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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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有料化で犬猫引き取り半減、安易な手放しに歯止め(読売)

■旧ブログ「「犬・猫年36万匹が殺処分」(朝日)」(←http://tactac.dreamlog.jp/archives/51657027.html,2006年09月24日11:00)の続報。



有料化で犬猫引き取り半減、安易な手放しに歯止め

 栃木県と宇都宮市が、犬や猫の引き取りを昨年6月から有料にしたところ、12月まで半年間の引き取り数が、前年同期に比べて大幅に減少したことがわかった。
譲渡を待つ子犬たち
譲渡を待つ子犬たち(栃木県動物愛護指導センターで)
 県生活衛生課は「有料化によって、飼い主が安易に動物を手放すことに一定の歯止め効果があったのではないか」とみている。

 犬や猫の引き取りは、「飼い主に責任を持って飼い続けることを促したい」として昨年6月から有料化された。成犬、成猫が1匹3000円、子犬、子猫が600円の引取料を徴収している。県や同市によると、有料化した昨年6~12月の半年間に引き取った犬、猫の数は1238匹で、前年同期(2235匹)に比べて45%減少した。

 引き取られた犬、猫は、原則としてすべて殺処分となる。県動物愛護指導センター(宇都宮市)では、引き取り希望者がほかの飼い主を探すなど、引き取りを避けるよう努力したか確認したうえで、最後の手段として引き取っている。「かみつく癖が直らないから」という理由だけで引き取りを希望した飼い主に、同センターが専門家に調教を依頼するよう提案し、引き取りを回避したこともあるという。同センターは「飼い主は、家庭環境や自分の性格を十分考え、飼い続ける覚悟を持った上で、動物を飼い始めるようにしてほしい」と呼びかけている。

 一方、県と宇都宮市で08年度、迷い犬や捨て犬の捕獲数は2206匹で、このうち飼い主に返されたのは12%にあたる272匹にとどまった。保護期間(4日間)を過ぎた犬は殺処分となる。同センターは、子犬の譲渡会や犬のしつけ教室などで参加者に対し、犬を係留しておくことや、飼い主の連絡先がわかるように個体識別マイクロチップを犬の体に埋め込むことなどを勧めている。

(2010年3月1日15時57分 読売新聞)

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■実は、この記事、「廃棄物・環境破壊 (27)」に分類しようとかさえおもったぐらいだ。■いや、高齢者が急死するなど、かいぬしに ほとんど せめをおわせることが困難なばあい以外、ペットの ひきとり問題≒処分は、廃棄物処理問題と本質的におなじである。ひろい意味で「やっかいもの」あつかいされて、保健所にひきとられるのだから。

■しかしである。「有料化で犬猫引き取り半減、安易な手放しに歯止め」といった、「みずぎわ作戦」で、したりがおにおわっていいのかである。■駅などでゴミばこを撤去すると、一挙に キレイになる(≒ふとどきものが激減する)という経験則は、かなり普遍的な構図だろう。いわゆる「9・11テロ」直後のテロ予防策とやらでゴミばこが撤去されたままひさしい鉄道駅構内だが、実際、おちているゴミが激減したような印象がつよい。■だが、無生物のゴミはともかくとして、いきものが「やっかいもの」あつかいされたばあい、公的な空間から しめだされたら、その シワよせは、単にみえなくなったかたちで濃縮されそうで こわい。
■たとえば「精神病棟や老人病棟ではなく、家族・地域がサポートすればいい」という理念は、理想論として うつくしい。が、「デイサービスなんていらない…」「保育園なんていらない…」「給食じゃなくて弁当…」といった、「自力突破」「自給」の当然視は、かならず弱者をくるしめ、一部を必然的に破綻においこむ。「ペットは、かいぬしが責任を…」という正論は、それをもとに、サポート制度を用意しないばあい、かなりおぞましい実態を「暗数」としてかかえこむような気がする。
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テーマ : 動物愛護 - ジャンル : ペット

タグ : 1984年

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コメント

おぞましい

「ペットは、かいぬしが責任を…」という正論は、それをもとに、サポート制度を用意しないばあい、かなりおぞましい実態を「暗数」としてかかえこむような気がする。

子どもが生まれて、養育者が責任というのは当然として、文京区の区長が2週間の育休をとると聞いた。
まず、2週間は短い。つぎに、文京区職員の育休所得率0%に一石を投じたと報道された。
でもね。公務員世界だけの話ではないのですか。かれらだけが「暗殺」からときはなれて、盛り上がって育休をとる絵柄が見えます。
現場ではそんなバカな話すら起きないです。現場労働者でも、育休をとらなくても、現場から駆けつけて育児に奮闘している人もいます。サポートなしで。

育児休暇・生理休暇・年休・産休など

bananaさま

■過去には、小中学校の先生方にも「自宅研修日」がありましたが、世間体を気にしたのか、周囲のやっかみへの配慮か、ともかく登校という状況みたいですね(「自宅研修」減る 先生の夏休みに“異変”『神戸新聞』2002/08/29)。■裁判所の事務机不足から、裁判官に自宅で文書作成をさせた「宅調」制度は、廃止されたのでしょうか?(http://homepage1.nifty.com/uesugisei/hanreisyu.htm)■理科系や研究所はともかく、基本的に出校日は3~4日が標準で、あとは自宅や出先での調査・研究が自明視されてきた大学の先生たちにも、「タイムカード」導入のなみが一部おしよせているようです。
■これらを、「不当な役得」「異常にたかい時給」といった、やっかみでみるか、「もちかえり残業」の はしりであり、「24時間戦えますか?」など、公私のメリハリの欠落という、産業社会の病理とみるか、それは、たちばによるでしょう(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%B3#.E6.AD.B4.E4.BB.A3.E5.BA.83.E5.91.8A.E3.82.AD.E3.83.A3.E3.83.83.E3.83.81.E3.82.B3.E3.83.94.E3.83.BC)。■すくなくとも、教員は、私塾であれ大学教授であれ、授業準備という、飲食店での「しこみ」時間が不可欠であり、スポーツ選手・芸能人・パフォーマーや、ホステスさん同様、まともなパフォーマンスのためには、トレーニングやエステや休養が 時空として確保されていなければなりません。■「つとめにんたるもの、通勤時間・昼食時間こみで、週50時間は交通機関およびオフィス周辺の空間に拘束されているのが当然」といった発想は、ホワイトカラーの先入観であって、主婦やSOHOなど、自宅が労働空間のひとびとをふくめて、いろいろな生業があることへの想像力が欠落しているとおもいます。

■そのうえでの、「育児休暇」ですが、くだんの区長さんが、「育児のために辞職します。ひとくぎりついたら、再出馬します」といったなら、拍手喝さいですけど、公務員でさえも、職場のふんいきから 年休消化さえできない現状で、2週間なんて、中途半端で みじかすぎる「休暇」をとっても、理解されないし、無意味ではありそうですね。■教員・公務員の女性が活用する、産休・育休も、その休暇期間を補充する、臨時職員や非常勤講師などのパートタイマーの労働搾取の問題がのこるし、かわりがきくくらいなら、窓口業務や授業について、「同一労働同一賃金」原則はどうなるの? とか、いろいろ問題が浮上します。■大学の先生の相当部分が活用している、サバティカル制度など、半年~1年ぐらいの留学・休職期間などは、その最たるもので、そのあいだ広義のアナうねに補充される非常勤講師の時給との格差だの、不在のあいだの事務作業や会議など、だれが補充しているの?(そんな人件費は、どこからひねりだすの?)とか、いろいろと…。

■いずれにせよ、半日以上室内にとじこめておけるはずがない大型犬とか、ヒトの幼児はもちろん高齢者などは、一層、長時間放置するわけにはいかず、ケアは近親者か知人か施設、あるいはアルバイターが 代行するわけです。bananaさんには、釈迦に説法ですが、ギャラリーは誤解するかもしれませんので、念のため。■保育園確保のための活動が、「保活」に奔走するとか、おかしなはなしですね(http://d.hatena.ne.jp/sh60seahawk/20100302/1267456822http://windy.air-nifty.com/note/2010/03/post-3c99.html)。シングルマザーなら、堂々と生活保護うけて当然のはずだし。■しかし、よのなかは、おおむね、ババさまのご登場とかで、私的にやりくりしてしまうわけです。みんなの やっかみによって、公的制度は不徹底なまま、あるいは公務員など一部の特権層だけが享受できるという、格差の放置になる。あるいは、弱者が、おもいっきり矛盾になくという構図が黙認されると。

■「赤ちゃんポスト」などもふくめて、どうにもならない層の うけざらを ないがしろにすると、最弱者に、しわよせが いきます。
■ケア労働を、私的に処理するという体制は、柔軟で よくできたシステムにみえますが、要はリクルートにカネをケチる論理にもたれかかっているわけで、どこかに搾取か 過労などが、かくされています。

犬猫の問題を考えてみる


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