が白ジャージでエキストラ出演した。…--------------------------------------
■「後半25kmは走るも歩くも各々次第という自由歩行となる」行事なのに、「歩く会の前の体育の授業はランニングを中心とした体力作りの授業になる」というのは、奇妙な伝統。なぜ「ランニング」中心なのか? 5~10キロあるく練習なら、だれも死者などでなかったろうに。■アスリートのように ムリをこらえると、健康になれる、精神力がつくといった共同幻想というか、妄想から、ひとびとは、いつ解放されるのか?
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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済
タグ : 安全
普段運動しない生徒にいきなり長距離走れ歩け!って学校は馬鹿だ!週3日の体育だけで運動部じゃない生徒にいきなり10キロ走れなんてできるわけない!それに単位でタイムのノルマをかけるとは何事か!人権侵害である。自衛隊やアスリートじゃないんだから!学校や教師は極刑でもいいと思います。
いきなり普段運動してない人に長距離走らせたり、歩かせたりするのは無駄に体を痛めさせ疲れさせ、勉強の妨げになるだけだ!
何キロも長距離走らせたり、歩かせたりする学校をやるんだったらそんな学校を廃校にすべき。自衛隊や警察やプロのスポーツ選手じゃない限り社会に出てもそんなに走ったり歩いたりする必要ない
高校教師は屑で生徒が嫌がる耐久遠足や持久走や遠泳を楽しみなイベントがありますなどと入学した生徒に言うバカぶりですから
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