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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
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【位置 リベラル左派】

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特捜部TKO負け? 村木さんを苦しめた「巨悪」の解明こそ(JANJAN)ほか

「冤罪はこう作られる」 元係長、被疑者ノートに…郵便不正公判

 郵便不正事件に絡み、偽の障害者団体証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成などの罪に問われた厚生労働省元局長・村木厚子被告(54)の公判は25日午後も引き続き大阪地裁で行われ、弁護側が、元係長・上村勉被告(40)の被疑者ノートに基づいて証人尋問を行った。ノートには「調書の修正はあきらめた」「冤罪(えんざい)はこうして作られるのかな」などと取り調べに対する不満が記されており、法廷で上村被告は「(村木被告の指示を認めないと)死ぬまで拘置所から出られないのではと思い、怖かった」と当時の心境を証言した。

 上村被告は、捜査段階で「村木被告に指示され、証明書を作成して村木被告に渡した」と供述したが、24日の証人尋問で「独断で証明書を偽造し、自称障害者団体『凛(りん)の会』元会員・河野克史被告(69)に渡した」などと覆した。

 被疑者ノートは、弁護側が上村被告の弁護人から入手したもので、上村被告の逮捕2日後の昨年5月28日からほぼ毎日記載があった。調書で訂正が認められなかったことを書き込む欄には、「〈1〉村木被告の指示〈2〉村木被告に(証明書を)渡したこと」と記され、検事の取り調べについて「(調書が)かなり作文された」「もうあきらめた。何も言わない」などと書かれていた。

 弁護側は、ノートを法廷内のモニターに映し出して質問。逮捕数日後の「多数決に乗ってもいいかと思っている」という記述の真意をただすと、上村被告は「検事から『(村木被告の関与を認めないのは)あなただけだ』と言われ、自信をなくしていた。よくないことだが、『上司に言われてやった』という方が、世間が『仕方がない』と思ってくれるのではないかと考えた」などと答えた。

被疑者ノート 捜査機関による自白強要や利益誘導を防ぐため、弁護人が拘置中の容疑者に差し入れ、取調官の言動などを書き込んでもらう。大阪弁護士会が2003年に考案し、04年には日本弁護士連合会も各弁護士会に2万冊を配布して利用を呼びかけている。
(2010年2月26日 読売新聞)

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■詳細な分析を「JANJAN」の記事から(Google検索結果をかってに追加してある)。



特捜部TKO負け? 村木さんを苦しめた「巨悪」の解明こそ
2010年02月27日事件・犯罪大阪
さとうしゅういち

 厚生労働省元局長・村木厚子さん(被疑事実当時は企画課長)が、「民主党の石井一衆院議員(当時、現在参院議員)の口利きを受けた塩田部長の指示で、上村勉係長(当時、現在起訴休職中)に、障害者団体の証明書をつくらせ、実体のない団体「凛の会」の倉沢邦夫被告人らに交付させた。倉沢邦夫被告人はそれを悪用し、企業と組んで郵便料金をごまかしたダイレクトメールを発送しボロ儲けした」として、大阪地検特捜部に逮捕・起訴された事件。
 
■木っ端みじんになった検察シナリオ
 
 既に、大阪地検特捜部はボクシングにたとえれば「TKO負け」状態といえるでしょう。元上司の塩田元部長、上村被告人の前任の係長の村松さんが、村木さんの関与を否定。
 
 村木元局長の被疑事実は「すべて壮大な虚構」と元上司-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2573227.html
 
 元部下も「村木厚子さんは冤罪」で特捜部また赤っ恥-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2632916.html
 
 さらに、倉沢被告人の腹心だった木村・機関紙担当会員は、「そもそも石井事務所に口利き依頼に倉沢被告人と一緒に行ったこと」そのものを否定しました。
 
 「石井一議員への依頼、行ってない」と凛の会元幹部が証言-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2673557.html
 
 そして、証明書偽造の張本人・上村元係長自身が、証明書偽造について「全て自分が独断でやった」という趣旨の証言を、第8回公判で行なってしまいました。
 
 特捜部のシナリオ「完全崩壊」 元係長も村木さんの関与を否定
 http://www.janjannews.jp/archives/2739007.html
 
 大阪地検特捜部が描いていた「事件のシナリオ」は木っ端みじんに否定されてしまったのです。
 一人が捜査段階の供述を否定しているならともかく、出てくる証人出てくる証人、ことごとく、村木さんの被疑事実を否定してしまったのです。
 
 法廷での証言でうそを言えば偽証罪になります。それなりに社会的地位のある人(天下りしていい生活をしていると思われる人も含めて)、つまらないことで逮捕される危険を犯してまで、ウソを言うとも思えません。供述よりは、法廷での証言のほうが信憑性があるのではないか?
 
 すなわち証人として出廷した「エライ人」たちは、検察官の前では保身のために村木さんの罪をでっち上げる供述調書にサインし、裁判所では偽証罪を恐れて本当の事を言ったというのが妥当でしょう。
 
■上村被告人の「ショボい」犯行動機
 
 それにしても、上村被告人の犯行動機は呆れたものでした。「大きな法改正の直前でもあり、予算策定という重要案件の前には、こんな瑣末な(障害者団体への証明書発行という)案件は、偽造してでも早く片付けようとの思いから、偽造も手渡しも全て自分の独断でやったことである」というわけです。
 
 「ええい、やってしまえ」と、パソコンで勝手に証明書を作り、公印を押し、サンダル履きで喫茶店に呼び出した河野被告人に渡して、逃げ帰る。
 
 この証明書で河野らが何億もの利益を上げるなど予想だに出来ず、従って偽造証明書の発行がバレるとは、全く思わなかった。証明書を手渡した後は、「瑣末な案件」を処理出来たので「これで重要な予算の仕事に専念できる」と安堵した、という上村被告人。
 
 「この人には、公務員としての倫理観も矜持も無いのか!? こんな部下の一人芝居のために、厚子さんは逮捕され、長期間勾留されたのか!」という傍聴人の怒りは当然です。同じ医療・福祉分野に携わる行政職員としてわたしは恥ずかしく思います。
 
 ただ、凛の会会長の倉沢被告人は、これまでの証言で、「村木さんから証明書をもらった」という証言を頑として変えていません。河野被告人も上村被告人からは証明書をもらっていない、と証言しています。
 
 これについて、上村被告人は、倉沢被告人も河野被告人も嘘をついている、と断言しています。

■供述調書でっち上げの手口明らかに
 
 その上村被告人は25日の法廷でも証言しました。
 
 第9回公判 傍聴記 平成22年2月25日
 http://www.prop.or.jp/court/2010-02-25.html
 
 この日の公判では、どうして、上村被告人をはじめ、検察官の言いなりの調書にサインしてしまったかが明らかになりました。(以下は、とくにお断りがなければ上記の傍聴記を基にしています)
 
 「おそらくこのような事情聴取や取調べが行われたら、小心な人でなくても「落ちてしまい」その結果「事実と全く違う調書ができあがる」可能性が非常に高いと思う」と傍聴人に言わしめる、実に練られた、冷酷なノウハウです。
 
ノウハウその1
 
 「事件に関係無い一般的な会話(いわゆる世間話)の内容を、検察の筋書きにジグソーパズルのように嵌め込んで行く」
 
 ●上村被告人は、キャリアとノンキャリの一般的な関係について聞かれ「交流が殆どない」
 「軍隊的な上下関係もある」など、率直に感じていることを話す。
 →「従って、課長からの指示に従うほかなかった」「そのような厚労省の悪しき体質を改善するため、自分が捨石になろうと思って、(共謀したという)本当のことを話しました」
 などという調書が作成された。

 ●自分の性格が小心であることや、通院歴があって睡眠薬が必要なことなどを指摘され、それに同意する。
 →「だから自分には、証明書の偽造を独断で行う度胸はなかった(つまりこの犯罪は、村木課長の指示による組織ぐるみのものである)」という調書が出来上がる。そのうえ不安から睡眠薬を求めても「医師の診断により」ということで却下され、眠れない夜が続いた。
 
ノウハウその2
 
 「瑣末なことは、しっかり正しく調書に書く」
 
 ●上村氏の「公的証明書の偽造は、自分ひとりでやった」との訴えに、検事は全く耳をかさず(本当に、全く無視する)、検事の誘導によって引き出された文言のみ調書にする。しかし「○○課長は、筆頭課長という職責だ」というような、事件の中ではどうでも良い瑣末なことを口にしたら、検事は書記にわざわざ声をかけ、それをさも重要案件であるかのように記録させたうえで「修正文」として調書に添付した。どんな細かい証言も、きちんと記録しているのだよ、という体裁を装う。
 
 
ノウハウその3
 
 「暴力(腕力)は使わない。言葉で脅す」
 
 ●本当のことを喋っても、検事のストーリーと違っていると「正直に話さなければ拘留期限が長引くぞ」とか「再逮捕するぞ」とか、言われる。また「河野はキチンと話さなかったので、酷い目に遭ったなぁ」などと、さりげなく、暗にお前もそうなると匂わす。
 ●たしかに暴力(腕力)は振るわないし、ペンを持つ手を無理やり引っ張って調書にサインさせたりもしないが、囚われているものにとって「勾留延長や再逮捕」は非常に恐ろしいことであり、実際の暴力を振るわれる以上の恐怖を感じる。
 
ノウハウその4
 
 「弁護人のアドバイスに従わせない」
 
 ●弁護人から「自分の言っていないことが書かれた調書にサインする必要はない」と言われたが、取調室ではサインするまで、上記のような言葉の暴力を浴び続ける。
 ●検事はどうしても単独犯ではなく「村木課長からの指示あり」「組織ぐるみ」という調書を作文したいのだな・・・と感じて「弁護人に相談させて下さい」と言って抵抗してみたが、やはり「保釈できないな」「勾留が長引くぞ」などと脅され、ついには諦めて言いなりになった。
 弁護人から「抗議文を出せば良い」とのアドバイスもあったが、怖くて出せなかった。
 それどころか、最後には「反省文」まで書かされた。
 
ノウハウその5
 
 「言いなりになったら褒める」
 
 ●恐怖心や諦めの境地から、検事の望むような態度や発言をするようになると、「良い表情になってきたね」「本当のことを話したからだね」などと優しく言われる。また調書にもそのように記載される。
 
■事件を利用し、村木さんを苦しめたは「巨悪」は何か?
 
 大阪地検特捜部が「TKO負け」状態になったこの裁判。
 
 これから求められるのは上村被告人のショボイ動機による「虚偽有印公文書作成事件」の解明以上に、「この事件を利用して、何かを成し遂げようとした巨大な企図」を、明らかにすることではないか、とわたしも思います。
 
 そしてその企図こそが、厚生労働省現役局長であった村木厚子さんが「巨悪を成した犯罪者であること」を、必要としたのではないでしょうか?
 
 巨額の利益を得た河野、倉沢らが罰金刑で短期間で保釈され、上村被告人は250万円の保釈金で釈放。村木厚子さんの元上司は逮捕すらされず、村木さん一人が「逮捕され、地位も名誉も剥奪され、5ヶ月間も真夏の冷房すら無い拘置所に勾留されたうえに、1,500万円もの保釈金を積まねばならなかった」のは、いったいなぜなのか!?
 
 「裁判の行方を見つめる私たちにとって、今必要なのは、現代日本に起きた、こんな理不尽な出来ごとのプロセスを、きっちり解明することだ」という、傍聴人のひとり、竹中ナミさんの言葉は全くそのとおりだと思います。
 
 それが、特捜部検事らによる、青年将校的な勝手な正義感によるものなのか? あるいは、官僚を叩くことで溜飲を下げてもらい、特捜部の存在意義を示すことなのか? 確かに、官僚であり女性の村木さんを叩けば、「障害者自立支援法に怒るリベラル派」も「女性蔑視の保守派」も取り込めると、特捜部が考えたとしてもおかしくは無い。
 
 それとも、総選挙を前に、(旧政権の意図を汲んだ)民主党の大幹部・石井一議員への嫌がらせだったのか?
 
 あるいは、上記が複合したものなのか? 政権交代も経た今、そのあたりは旧政権時代に比べればきちんと解明しやすいのではないでしょうか?
 
関連リンク
 竹中ナミ(たけなか・なみ) (nami_takenaka) on Twitter
 (村木さんの裁判の速報を見られます)
 http://twitter.com/nami_takenaka
 
 江川紹子さんのtwitter (同じく傍聴記あり)
 http://twitter.com/amneris84
 

◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
 広島瀬戸内新聞ニュース
 http://hiroseto.exblog.jp
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■おとせる確固たる根拠もうすいまま暴走したものの、どうみたって ウラがないとはおもえない小沢一郎周辺捜査(国策逮捕をふくむ)だったが、この件に関しては、あきらかに根拠がない国策逮捕・起訴にしかみえない。■民主党政権になってもなお、自民党歴代政権への復旧にくみするような捜査・逮捕・起訴をくりかえすつもりだろうか?

■いずにせよ、今回のケースも、全面可視化・録画録音化をすすめないと、冤罪はなくならない、という典型例になってしまったようだ。■田中宇さんがとく「隠れ多極主義者」と同様、警察や検察の内部に「かくれ全面可視化主義者」がかくれているかのようだ(笑)。どんどん 冤罪が露見して、警察・検察の不正・デタラメなど、権力犯罪が露呈するよう、リークしているんじゃないかとかね。
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