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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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敦賀原発1号機:運転開始40年に 国内初 想定期間超す(毎日)

敦賀原発1号機:運転開始40年に 国内初 想定期間超す



 日本原子力発電敦賀原発1号機(福井県敦賀市、出力35.7万キロワット)が14日、国内の商業用原発として初めて運転開始から40年を迎える。原発の「寿命」は当初、30~40年とされてきただけに、想定期間以上の運転を危ぶむ声は少なくない。今後5年で運転40年に達する原発は敦賀1号を含めて計9基。原発は長期運転時代に突入した。【曽根田和久、酒造唯】
敦賀原発1号機
日本原子力発電敦賀原発1号機=福井県敦賀市で、本社ヘリから貝塚太一撮影


 敦賀1号は当初、今年で運転を終える予定だった。しかし、増設される3、4号機(いずれも出力153.8万キロワット)の工事が遅れていることから、3号が稼働する予定の16年までの延長を決めた。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、現在運転する最古の原発は今年で43年目を迎える英・オールドベリー原発。他にも40年以上運転した原発はあるが、国内では未体験の領域だ。

 原発の原子炉容器は、核分裂で発生する中性子に長期間さらされることで材質の強度が下がる「中性子照射脆(ぜい)化」という現象が起こる。また、配管内を流れる高温高圧の水や蒸気によって肉厚が薄くなる「配管減肉」などにもさらされる。国や電力各社はこれらの「老朽化」を「高経年化」と呼ぶ。

 原子力安全・保安院は最長60年の運転を想定し、10年ごとに各原発の高経年化対策を確認して、安全性を評価していく方針。保安院高経年化対策室は「30~40年というのは『少なくともこの期間は大丈夫』という意味。寿命ではない」といい「米国ではすでに60年運転へ向かっている。60年は工学的に無理のない範囲」と説明
する。

 原発の劣化問題などを研究する井野博満・東京大名誉教授(金属材料学)は「原発事業者は都合よくデータを解釈している。国も、原発の寿命延長ありきの審査体制だ。古い原発はすぐにでも停止すべきだ」と強く批判する。

【関連記事】
敦賀原発:1号機の6年間運転延長了承へ 福井県知事ら
福井・敦賀原発:1号機「40年超」に
福井・敦賀原発:1号機の40年超運転、知事が了承
もんじゅ:パー券問題 再開判断影響なし 知事、県議会特委で認識示す /福井
APEC:会合前に敦賀署と原発3事業者が協定 テロ未然防止で /福井
毎日新聞 2010年3月13日 21時08分(最終更新 3月13日 23時05分)



福井・敦賀原発:1号機、きょう運転40年 原発「延命」時代 容器・配管劣化に不安

〔前記事と本文おなじにつき、省略=ハラナ注〕

 

【曽根田和久、酒造唯】

==============

 ◆今年末までに運転35年を超える国内の原発

 ◇40年
日本原電敦賀1号

(福井県敦賀市)=70年3月

関西電力美浜1号

(福井県美浜町)=70年11月

 ◇39年
東京電力福島第一1号

(福島県大熊町)=71年3月

 ◇38年
関西電力美浜2号

(美浜町)=72年7月

 ◇36年
中国電力島根1号

(松江市)=74年3月

東京電力福島第一2号

(大熊町)=74年7月

関西電力高浜1号

(福井県高浜町)=74年11月

 ◇35年
九州電力玄海1号

(佐賀県玄海町)=75年10月

関西電力高浜2号

(高浜町)=75年11月

=年月は営業運転開始時

-------------------------------------------------
■巨大施設にかぎらず、普通、耐用年数を計算して、計画的に解体し、機能を継承する別個の施設を建設するか、断念するかが、あたりまえなのではないか?

■再三くりかえし指摘してきたとおり、当局が満足のいく説明責任をはたしたことなどないし、原発震災やテロ攻撃などへの対処法を、こちらが安心するような水準で公表したことがない。耐震強度などは、かれらの計画・想定が完全に破綻していることさえあきらかになった。■したがって、全然信用などできないのだ。国外の動向なんて関係ない。日本の全然信用ならない原発運営・行政があるかぎり、「30~40年というのは『少なくともこの期間は大丈夫』という意味。寿命ではない」だの、「米国ではすでに60年運転へ向かっている。60年は工学的に無理のない範囲」といった「説明」は、無意味である。なにしろ、前代未聞の想定不能な事態を宿命としてかかえこんだ巨大装置なんだから。

■こんな無責任な連中に、安全保障などといったセリフは、につかわしくないし、民主主義の機能不全を象徴しているというほかない。
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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 1984年 真理省 ハイパー独裁 安全

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コメント

たんぽぽ舎より

たんぽぽ舎です。【TMM:No892】
                      転送歓迎です

1.原発事故が心配~「もんじゅ」運転再開問題
  15年間停止の原発の再開は危険。やめて!
  「もんじゅ」運転再開反対のハガキを出そう!!

特殊原子炉「もんじゅ」運転再開の動きが激しいが、私たちは大反対。「もんじゅ」の真下に地震断層がある。
15年も長期停止の原発を動かした例は、日本にない。無謀・無理だ。
原発事故が心配(15年前ナトリウム漏れ火災事故)。
電気を殆ど生まず、原爆材料の高純度プルトニウムを生む「もんじゅ」の運転再開に反対し、ハガキを出そう。

ハガキの宛先は次の3つ、
◆福井県知事「西川一誠」…福井県福井市大手3-17-1(許可の権限)
◆「もんじゅ」の所長「向 和夫」…福井県敦賀市白木2-1(当事者)
◆文部科学大臣「川端達夫」…東京都千代田区霞が関3-2-2(監督官庁)

 中止要望ハガキの見本、又、ご注文は、たんぽぽ舎へ、
 3枚1組150円+印刷費20円=170円 送料は80円。
    TEL 03-3238-9035

2.「もんじゅ」運転再開なら、現地からの呼びかけに応えて、「もんじゅ」運転再開抗議ツアー(福井県へ)をおこなう予定です

※なお、「もんじゅ」廃止を求める署名用紙、「もんじゅ」運転再開反対の2つの声明(たんぽぽ舎と核開発に反対する会)の文章も合わせてご参照下さい。

──────────────────────────────
たんぽぽ舎のホームページと電子メールアドレス変更のお知らせ
 ホームページアドレスは次のように変更となっております。
 http://www.tanpoposya.net/
 メールアドレスは、次のように変更となっております。
新アドレス:nonukes@tanpoposya.net
今後ともよろしくお願い致します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「もんじゅ」さまに あやかろうとしても、あさはかな人知のままでは…

<もんじゅ>運転再開4月にずれ込む 5度目の延期
毎日新聞 03月22日21時27分

 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開が、4月にずれ込む見通しになった。国の審査は今月にすべて終了したが、再開の是非を判断する地元の手続きにめどが立たないため。日本原子力研究開発機構は年度内の再開を目指していたが、延期は5度目。
 経済産業省原子力安全・保安院によると、再起動の前に立ち入り検査を4日間行うため、年度内に再開するには遅くとも今週末までに地元了解を得る必要がある。しかし、地元側が条件としている県の有識者会議での耐震安全性審査が終わっていないことや、西川一誠知事、川端達夫文部科学相、直嶋正行経済産業相による3者協議の日程調整がつかないため、年度内再開は不可能になった。
 再開への理解を得るため22日に県と敦賀市を訪ねた中川正春副文科相は「年度内にこだわることはない」と述べた。【酒造唯、大久保陽一】




もんじゅ再開「月内こだわらず」=福井県知事に協力要請-文科副大臣
時事通信 03月22日17時54分

 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開について、中川正春文部科学副大臣は22日、西川一誠福井県知事と県庁で会談し、「一日も早く了解を得て再開したい」と協力を要請した。一方、今月中の再開については会談後、記者団に「そんなにこだわらず、一つ一つ納得した形でステップを踏むことが大事」と述べた。
 1995年にナトリウム漏れ事故を起こしたもんじゅの運転再開について、国の審査は終了し、地元自治体の了承を残す段階となっている。
 副大臣は知事に「文科相、経済産業相を含めたもんじゅの関連協議会を近く開催したい」と述べ、改めて3者会談開催の意向を伝えた。 

[時事通信社]

たんぽぽ舎より

たんぽぽ舎です。【TMM:No898】
                      転送歓迎です

●「もんじゅ」再開は3月23日の時点では、3月末はムリで、
 4月にズレこんだと新聞・テレビでは報道されています。
●15年ぶりで「もんじゅ」の動きが新聞・テレビに多く出ています。
 たんぽぽ舎は「もんじゅ運転再開に反対する声明」を出し、「核開
 発に反対する会」も「もんじゅを廃炉に・声明」を出しました。
 たんぽぽ舎に新聞社の取材もあり、多くの動きが出てきています。
 先日、小林圭二さん(元京大原子炉実験所)たち25名の「もんじゅ」の
 運転再開に反対する「緊急声明」をお送りしましたが、その説明
 篇(4頁)を読みたいの声もいくつか寄せられたので、今回、お送
 りします。
 この説明文は、原子力機構のいう「点検や運転再開準備の実態は
 万全」にはほど遠い実状を7つの理由を挙げて述べるなど、よみご
 たえある文章です。「もんじゅ」の第一人者・小林圭二さんらの文です。
 やや長いですが、ぜひご一読下さい。
●3月6日(土)のたんぽぽ舎の第22回総会の方針は、『事故の危険の
 高い原発について優先的に取り組もう』です。

──────────────────────────────

緊 急 声 明(説明篇)
「もんじゅ」の運転再開に反対する

 14年以上にわたり停止していた福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」が、
3月中にも運転再開されようとしている。これほど長期間停止した後に運転再開
された例は、数多い軽水炉でも世界に1例しかなく、高速増殖炉では皆無である。
この停止中にもトラブル等の発生が相次ぎ、予定された運転再開時期は四度も延
期されてきた。このような「もんじゅ」の運転再開は危険であり、再び事故を起
こす恐れが大きい。さらに、「もんじゅ」運転の意味、そして高速増殖炉開発自
体には根本的疑問がある。したがって、私たち学者有志は「もんじゅ」の運転再
開に強く反対する。
 以下、反対理由をより詳細に説明する。

理由

1、点検や運転再開準備の実態は万全にはほど遠い

 「もんじゅ」の事業者である動力炉・核燃料開発事業団(事故当時、現日本原
子力研究開発機構、以下原子力機構)は、1995年に事故を起こした後、事後原因
の調査、安全性総点検、再発防止等の改造工事、組織や安全体制の見直し、所管
官庁や規制当局によるチェックを経て、点検や機器・系統の試験等の準備を終え、
運転再開可能になったとしている。しかし、その実態を知るにつれ万全にほど遠
いことが明らかとなった。

(1)点検不可能な個所が数多く残されままであり、大幅に点検を省略したもの
   がある
① 長年の停止中に発生あるいは進行しているかも知れない配管、特にナトリウ
ムを抜き取ったり工事で切断等開口された冷却系等の配管内面は、開口部近辺を
除き調査が不可能で実施されていない。
② 蒸気発生器(蒸発器及び過熱器)では、伝熱管に穴が開くと、加圧水型軽水
炉の場合とちがい高圧の水もしくは水蒸気がナトリウム中に噴出し、激しいナト
リウム・水反応が起こる。しかし、伝熱管の探傷装置の精度は極めて不十分であ
り、特に亀裂や小さい孔は検知できず、傷が貫通し同反応が起こるまで検知でき
ない。
③ 燃料集合体は、炉心燃料体、ブランケット集合体それぞれを代表し1体ずつ
しか検査されない。これでは少なすぎ燃料の健全性を確認したことにならない。

(2)安全性総点検にもかかわらず、多くの点検漏れが見つかった
① 施設内の到るところに取り付けてある接触型ナトリウム漏えい検知器が何百
個も、最初の設置以来点検されていなかった。これも、たまたま「誤警報」の発
生という偶然 により発見されたにすぎない。
② 原子炉室からの排気ダクト(放射性物質を含む可能性のある空気の排気通路)
の腐食による穴あきや減肉が放置されていた。
③ これら以外にも必要な点検や改善の漏れがないとする保証はない。
(3)事故時に問題となった組織の旧体質が改善されたとは思われない。
 上記「誤警報」発生時に定められた連絡を遅らせたり約束していた連絡を行わ
ないなど、連絡不備や過去のトラブル未報告などの問題が相次いだ。

2、「もんじゅ」は実用炉に結びつかない

(1)日本が描く高速増殖炉の実用化像は、「もんじゅ」とまったく異なる
 「もんじゅ」の建設費が軽水炉の約5倍と高いことから、高速増殖炉を実用化
するためには設計を根底から変えなければならない。
 現在描かれている実用化像は、出力が「もんじゅ」の5倍以上と大きくなるた
め冷却の失敗による暴走の危険性がさらに高まるにもかかわらず、冷却系ル-プ
数を3ル-プから2ル-プに減らし、代わりに配管口径を「もんじゅ」の1.5
倍に拡大するなど「もんじゅ」が持っている安全余裕を大幅に削る。さらに、機
器間を逆U字形配管で結び、中間熱交換器と主循環ポンプを一体構造にし、蒸気
発生器伝熱管を二重管構造にするなど、全体が多くの未知の新技術で構成される。
これら新技術が果たして実用になるのか、経済性改善に結びつくか不明である。
(2)「もんじゅ」はもはや原型炉でない
 「もんじゅ」は、当初、高速増殖炉開発における実用化2段階前の原型炉とし
て建設された。原型炉は、実用炉像に似せ完結されたプラントとして作られ、そ
れが工学的に成立することの確認を目的とするものである。しかし、実用化像と
して「もんじゅ」とまったく異なる型が描かれることになり、「もんじゅ」の高
速増殖炉開発における位置づけは宙に浮いてしまった。実態はもはや原型炉では
ない。
(3)「もんじゅ」の運転は意味が無く、無駄である
 運転再開の目的として、「発電プラントとしての信頼性の実証」と「ナトリウ
ム取扱技術の習得」が挙げられている。しかし、「発電プラントとしての信頼性
の実証」は、実用化像と大きくかけ離れてしまってはあまり意味はない。「ナト
リウム取扱技術の習得」は、「もんじゅ」でなくとも実験炉「常陽」や代替設備
で可能である。
 それ以外に、燃料や材料の照射試験が目的に挙げられることがあるが、それも
照射実験装置を備えた実験炉「常陽」で可能である。
 「もんじゅ」の運転再開は、たとえ高速増殖炉開発推進の観点に立っても意味
がない。

3、高速増殖炉は危険が大きく、経済的にも成り立たない

(1)「もんじゅ」(高速増殖炉)は軽水炉にもない多くの危険性をもつ
①暴走しやすい
 冷却材が沸騰して気体の泡になると、核分裂連鎖反応がより盛んになる性質が
ある。また、燃料棒配列が乱れたり溶融したりして互いに近づいたり合体したり
すると核分裂連鎖反応がより盛んになる。これらの性質が正のフィ-ドバック効
果となって核分裂連鎖反応をより加速し暴走事故に到る危険性がある。一方、軽
水炉では、一般に、いずれの場合も核分裂連鎖反応が減衰する方向に向かう。
②大量に必要な冷却材として危険物のナトリウムが使われる
 ナトリウムは水に触れると激しく反応し、その衝撃力が機器を損傷したり、爆
発しやすい水素や腐食性の苛性ソ-ダを発生して爆発や機器の破損の原因となり
うる。
 運転中のような高温のナトリウムが漏れて空気に触れると、燃焼し火災事故に
つながる(1995年の「もんじゅ」事故)。これまで世界で138件(アメリカを除く)
のナトリウム漏えい・火災事故が報告されている。ナトリウムがコンクリ-トに
触れると激しく反応し、コンクリ-トの強度を失わせる。燃料を直接冷やす一次
冷却材ナトリウムは、強い放射能を帯びる。ナトリウムは不透明なため、燃料操
作など原子炉内作業を直接目で確認することができない。
③燃料のプルトニウムは、放射能毒性が非常に強い。
④地震に弱い構造
 冷却材のナトリウムは水とちがい熱しやすく冷めやすいため、熱衝撃による破
壊を防ぐため、配管や機器の肉厚を薄くしなければならない。結果として地震に
弱い構造にしなければならない。
(2)高速増殖炉は経済的に成り立たない
①巨額の建設費
 危険性が大きいため安全対策に多額のコストを要する。実用炉の五分の一以下
の規模に過ぎない試験段階の原型炉「もんじゅ」でさえ、直接の建設費だけで
5886億円(「事業仕分け」時の予算担当部局資料による。以下同じ)を要した。
 これを単位出力当たりで比較すると、軽水炉の約5倍に相当する。
②多額の設計関連費、高額の維持管理費を要する
 これまで「もんじゅ」の設計関連費用と維持管理費に、国費だけで約3200億円
が費やされた。
③停止中でも高額の維持管理費
 「もんじゅ」停止中も、維持管理費に毎年約200億円、1日約5500万円を支出。
 運転再開されるとさらに上積みされる。2010年度予算は233億円
④これ以外に燃料関係(製造、輸送、管理、核不拡散保障措置)の費用が必要
⑤実用化への長期にわたる巨額の開発費
 実用化をめざせば、今後数十年にわたり、高速増殖炉本体だけでなく高速増殖
炉用核燃料サイクルの開発にも多くの未知技術開発費が継続的に必要。その額は
計り知れず、2010年度予算では203億円

4、核兵器製造を容易にする「もんじゅ」の運転

 「もんじゅ」を運転すると、燃料を取り囲むブランケット部に、核分裂性物質
であるプルトニウム239が約98%占める超核兵器級プルトニウムが溜まる。通
常の使用済燃料とちがいブランケット部分は核分裂生成物(死の灰)が少ないため、
再処理が極めて容易である。ブランケット部分を選択的に取り出し再処理するこ
とによって、核兵器に最も適した超核兵器級プルトニウムを容易に入手すること
ができる。その超核兵器級プルトニウムを、「もんじゅ」は年間約62キログラム
生み出す。これは核兵器12~30個分にあたる。
 「もんじゅ」の運転再開は近隣諸国はもとより世界の核情勢に緊張をもたらし、
国際道義上許されることではない。

5、世界はすでに高速増殖炉開発から撤退

 日本に先行して開発を始めた各国はすべて、約20年ほど前までには高速増殖炉
開発から撤退した。軽水炉に比べても格段に危険性が大きく、経済的に成り立つ
見通しがなく、核兵器拡散につながる恐れが大きいことが撤退理由となっている。
①米国
 核拡散の恐れから1977年に原型炉(「もんじゅ」と同格)建設を凍結、炉心大事
故(炉心崩壊事故)に関する安全論争をへて、最終的には経済性への疑問から、
1983年原型炉クリンチリバ-の建設を中止、高速増殖炉開発から撤退。
②英国
 蒸気発生器の大事故を経験後、1988年、経済性と将来の実用化に対する疑問か
ら、当時のサッチャ-政権が運転中の原型炉PFRの廃止を決定、1994年、同炉
の停止をもって高速増殖炉開発から完全に撤退。
③フランス
 1991年制定の「放射性廃棄物管理の研究に関する法律(バタイユ法)」によっ
て高速増殖炉開発からの撤退を決定。稼働中の原型炉フェニックスと世界唯一の
実証炉ス-パ-フェニックス両炉は、高速増殖炉から余剰プルトニウムの焼却お
よび長寿命放射性廃棄物の核変換(核分裂させより短寿命放射性廃棄物に変換)研
究用の試験炉に変更。その後、ス-パ-フェニックス炉は経済的理由から1998年
に停止、廃炉作業にはいった。フェニックス炉も、2009年に廃止された。
 近年、2015年の稼働を目指すとして原型炉建設の話しが浮上しているが、これ
も、放射性廃棄物対策が目的の高速炉であって、電力源を目的とする高速増殖炉
ではない。
④ドイツ
 1985年、原型炉SNR-300が完成したものの、大事故(炉心崩壊事故)の可
能性と影響をめぐる安全論争が沸騰。1991年、原子炉に燃料を一度も装荷するこ
となく廃炉を決定。高速増殖炉開発からも撤退。
⑤ロシア(旧ソ連)、中国
 原型炉BN-600が稼働中だが、米露合意による解体核兵器から回収された
余剰兵器級プルトニウム処分のため一時的にプルトニウムが使われた以外、燃料
には濃縮ウランが使われており、高速増殖炉ではない。ロシアの援助で建設中の
中国の実験炉も同じ。
⑥インド
 実験炉が稼働中だが、建設中の原型炉も含め、民生用施設を対象とする国際原
子力機関(IAEA)の査察対象から除外された。したがって、核兵器製造も念頭
に置かれた原子炉と考えられるので論外である。

6、増殖は幻想、増えかたが遅すぎて無意味な「増殖」

 高速増殖炉は燃えた量以上の燃料を生み出す「夢の原子炉」と言われてきた。
もんじゅは1.2倍が目標とされている(増殖比)。しかし、燃料の増える速度
は非常に遅い。同じ高速増殖炉をもう一基立ち上げるため必要な燃料の量がたま
るまでの年数(倍増時間)は、50年から90年にのぼる。再処理過程などで回収でき
ないロス率が大きくなれば、倍増時間はどんどん長くなる。これではいつまで経
っても二基目の高速増殖炉さえできないことになり、増殖の意味はなくなる。
 軽水炉の使用済燃料から再処理して取り出したプルトニウムは、国際的な約束
によって溜めておくことができない。この点からも、高速増殖炉実現の見込みは
ない。

結語

 14年以上の停止中に、「もんじゅ」は機器等の劣化も進行し、いまだ気がつか
ない欠陥も少なくないと思われる。この間、事業主体の「原子力機構」でも経験
者の多くが去っていった。準備中に発生したトラブルの数々やその対応を見ても、
「もんじゅ」が安全に運転再開できるとは思われない。
 「もんじゅ」の存在意義はすでに失われている。国家予算が厳しいなか、救済
すべき社会問題が山積する日本の現状で、実現さえ不明な数十年も先のことに、
今から毎年、運転・維持管理に巨額を要する「常陽」と「もんじゅ」の2基とも
抱えて動かすことは、あまりにも無駄であり許されることではない。
 高速増殖炉は、原発としては現在稼働中の軽水炉よりずっと早く開発が始めら
れた。しかし、世界が半世紀以上かけも実用にならなかった。残った国は、事実
上、日本だけである。しかし、数十年先といえども実用化の保証はまったくない。
日本一国でもやれるとする独善的とも思われる姿勢が大きな禍根につながらない
か懸念される。
 「もんじゅ」の運転再開には、重ねて強く反対を表明する。

                     2010年3月11日

  高速増殖炉「もんじゅ」運転再開に反対する学者有志一同

たんぽぽ舎より

たんぽぽ舎です。【TMM:No899】
                      転送歓迎です

         緊急のお知らせ2つ

1.東京のサクラ調査、開花が「まだ」なので、
  3/31(水)へ延期!

 たんぽぽ舎に事務局を置く「サクラと環境汚染・放射能汚染の
 調査ネットワーク」より、緊急のお知らせです。

 3月26日(金)午後、東京の東大小石川植物園(文京区)のサクラ
 調査に出かけました(6名参加)が、開花状況がまだ1割程度で、
 調査できませんでした。
 そのため、当初予定していた3月27日(土)の調査を延期して、
 3月31日(水)13:30集合に急きょ変更致します。
 3月31日(水)サクラ調査参加希望の方は、事前にご連絡をいた
 だくと幸いです。
     (連絡先:たんぽぽ舎内、サクラ調査ネットワーク
          TEL 03-3238-9035 午後1時より)

2.「もんじゅ」運転再開反対―4つの緊急行動にご参加を!

  ☆☆★ハガキ・槌田学習会・現地集会・文科省行動★☆☆

               2010.3.26 文責:柳田 真

イ.ハガキ行動―最後の働きかけ
 宛先3者 ◎福井県知事―許可の権限
◎文部科学大臣―監督官庁(予算も)
◎「もんじゅ」所長―当事者
※ハガキは、たんぽぽ舎でも扱い中

ロ.4月15日(木)槌田敦さん・
「もんじゅ」学習会へぜひご参加を
 第147回いろりばた会議学習会です。槌田敦さん(核開発に反対
 する会・代表)が『「もんじゅ」の持つ政治的イミ』も含めて
 語ります。時宣にあった内容です。

日 時:4月15日(木)18:30~20:30
会 場:たんぽぽ舎

ハ.4月18日(日)福井県の全国集会へ参加しよう
 「もんじゅを廃炉へ!全国集会実行委員会」主催の4月18日
 全国集会です。

日 時:4月18日(日)13:00~15:00(「もんじゅ」ゲート前
まで行進あり)
会 場:敦賀市白木海岸

 たんぽぽ舎と「核開発に反対する会(槌田敦代表)」は、共同し
 て、3回目の「もんじゅ」運転再開反対ツアーを計画しました。
 ◎日帰り組―4月18日(日)、◎1泊組―4月18日(日)~19日(月)
 の2つのコースです。宿泊は、「どんぐりクラブ」という地元市
 民団体のエコ宿舎です。東京からの出発は、4月18日(日)東京駅
 AM8:33発車の「ひかり505号」5号車-自由席に乗車する予定です。
 この列車が、敦賀駅から集会会場行きのバスの発車時間に間に合
 うギリギリとなります。なお、敦賀駅から集会会場行きのバスは
 予約が必要なので、事前にご連絡をお願い致します。
 連絡先:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035 午後1時より

ニ.東京の文部科学省へ抗議行動をしたい
 「もんじゅ」運転再開発表の翌日、午後4時30分位からを
 予定しています。(40~50分の行動)
 文部科学省は「もんじゅ」の監督官庁(予算も)です。
 首都圏の他の市民団体といっしょに行動したいと考えています。 

☆あなたのまわりの人へ広めて下さい

たんぽぽ舎より

たんぽぽ舎です。【TMM:No901】
                      転送歓迎です

   たんぽぽ舎に事務局を置く、「ストップ原発&再処理・意見
   広告の会」からのお知らせです。

  次の3紙に「『もんじゅ』運転再開に反対する意見広告」が
  掲載されました
  【3月17日(水):日刊県民福井新聞と北陸中日新聞、
   3月18日(木):中日新聞(福井県版) )

1.「ストップ再処理工場・意見広告の会」はこれまでに4回(*)、
「核燃料再処理工場反対」の意見広告を新聞に掲載することができ
ました。ご協力、誠にありがとうございました。

(*)2008年2月16日:東奥日報夕刊(青森);
2008年3月29日:岩手日報夕刊(岩手);
2008年9月21日:毎日新聞朝刊(首都圏)-「子どもと海と
空の会」と協同掲載;
2009年9月30日:東京新聞朝刊(首都圏)
 再処理工場は、ガラス固化体の製造に失敗した後も、
 次々とさまざまなトラブルを引き起こし、現在はその
 処理のために稼働延期中です(本年10月まで?)。

 私たちは今後も再処理工場稼働に強く反対し続けます

2.一方、2009年12月半ばをもって会の名称を「ストップ原発&
 再処理・意見広告の会」と改めたことに伴い、15年前のナトリ
 ウム漏れ火災事故以来止まっていた特殊な原子炉「もんじゅ」
 (福井県敦賀市)が、今年度中にも運転再開されようとしてい
 ることに反対し、廃炉を求める意見広告を地元の福井の新聞に
 載せることに取り組みました。

 皆様のご協力・賛同金のおかげで、合計3紙に「もんじゅ運転
 再開反対」の意見広告を掲載することができました。
 ご協力に重ねてお礼申し上げます。
 今後もまた、よろしくお願い致します。

ずさん定検で運転停止へ


信頼回復は、当局の責任

ずさん定検で運転停止へ=島根原発、100超点検漏れ-30年以上未点検個所も? 
3月30日23時50分配信 時事通信

 中国電力島根原発1、2号機(松江市)で、定期検査項目のうち、少なくとも123件で点検漏れがあったとして、同社は30日、運転中の1号機を手動停止し、未点検個所の再点検を行うと発表した。定検中の2号機についても同様に確認する。
 経済産業省原子力安全・保安院によると、点検漏れが原因で稼働中の原発の運転を止めるのは初めて。
 中国電によると、1月下旬に原子炉格納容器内の圧力調整弁を動かす電動機が、点検期間を大幅に超過していたことがメーカーからの連絡で発覚。定検中の2号機を含め、同様の点検漏れを調査したところ、ボルトナットの交換や弁の分解点検など、これまでに計123カ所の未点検個所が判明した。
 島根原発では1号機は28回、2号機は16回の定期検査が行われている。点検を終えたかどうかを確認する際、未点検と確認されたものだけ連絡する体制を取っており、連絡がなければ点検したものとみなしていたため、チェック機能が働いていなかった。
 中には、1974年の運転開始以来チェックの形跡がなく、最悪の場合、30年以上未点検だった可能性も否定できない個所もあるという。 

原発推進の利点強調

原発推進の利点強調

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100409-00000029-jij-pol

だ、そうです。

おどろきの主張

■「中東や東南アジアで原発を新規導入する動きが強まっているとして、「原発の輸出は日本の経済成長にも貢献できる」と新たな利点を指摘」とは、脆弱そのものの地震列島でも絶対安全といわれる原子力発電技術を、おおいに うりこもうという構想でしょうか…。■まあ、超絶技巧の 匠の国のことですから、不可能も可能になるのでしょう。

たんぽぽ舎より

たんぽぽ舎です。【TMM:No910】
                       転送歓迎です

     たんぽぽ舎関連4つのお知らせ

1.槌田敦講師が現代日本の焦点「もんじゅ」を語ります。

  4月15日(木)の第147回いろりばた学習会に、ぜひご参加を!
  講師が図表を使ってわかりやすく解説します。
  日時:4月15日(木)18:30~20:30 資料代:800円

2.「もんじゅ」運転再開反対・福井現地行動に18名参加
  4月18日(日)福井現地で、ビラまき・パンフ普及。
  参加者の追加募集

  たんぽぽ舎と「核開発に反対する会」との共同による「もん
  じゅ」運転再開反対・福井現地行動3回目に18名が参加申し
  込みあり。4月18日(日)福井県での現地集会を盛り上げるた
  め、17日(土)夕方まで追加の参加者を募集中です。
  兵器級プルトニウム(原爆の材料)を作る・特殊原子炉の運転
  再開をするな。廃止せよ。たんぽぽ舎は「原発事故の危険の
  高い原発」を取り組みの重点にしています。

3.原子力空母「ジョージ・ワシントン」の低レベル放射性廃棄
 物の搬出作業に抗議する活動

  4月13日(火)午後、横須賀市より、原子力空母「ジョージ・
  ワシントン」のメンテナンスによる低レベルの放射性廃棄物の
  搬出作業を、4月16日(金)午前中に開始し、同日終了予定との
  発表がありました。それで緊急に以下の行動を行いますので、
  ご都合のつく方は参加してください。
  4月16日(金)平和船団による抗議活動
  時間:午後6~7時 中央駅前で、搬出に抗議する宣伝活動
  問い合わせ先:TEL 046-827-2713
         (横須賀市民法律事務所方・呉東弁護士)

4.サクラと環境汚染調査、全国から返事が届く
 7年目のサクラ調査が全国の心ある人々の協力でおこなわれまし
 た(新潟、東北・北海道はこれから)。
 現在、九州、四国、広島、福井、富山、静岡、埼玉、神奈川、
 東京から調査報告書・写真が届いています。
 4月22日(木)に第4回打ち合わせ会議をおこない、5月下旬
 発行(第7集)をめざします。
 調査された方は報告文の送付をお願いします。

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