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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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アフガニスタン:また誤爆、5人死亡 国際治安支援部隊(毎日)ほか

アフガニスタン:また誤爆、5人死亡 国際治安支援部隊

 【ワシントン草野和彦】アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)は15日、南部カンダハル州で誤って民間人を空爆し、5人が死亡、2人が負傷したと発表した。ISAFは前日にも大規模な軍事作戦を行っている東隣のヘルマンド州で、ロケット弾の誤射で民間人12人を死亡させており、2日連続のミスとなった。

 発表によると、アフガン軍とISAFのパトロール隊が15日、道路沿いで穴を掘り、手製爆弾(IED=即席爆破装置)を仕掛けているとみられる一団を発見し、空爆を要請。その後、パトロール隊が現場で確認したところ、IEDは仕掛けられておらず、空爆によって民間人に死傷者が出ていることが分かったという。

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毎日新聞 2010年2月16日 10時40分(最終更新 2月16日 12時49分)

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■「アフガニスタン:誤爆で民間人12人死亡…国際部隊が謝罪」←この記事もはりつけておく。



アフガニスタン:誤爆で民間人12人死亡…国際部隊が謝罪

 【ワシントン草野和彦】アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)は14日、南部へルマンド州で反政府武装勢力タリバンを狙ったロケット弾2発が標的を外れ、民間人12人が死亡したと発表した。アフガン駐留米軍トップを兼ねるマクリスタルISAF司令官はカルザイ大統領に謝罪し、誤爆の調査完了まで同タイプのロケット弾使用を中断することにした。対米感情の悪化を恐れ、民間人犠牲者をなくすことに留意していた米軍だが、大規模作戦開始2日目にして早くもつまずきを見せた。

 ISAFやAP通信によると、誤爆が起きたのは、タリバンの支配地である同州マルジャ近郊。ロケット弾は、ISAFとアフガン軍を狙って砲撃を仕掛けていた武装勢力の施設を標的にしたが、約300メートルそれ、民家を直撃した。

 作戦開始に先立ってカルザイ大統領は、市民の安全に注意を払うことをISAFなどに求めていた。大統領の広報官によると、誤爆について大統領は非常に憤慨しており、細心の注意を改めて要求したという。

 3万人の米軍を増派するアフガン戦略の遂行にあたり、マクリスタル司令官は「米軍は敵ではない」ことを示し、アフガン国民の協力を得るため、民間人犠牲者を減らすことを目標にしていた。

 ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は14日放映の米FOXテレビの番組で、マルジャでの作戦成功が「アフガン南部だけでなく、国全体に新たな衝撃波を送る」ことに期待を寄せたが、今回の誤爆で逆に反米感情が一層高まる可能性が出てきた。

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田中宇(たなか・さかい)氏は、昨年つぎのように指摘していた(意外にブッシュと変わらないオバマ政権 2009/01/26)。



 オバマは、イラクよりアフガニスタンに注力する姿勢を打ち出し、イラク問題は新政権の「10大重要課題」に入っていない。 ( President Obama revs up Afghan fight; backseats Iraq at Clinton debut

 しかし、ならばオバマは、アフガニスタンに関してブッシュ時代の失策を脱却しているかというと、そうでもない。オバマ就任直後の1月23日、米軍は前政権時代から続けてきたパキスタンに対する無人戦闘機による空爆を挙行し、アフガン・パキスタン国境地帯で22人のパキスタン人を殺した。米軍はタリバン系のゲリラの拠点を空爆したはずだったが、殺された中には少なくとも4人の子供が含まれていた。 ( President Obama Orders Pakistan Drone Attacks

 パキスタンは現在、アフガン駐留の欧米軍に陸路で物資を運べる唯一のルートである。米軍が空爆で一般市民を殺すたびに、パキスタンの世論は反米に傾き、パキスタン政界では親米の政府が困窮してイスラム主義が強くなり、アフガン占領の成功は危うくなる。オバマは、パキスタンの怒りを扇動するブッシュのやり方を継承してしまっている。「ブッシュはイラク占領の泥沼に沈んだが、オバマはアフガン占領で泥沼に沈む」との予測も、すでに出ている。 ( Is Afghanistan Going to Be Obama's Iraq?

 ブッシュ政権では、政権中枢で「現実派」と「ネオコン」の対立があり、政策のぶれを招いたと指摘されているが、同様にオバマ政権も「現実派」と「ネオリベラル」の対立がある、という分析もある。中枢での対立があるがゆえに、オバマはブッシュの悪しき戦略からなかなか足を洗えないとも言えるが、私は逆に、ブッシュもオバマも「政権内の対立があるのでうまくいかない」という口実で、政権外からのさまざまな圧力を煙に巻く戦略が、歴代の米政権に定着しつつあるのではないかとも感じる。 ( Liberals, realists set to clash By Jim Lobe

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■つぎの記事は、歴史的、かつ巨視的に もっと ふみこんだ議論である。



米露逆転のアフガニスタン(2009/02/10)

 アフガニスタンは「ソ連の墓場」である。ソ連は1979年、傀儡政権を維持できなくなってアフガニスタンに侵攻し、10年間、泥沼の占領を続けざるを得なくなった。ソ連は国力を浪費し、最後には80年代末、レーガン政権の米国に和解を申し入れて米ソ緊張を解くことを通じて、何とかアフガン撤退にこぎつけたが、それはソ連自体の崩壊につながった。アフガン各地の山村の村はずれあたりには、山道を侵攻しているうちに動けなくなったソ連軍の戦車の残骸が今も放置されており、その意味でもアフガンはソ連の墓場である。

 アフガニスタンをソ連の墓場に仕立てた張本人の一人は、現在、米国オバマ政権の外交顧問をしているズビグニュー・ブレジンスキーである。80年までのカーター政権で大統領補佐官をつとめた彼は、ソ連のアフガン侵攻の5カ月前から、アフガンや隣国パキスタンのイスラム教徒民兵(ムジャヘディン = 聖戦士)の諸組織に軍資金を与え、軍事訓練をほどこして、ソ連軍を挑発して占領の泥沼に陥れる作戦をやったと、自らが米通信社のインタビューで述べている。 ( Muslim Terrorist Apparatus was Created by US Intelligence as a Geopolitical Weapon

 ブレジンスキーは、ソ連をアフガンにおびき寄せて占領の泥沼に沈めたこの作戦を「ベアー・トラップ」(熊のわな)と呼んだ。ソ連は、怒らせると凶暴になるという意味で、米欧の国際政治の関係者から、よく熊にたとえられてきた。ソ連はブレジンスキーの仕掛けたわなにはまって滅亡し、冷戦は終結した。

 しかし冷戦終結から10年すぎた今、アフガニスタンでの泥沼の占領劇は役者が交代し、米欧(米軍を中心とするNATO軍)が占領の泥沼にはまっている。ソ連はアフガンを社会主義化する口実で占領して失敗したが、米国はアフガンを民主化する口実で占領して失敗している。アフガン占領の失敗が確定したら、NATOは解体し、欧州はEU統合軍の創設を加速するだろう。アフガンは「ソ連の墓場」となっただけでなく、次は「NATOの墓場」になろうとしている。 ( Russian Envoy: NATO Making Same Mistakes as Soviet Army in Afghanistan

 ソ連の後継国であるロシアは、米欧に対し、泥沼から出るための手助けをしても良いと言い出している。ただし、それには条件がある。米欧がロシアに対する敵対的な包囲網を解き、中央アジアやコーカサス、ウクライナなど、ロシアがソ連時代に持っていた周辺地域への覇権(影響圏の設定)を回復させるなら、米欧を助けてやる、とロシアは言っている。

 米欧のアフガン占領の泥沼は、911後に米国がアフガニスタンを「民主化する」と言って侵攻した後、愚策の連続によって占領が失敗した結果であり、ロシアが米国をわなにはめたわけではない。だから、厳密には米露の攻守が逆転したわけではないが、私の持論である「ブレジンスキーは隠れ多極主義者の一人」という点を加味すると、この話の全体が攻守逆転の繰り返しとなる。

▼冷戦の本質再論

 1947-89年の冷戦は、世界覇権の永続化を狙った米英同盟による世界戦略だったと考えることができるが、その要点は「ソ連(中ソ)を潰す」のではなく「ソ連(中ソ)との対立を永続化する」ことにあったはずだ。中ソが欧米と恒久対立する体制を作ることで、欧米から中ソ(や社会主義系の発展途上国)に対して工業技術や経済運営技能が移転されることが防がれ、中ソや途上国の成長が阻止され、いつまでも欧米が世界の中心でいられる。

 冷戦がなければ、欧米の国際資本家は中ソなど(今でいうBRIC)にさかんに技術や技能を移転し、中ソなどは経済発展して欧米に匹敵もしくは凌駕する大国となり、欧米が中心の世界体制が崩れ、覇権が多極化してしまう。これを防いでいたのが冷戦構造で、この構造は軍産英複合体にとって好都合だった。

 しかし、1972年のニクソン訪中によって、米国はまず中国を冷戦体制から引き離して経済成長を可能にした(米政界の軍産勢力の反対を抑えるのに6年かかったが、1978年に米中が正式に国交正常化すると同時に、中国の改革開放政策が始まり、今の経済大国化が実現した)。そして89年には、レーガンによって冷戦体制自体が壊された。

 ニクソンやレーガンの動きの背後に、中ソや発展途上諸国を冷戦のくびきから解放して経済発展させ、そこに投資して儲けようとしたニューヨーク資本家(多極主義者)の陰謀が存在していたのではないかというのが、私の「隠れ多極主義」の仮説である。この仮説に基づくと、ニクソンの大統領補佐官として訪中戦略を作ったキッシンジャーや、あまりにひどい愚策を続けて米国をイラクやアフガンの占領の泥沼に沈めて覇権を自滅させた前ブッシュ政権のチェイニー副大統領(いずれも共和党)、ソ連を崩壊させて冷戦を終わらせたブレジンスキー(民主党)は、いずれも隠れ多極主義の参謀役である。

 ブレジンスキーがベアー・トラップを仕掛けてソ連を潰したことの続編として、チェイニーは、自滅的な「イーグル・トラップ」を自国に仕掛けた。その後、政権が代わって再びブレジンスキーが出てきて、わなにはまってもがいて状況を悪化させる役割を果たしている観がある。

 多くの人は「チェイニーは自分の欲得のためだけに愚策をやったのだ。多極主義者なんかじゃない」と考えているが、短期的・個人的な欲得のためなら、むしろサダム・フセインやタリバンと交渉して利権を得る方を好むはずだ。サダムもタリバンも、米国と交渉する気は十分にあった。米国が問答無用で侵攻した時点で、動機は別のところにあるようだという疑いを私は持った。……

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■田中さんの持論“隠れ多極主義”が、実体をもつものなのか、それとも、田中さんたちがまよいこんだ、陰謀論のたぐいなのか、それは、わからない。■しかし、アメリカ政府が不可解な行動をとりつづけてきた歴史的事実と、それに ふりまわせて、いのちまで うばわれる膨大な世界の人民がいたことは、はっきりしている。史上最大の、はた迷惑帝国アメリカは、いつ解体するのか?



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コメント

原田武夫氏のうけうりですが

>史上最大の、はた迷惑帝国アメリカは、いつ解体するのか?

米国は、2005年から計画破産をねらっていた。つまりオバマ政権において債務不履行(デフォルト)を宣言してヒラリーに移譲して金融資本を注入してもらい、さらにカナダからメキシコまでを共通通貨圏にすることで国家再建をはかる。そして「日本」における食品や医薬品の市場を牛耳ろうとする…
等々の予想は原田武夫氏の『計画破産国家アメリカの罠』によります。あと、以下の記事も参考にされたし。

「地球温暖化という壮大な虚構」
http://money.mag2.com:80/invest/kokusai/

ところで、同書によれば、米国の各州の影響力は首都ワシントンに対抗しうるものらしいです。つまり中央政府と意見のあわない各州の対立がさまざまな軋轢をうみ、米国内の多様な意見をもたらしているそうです。もっとも多様といっても、他国をかえりみない自己中心的ない件であることだけは一様でしょうけれど。

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