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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
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【位置 リベラル左派】

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岐阜・椿洞の産廃撤去開始(中日新聞・岐阜版)

■「石原産業:地下水・土壌汚染 来年度、本格的に浄化 環境専門委に方針示す(毎日)ほか」の関連記事。



「本当に待ち遠しかった」 岐阜・椿洞の産廃撤去開始
中日新聞2010年1月27日
岐阜・椿洞の産廃撤去開始
掘り起こした産廃を木くずなどの可燃物と金属くずなどに選別する重機
=岐阜市椿洞で


 2004年に岐阜市椿洞の山林で、全国最大規模の75万立方メートルの産廃不法投棄が見つかってから6年。ようやく行政代執行による産廃の撤去作業が26日、始まった。今後、3年で40万立方メートルを掘り起こすが、まだ3分の1近い20万立方メートル以上の産廃の撤去方針は未定なまま。周辺住民からは撤去開始を喜ぶ半面、残る産廃の行方を不安視する声もある。
 岐阜市はこの日、掘り起こした産廃を木くずなどの可燃物と金属くず、土砂に選別する作業を報道陣に公開。可燃物と金属くず、ダイオキシンの汚染物は搬出し、処分する。土砂などの不燃物は現場に埋め戻す。
 市は不法投棄した中間処理業者に全量撤去を求めてきたが、実質的経営者は廃棄物処理法違反で実刑に。自主撤去は困難で、市による撤去を決めた。
 「本当に待ち遠しかった」。地元住民や岐阜市などでつくる「岐阜市北部地区産業廃棄物不法投棄事案現場対策推進協議会」会長の増田実さん(74)=岐阜市粟野台=は撤去が始まった現場を訪れ、しみじみと語った。
 土砂を含めると、埋められた量は125万立方メートル。不法投棄が発覚したときは「どうなるのか」と途方に暮れた。ごみのにおいが風に乗って流れてくることも。一時は市に全量撤去を強く求めたが、「騒ぐと地元の米や野菜が売れなくなる」など風評を恐れる声もあり、悩んだという。
 産廃はごみの重量による圧力などが原因で最高約560度で燃え、ボーリング調査用の穴から、環境基準の28万倍以上のダイオキシン類が含まれたガスが検出されたことも。周辺の大気や地下水、河川などのモニタリング調査ではこれまで異常は出ていないが、「今後も厳しい目で監視が必要」と増田さん。
 「交通事故が一番心配」と話すのは、すぐ近くで約80人のお年寄りが暮らす養護老人ホーム「寿松苑」の川村尚文施設長。同市によると、1日に約600立方メートルの産廃を選別。10トントラックで30台分のごみを搬出する。「散歩や買い物に出るお年寄りも多いので、気を付けないと」
 一方、今回撤去される40万立方メートルと、業者が自主撤去した12万立方メートルを差し引いても、現場には23万立方メートルが残る。市は「市民や学識経験者の意見を聞きながら、総合的に判断したい」と話すが、今回の撤去だけで約100億円の費用がかかり、残りを撤去するめどはたっていない
 「椿洞不法産廃『全量撤去』を求めるネットワーク」代表の河合良房弁護士は「今回だけで終わりとならないように、全量撤去の方針を明確に打ち出すべきだ」と話している。
 (山本真嗣)
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■関連の「岐阜新聞」「朝日新聞」の地方版の記事も。



椿洞産廃の撤去作業が本格化 40万立方m掘削
「岐阜新聞」 2010年01月27日09:24 

 岐阜市椿洞産業廃棄物不法投棄問題で、市は26日、廃棄物を掘削、搬出する本格的な撤去作業を始めた。約40万立方メートルを掘削し、中間処理施設や最終処分場に運ぶ。2012年9月ごろまでに終える予定。

 市によると、埋め立てられた量は約125万立方メートルで、そのうち約75万立方メートルが廃棄物とみられる。市は行政代執行により、廃棄物層内の燃焼で生じたダイオキシン類に、汚染された可能性がある部分を除去する。

 地中の消火作業は昨年8月に始まり、消火完了が確認できたため、掘削に取り掛かることにした。

 掘削した廃棄物は、まず選別ヤードに持ち込み、不燃物と可燃物、土砂、金属に分けた後、場外に運び出す。1日に現場で掘削する廃棄物は縦横25メートル、深さ1メートル。トラック30台で搬出する。





椿洞の投棄産廃 掘削処分を開始
asahi.com「マイタウン岐阜」2010年01月28日

 岐阜市椿洞の産業廃棄物の不法投棄問題で、市は産廃を掘削して処分する作業を始めた。2012年度までに終了する予定。
 市によると、不法投棄された産廃とサンドイッチ状に重ねられた土砂は計約125万立方メートル。今回は、そのうち産廃が多く含まれている約40万立方メートルを掘削する。
 産廃は、大型の選別機械で、木くずや廃プラスチックなどの可燃物▽コンクリートや瓦などの不燃物▽金属▽土砂の4種類に分けられる。その後、多治見市や三重県伊賀市、愛知県瀬戸市など十数カ所の処理場に運ばれ、処分される。ダイオキシンの汚染検査も行い、環境基準以下の土砂などは現場を埋め立てる時の土に利用される。
 この産廃問題は、市が08年8月、行政代執行により産廃の撤去を開始。だが、地中内部で木くずなどが燃焼しているため、内部に穴を開けて水を注ぐ消火作業を行っていた。事業費は99億円で、市が55億円を負担する。
 残る約85万立方メートルの中には、約40万立方メートルの産廃が残っているとされるが「生活環境に影響がない」として、今回は撤去はされない。市は今後も調査を続けるという。


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■関連のメールマガジン「よく分かる!!廃棄物問題」の最新号(150号)の一部を転載。

……
□ 悪意なくやってしまう法律違反


 2004年に発覚した善商不法投棄事件


 現場に残された不法投棄物が火災の原因となることがあるため、岐阜市が行政代執行を決意し、今後3年間で40万立方メートルを撤去するそうです。

 中日新聞 「本当に待ち遠しかった」 岐阜・椿洞の産廃撤去開始
 http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20100127/CK2010012702000025.html



 不法投棄に巻き込まれた場合のリスクは、下記のブログで解説しておりますので、そちらをご覧ください。

 「不法投棄にまつわるリスクを直視する
 http://www.ace-compliance.com/blog/news/100127zensyo.html

 今回のメルマガは、このような大規模不法投棄に巻き込まれないための方法について解説いたします。

 まず、不法投棄に巻き込まれないためにやるべき最も重要なことは、委託先処理業者のところを実際に訪問し、違法な操業をしていないかを自分の目で確認してみることです。

 今年の国会で改正が予定されている廃棄物処理法にも、現地確認の必要性が何らかの形で盛り込まれる可能性があります。

 このことについては、当メルマガでも既に解説済みです。
 vol.139 現地確認が義務付けされる!?
 http://www.office-onoe.com/mail-magazine/091009.html

 現地確認のポイントなどは、私の著書「産廃処理の基本と仕組みがよ~くわかる本」の第5章で解説しておりますので、ご参照ください。


 不法投棄に限らず、廃棄物処理法に関する大部分の法的リスクは、現地確認をキチンと行えば防げるものばかりです。
 「百聞は一見に如かず」で、違法なことをやりそうな相手かどうかは、一度現場を見れば、ある程度わかってくるものです。


 もっとも、現場を100回訪れても、契約書などを一切保存していなければ大きな法律違反を犯していることになります。
 具体的には、委託契約書とマニフェストの適切な運用と保存です。
 契約書とマニフェストを保存していない企業がいまだに多いのが現実ですが、ここから先は、それらの書類を保存しているという前提で話を進めていきます。


 契約書やマニフェストは、ただ保存しているだけでは不十分であり、廃棄物処理法で定められた記載事項をキッチリ押さえておくことが必要です。


 善商不法投棄事件に関連して措置命令などを受けた排出事業者の大部分は、契約書やマニフェストの保存はしていました。
 しかし、その中身が不十分であったため、巨額の撤去費用という大きな代償を支払わされることになりました。


 よく散見される委託契約書の違反としては、

 「委託料金」や「委託する廃棄物の種類」などが書かれていないというものです。


 「委託料金」は、年初の契約時には確定しがたいという事情があるため、ついつい記載をせずに契約を締結してしまいがちですが、廃棄物処理法では、「委託料金」の記載が義務付けられていますので、その記載を怠ると、適切な委託契約をしていなかったとみなされてしまいます。


 その結果、「委託料金を契約書に書かないということは、不法投棄を前提に契約をしていたのだろう」と責任が追及されることになります。

 例えば、月々の委託料金が変動するような場合は、契約書には「別途覚書で決定する」などと記載しておき、契約書と覚書を一緒に保存しておくようにすれば、月々の料金変動にも対応した契約書の運用が可能です。

 最後に、マニフェストでよくある違反としては、これまた「産業廃棄物の種類」や「委託数量」などの未記載などです。

 「委託数量」に関しては、マニフェスト発行時点で正確にキログラム単位の重量などを書くのは困難だと思いますので、その場合は、「ドラム缶○本」などと、委託した廃棄物の量をある程度特定できる形で数量欄に記載しておき、後で中間処理業者などから正確な重量が報告されてきた段階で、その数値をマニフェストに転記するようにしておきましょう。

 このように、書類に関するミスは、ちょっとした不注意で起こってしまうミスばかりですが、いざ不法投棄事件に巻き込まれてしまうと、それが取り返しのつかないアクシデントにつながる可能性が高くなります。

 契約書などに数字を記載するには、1分もあれば十分だと思います。

 そのわずか1分の作業で、不法投棄物の撤去といった数百万円の余分なコストを免れることが可能となります。


 「たかが料金の記載くらい」と侮ることなく、愚直に書類をチェックし続けることが最も重要です。

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■メールマガジンの趣旨が、産廃業者に世話になる業界関係者むけなので、しょうがないかもしれないが、問題は、業者さんたちのモラルや、リスク管理意識の向上だけでは、すまないだろう。問題の本質は、業者が責任をとらされることで、経営に支障をきたす、といった次元ではなく、じもと住民にとって とりかえしのつかない生活環境の劣化など、重大な公害問題になりかねないからなのだから。はっきりいって、リスク対策がたりない業者がツブれようと、社会にとってはどうってことはなく、むしろ市場による自浄作用の一種とさえいえる。むしろ、業者がツブれる結果は、この善商のケースのように、撤去作業の費用負担が全然できずに、結果的に完全無責任になってしまうという構造の方こそ大問題なのであって。

■それと、偽装リサイクル製品であることが判明した、石原産業によるフェロシルトの大量廃棄問題のばあいと同様、周辺の土壌とまざってしまった部分をふくめた大量の廃棄物を、どう輸送し、どこでどのように最終処理するのかは、大問題なのだ。


“岐阜市椿洞産廃不法投棄問題の動き”岐阜環境調査民学術委員会
●『てらまち・ねっと「椿洞」関連記事
●旧ブログ「フェロシルト を含む記事
●旧ブログ「善商 を含む記事
●日記内「フェロシルト」関連記事
●「レアメタル争奪戦(「よく分かる!!廃棄物問題」第149号)」 (02/03)
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