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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
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【位置 リベラル左派】

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【よく分かる!!廃棄物問題】#152 産業廃棄物の不法投棄状況(平成20年度)

行政書士 尾上雅典氏発行の「よく分かる!!廃棄物問題」(第152号,2010.2.19)の一部を転載。



□ 産業廃棄物の不法投棄状況(平成20年度)


 2月15日に、環境省から「産業廃棄物の不法投棄等の状況(平成20年度)について」が発表されました。

 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12126



 環境省の発表内容によると、

1.平成20年度に新たに発覚した不法投棄の件数は308件(前年度より74件減少)
  不法投棄量は20.3万トン(前年度より10.1万トン増加)。

2.平成20年度末時点の不法投棄等の残存件数は2,675件(前年度より78件減少)
  残存量の合計は1,726万トン(前年度より92.3万トン増加)  でした。


 経年変化をグラフで眺めると、2001(平成13)年以降、投棄件数が着実に減少しています。

 ただし、投棄量は、前年度より倍増していることに注意が必要です。

 環境省の発表で「つっこみどころ」として秀逸?な部分は、不法投棄実行者の内訳です。


不法投棄の実行者の内訳は、件数別にわけると、
 排出事業者が149件(48.4%)
 実行者不明が71件(23.1%)
→無許可の産業廃棄物処理業者(無許可業者)が30件(9.7%)←
 複数によるものが28件(9.1%)
 産業廃棄物処理許可業者(許可業者)が23件(7.5%) でした。


 → ← で囲んでみましたが、「無許可の」産業廃棄物処理業者とは一体なんなのでしょうか!?


 本来、産業廃棄物処理業者とは、廃棄物処理業の許可を有した事業者のみを指すのであり、許可を持たない事業者は、単なる「モグリ」です。

 「無許可産業廃棄物処理業者」というのは日本語ではありません。

 不法投棄実行者のうち、本来の意味の処理業者である許可業者によるものは、たったの7.5%しかないわけですので、廃棄物処理業者が不法投棄をしているかのように表現するのは大きな間違いです。

 意図的にやっているのかどうかはわかりませんが、環境省の意識の底流には、産業廃棄物処理業者をブラック業界として捉えているところがあるように見受けられます。

 しかしながら、今回の廃棄物処理法改正では、従来見られた「処理業者への締め付けを強化しておけば良い」という単調な姿勢ではなく、排出事業者に対して刑事罰を含めた厳しい姿勢で臨むつもりのようです。……

 行政書士エース環境法務事務所
  行政書士 尾上雅典
 〒530-0043
 大阪市北区天満2丁目12番3号 南末広ビル7B

 TEL:06-6358-6644 FAX:06-6358-6634
 E-mail info@office-onoe.com
 URL http://www.office-onoe.com/


 著書
図解入門ビジネス 最新 産廃処理の基本と仕組みがよ~くわかる本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798018481/sangyohaikibu-22/ref=nosim


 専門家を探せる、相談できる All Aboutプロファイル
 http://profile.allabout.co.jp/fs/onoemasanori/

 発行メルマガ
 「よく分かる!!廃棄物問題」
 http://www.mag2.com/m/0000168298.html

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■「本来、産業廃棄物処理業者とは、廃棄物処理業の許可を有した事業者のみを指すのであり、許可を持たない事業者は、単なる「モグリ」です。

 本来、産業廃棄物処理業者とは、廃棄物処理業の許可を有した事業者のみを指すのであり、許可を持たない事業者は、単なる「モグリ」です。

 「無許可産業廃棄物処理業者」というのは日本語ではありません。

 ↑ ■前半は、法的なな解釈として当然だろう。しかし、本来、「無許可産業廃棄物処理業者」=非「日本語」という断言は、いさみあし。法的にみとめられない、あるいは論理的に成立不能な日本語表現など、ヤマほどあるのだから。  不法投棄実行者のうち、本来の意味の処理業者である許可業者によるものは、たったの7.5%しかないわけですので、廃棄物処理業者が不法投棄をしているかのように表現するのは大きな間違いです。

 意図的にやっているのかどうかはわかりませんが、環境省の意識の底流には、産業廃棄物処理業者をブラック業界として捉えている…

 ↑ ■ここの記述も、法社会学的、環境社会学的には微妙な感じ。■「産業廃棄物処理業者をブラック業界として捉えている」らしい環境省周辺の関係者の意識・姿勢は、差別的であるだけでなく、法的にもまずかろう。しかし、同時に、石渡正佳氏らが着目するとおり、“産廃ビジネスの経営学”的な観点でみれば、産廃業者と利用者たち(排出業者)は、アウトロー業界と連続性を否定できない。■いいかえれば、環境省や市民は、産廃業者周辺をアウトロー的な存在としてうたがい、差別的な位置づけに終始しているが、所詮は、そういった違法・合法状況のグラデーションに依存した“NIMBY”集団という偽善者たちの集合体である。そして、かれらの差別意識が完全なデタラメなのかといえば、さそうあきら芥の歌」を紹介した記事(http://tactac.blog.drecom.jp/archive/254http://tactac.dreamlog.jp/archives/51656209.html)でものべたとおり、「■舞台は、東京西部の奥多摩となっているが、実話が素材らしい。■いたたまれない。そして、みもフタもない構造だが、事実として、日本中ににたような状況がころがり、くりかえされていても フシギでない。■そこには、産廃問題があり、労働移民問題があり、金融のウラ社会がある。全部、日本の資本主義体制が、「必要悪」として、かかえているものばかりだ。■日本人の中産階級は、すべて こういった構造のうえに その幸福が きずかれていると、いうことだ」。つまり偽善者たちの差別意識は、非現実=妄想にもとづいた侮蔑ではなく、自分たちが依存しつづけている、直視したくない現実の縮図の産物だ。
■女性たちを、単なる性的対象としてのみ矮小化して、たとえば「公衆便所」などとさげすむオトコどもが、自分たち自身の劣情をかってに投射して、「便所」あつかいすること(防衛機制)の卑劣さ。利子めあての金融業を禁止していた過去のキリスト教社会が、ユダヤ人商人に貸し金業をになわせてさげすんだ、たとえば「ベニスの商人」のような差別意識(防衛機制)の卑劣さ。それと同質の、偽善と逃避が、産廃処理にもからんでいる。



●旧ブログ「石渡 を含む記事
●旧ブログ「さそうあきら を含む記事








【コメント欄にかきこめないので追記 2010/02/25 07:35】

■単純に、廃棄物処理はハイリスクであるがゆえに、さけたがる層が大半で、それゆえ、そこへのリクルートが、貧困層・被差別層が充当されているだけだとおもいます。旧ブログ記事 《さそうあきら「芥の歌」》(http://tactac.dreamlog.jp/archives/51656209.html)で紹介したような構図ですね。■ハイリスクでなくても、食肉加工や皮革業は、過去の身分差別タブーがらみで、忌避される業界として隠然と位置づけられてきました。■もちろん、ハイリスクでも、医師・弁護士のように、それを うめあわせるような 高所得・社会的地位が用意されるばあいもありますが、大半のハイリスク業界は、そうではないわけです。

■ギャンブル・風俗産業など、理性をうしなわせる業界は、やはりハイリスク領域として位置づけられており、在日をはじめとする貧困層が、それに充当されてきましたね。その意味では、マイノリティが、歓楽街関連業種と、産廃ほか廃棄物処理業界に集中してきたのは、近代経済学がくちをぬぐっている市場原理の隠蔽する社会的タブーという構造の必然的産物だとおもいます。





【またまた コメント欄から避難 2010/02/26 22:35】

■以前「自分たちが利用している、売春なども、その一環として侮蔑する。カネをださないとオンナがよってこない、ってのは、魅力がない証拠なんだが、ともかく、「オンナはカネでかえる」という原則を一所懸命確認して、「オトコは、オンナより、うえだ」という幻想にしがみつく。完全な「女性嫌悪」にして、「女性依存」。上野千鶴子たちのいう、「オンナからの逃避」「オンナへの逃避」原理こそ、オトコの人生というか、異性愛男性の人間観…」といった指摘をしたおいたとおり(http://harana.blog21.fc2.com/blog-entry-1009.html)、近代のオトコどもにはやっている、「●乳」崇拝(フェチ)などは、社会的現実なわけで、「母性の秘密」といった表現は、安易なわりに、いわゆる「マザコン」現象の本質をついているかもしれません。“Maternite”(http://movie.walkerplus.com/mv15044/)なんて映画も、本質主義的だとはおもいますけど、それだけ、男女の共依存関係は ねぶかいとも。


■それはともかく、廃棄物産業と となりあわせの 風俗産業も、欲望の排泄的処理ですよね。いや、オヤジたちの グチや自慢を うけながしながら、えがおを演出してきた水商売はもちろん、主婦たちの感情労働・ケア労働だって、本質は同質です。「愛情」という特定少数の人間関係に とけこませるかたちで処理されるか、「商売」というドライな関係で「ウェット」な欲望を処理するかのちがいでしかなくて。■その意味では、性欲処理だけにとどまらず、食事ほか、「水」まわりの労働を女性たちにおしつけてきたオトコども(成人男性)の問題なんじゃないでしょうかね。「人類の本質」とかいうより。

■むかし、マルクス主義フェミニズムというのが はやったころ、「労働力の再生産(出産・育児・職業的社会化)」と、「労働の再生産(心身の疲労回復)」という、家庭やサービス業の分析がありましたが、主婦労働や水商売・風俗産業というのは、男性労働力を市場や戦闘集団に世代的にリクルートしていく機能と、市場(経済的戦場)へと 日々おくりかえしていく機能をはたしているんだとおもいます。■ロジスティクス(後方支援・兵站)に、「動脈」機能と「静脈」機能があるとすると、家庭と性的市場とが、どちらをになっているのかよくわかりません。しかし、男性労働力が搾取されたことで発生する、暴力性や欲望のケア労働的処理という意味で、女性蔑視は、産業社会の不可分の構成要素なのだとおもわれます。■そして、水くみや食事づくりは、前近代にあっての身分差別としての、ジェンダーだったんだとおもいます。蔑視による差別の産物だと、男女とも自覚しないまま、「自然」「伝統」とおもいこんできた。イリイチらは、それらを美化しましたけど、前近代がうるわしい時空だったんじゃなくて、近代になって、オンナ・コドモへの蔑視・差別が、うむをいわさない露呈現象として認識されるようになったんだとおもいます。
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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 安全

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コメント

超初歩的な疑問かもしれませんが

超初歩的な疑問かもしれませんが、廃棄物業界には相対的に非合法の企業が他業界にくらべておおいとおもわれるんですが、何故なんですか?いや、上記の「おもわれる」箇所が事実であるという仮定のうえでのはなしですが。単に、危険・きつい・きたない分野だと非合法企業がつけこむすきが多いという理由なのですか?貝枝の実感としては、娯楽産業において非合法企業がしめる比率がたかいのはまだしもわかるとして、納得いかないのは、廃棄物が空気・水・食糧とならんで、いくら質素な生活をしてもかかわらざるをえない必須の事物だからです。つまり、質素な生活をしていれば不要な娯楽という分野に非合法企業がはいるすきが多いのはまだしもありうるような気がするのに対して、空気・水・食糧とならんで先史時代以来不可避な存在であった廃棄物の処理という分野において非合法企業がはいるすきが多いとしたら、その理由はよくわからんのです。必要度がたかいのだから、合法的におこなえる様な工夫をながい人類史の試行錯誤の過程であみだしていておかしくないような気がするわけです。
廃棄物の処理は、くりかえしますが上記の空気・水・食糧なみに社会どころか個体としての人間つまり個々人の生命維持に必要なはず。だのになぜ、非合法企業が参入している比率がたかいのでしょうか?(いや、「比率がたかい」というのも貝枝の偏見かもしれませんが)

単に、近代経済学のタブーたる、差別意識の介在だとおもいますが

「スパムコメントと判定されました」と、アホな処理をされたので、本文追記で。

事実関係については納得いくのですが、いまだに納得のいかない点があります。

ハイリスクである業界は(医師や弁護士などの例外はあるが)被差別者におしつけられ、その結果として非合法化する比率がたかい、というご指摘に納得します。ただ、それにしてもですよ、たとえば『資源物理学入門』(槌田敦・NHKブックス)の145~7ページにエネルギーの摂取よりもエントロピーの排出こそが生命の本質であるという指摘があるように、そもそも生命にとって必須条件をさぐれば、廃棄という行為は、それこそエントロピーを最終的に宇宙空間にまで廃棄してくれる媒体である水に匹敵する必須要素のはず。それほどに必要度がたかいのにもかかわらず、ハイリスクだからということおよび差別意識の集積という、たったそれだだけの理由で被差別者におしつけてきたというのであれば、人類の歴史というか支配者の歴史とは何とも業のふかいものですな。おまけに廃棄や排泄という行為がエントロピーの廃棄にかかわるという意味で水の摂取と本質的に同義であるという生命の根本にかかわる認識ももっていなかったのではないかと推測すると、おそろしいほどの知的怠慢といえるのではないですか?なにしろ他のどのような営為にもまさる必要度のたかい行為を弱者におしつけるという欺瞞に対して、すくなくとも支配階級のうちの一定程度の人数は疑義をはさまなかったことを意味するのですよね?ハイリスクであることと差別意識との結果のみで現状まで問題を放置していたという指摘は。
そうかんがえてみると、事実であっても納得がいかない。つまり、「それが理由だという指摘はたぶん事実だろうが、それが事実なら人類の大半は本質的にクダラネーやつらだ、ということを意味するので、いまいちそれが事実であるという実感がわかない」ということです。

負のエントロピー維持のための排出装置

■生命体にせよ、工場施設にせよ、不用・有害な物質・熱等を排出することで、体系内が秩序維持できるわけです。エコシステムとか業界間での廃物リサイクルは、不用物・有害物を有用物として利用できる生物種・業種がひきうけることで、全体が秩序維持されるという、相互扶助システムといえます。
■排泄物だって、ブタやコイがたいらげる。微生物が分解する。恋人が愛の証としていとおしむ。…といった、うるわしい処理方法はなりたつし、琉球列島や朝鮮半島・台湾などの、ブタ便所の例なんぞは、「なきごえ以外は利用しつくす」という、まさにエコロジカルな実体経済が過去に制度化されていたことを象徴しています。■しかし、ヨーロッパ文明のように、すてる・ながす…系の廃棄スタイル(つまり、エコロジカルな うけざらを用意しない)のなか、市場めあての、やみくもな過剰生産が回転しはじめれば、大量廃棄はさけられません。そういった異様で、いびつなシステムのシワよせは、「頑強な弱者」、あるいは「みすてられた弱者」にいきます。前者は、たとえば産廃業者としていきのび、後者は、最悪のばあい大量死においこまれるでしょう。

■マンモスを死滅させたのは、古代人だという説もあるようなので、人類が誕生時から すでに生態系の 「がん細胞」だった可能性はあります。■しかし、農業革命と産業革命、そして情報革命による加速化、という、3段階は、あきらかに文化・文明の転換点だったわけで、それごとに、人類は生息範囲も人口もふやしましたけど、生態系にとって、ますます有害な 「がん細胞」の増殖にほかならなかったということは、いえそうです。よろこんでいるのは、カラス・ドバト・ゴキブリ・ネズミあたりか…。

やはり廃棄物(排泄物)は水と同義なので、そうあつかうべきなはずでしょうに

>恋人が愛の証としていとおしむ。…といった、うるわしい処理方法

そのような素敵な営為に関しては、わたしが毎日愛読しているちゃうちゃう先日たまたまみかけた三和出版のサイト「三和エロティカ」(http://www.sanwapub.com/TOPPAGE/erotica.html)において紹介された新作『投稿 変態レズビアン』(ASIN: B0038FAJC8)には同様ないとなみが記録されているものと推測しますが……ただ、同社は『母性の秘密』(ISBN-13: 978-4776905110)などという、ありもしない母性などに幻想をいだいている本も出版していることからして、実は林道義(http://harana.blog21.fc2.com/blog-entry-723.html)なみの女性差別をかくしているのかもしれません。くれぐれもご注意めされよ。

で、おっしゃることは事実なんでしょうけれど、水と対をなすのが廃棄物(排泄物)の処理という概念のはず。「途上」国や前近代の世界においては水の運搬も弱者たる女性や子どもの任務だというから無理もないかもしれないが(いや、現代でも「日本」ではあてはまるかな…って、そーいやそもそも「日本」は「先進」国じゃないんだったな)、生命の動脈たる水の運搬を弱者におしつけることをよしとしないのであれば、逆に生命の静脈たる廃棄物(排泄物)の運搬も弱者におしつけるべきではないはず、水と廃棄物(排泄物)が増大するエントロピーの除去という意味において対概念をなしている、というすべての生物および機械の大前提の原理を理解してさえいれば。それでいながら廃棄物(排泄物)の処理に水と同質の関心をいだく人間が少数派で、結果として被差別者にその処理をおしつけてきたのが人類史だとすれば、やはり人類は本質的にクダラネー存在だったという唯一神YHWHさんのご指摘はただしかった、ということですかな(http://bogusne.ws/article/42545187.html)。

女性差別とケア労働

またまた、本文中末尾に避難措置に。

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