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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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『社会言語学』IX(2009年)

■「『社会言語学』VIII」以来、1年ぶりの記事。『社会言語学』IX(2009年)がでた(というか、先月末発行となっている)。

http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/syakaigengogaku2009.html

■以下、目次にGoogle検索をリンクさせてみた。


論文:
障害者と情報アクセシビリティに関する諸課題の整理
 -情報保障の概念を中心に -
打浪(古賀)文子

識字運動の構造
 -同化主義能力主義の再検討によるコミュニケーションのユニバーサルデザイン-
かどやひでのり

「ことばのちから」というイデオロギー
 -言語現象を「能力化」するまなざしを問う-
寺沢 拓敬

教科日本語における漢字のカベ
-その予備的考察-
すみ ともゆき

第二言語としての日本語教育の課題
足立 祐子

インドネシア人看護師・介護福祉士候補者受け入れに関する新聞報道
-「日本語」と「イスラム教」をめぐる記述の問題点について-
布尾 勝一郎

言語観教育の展開
-英語「科」教育にできること-
仲 潔

女性学は何のためにカタカナ語「ジェンダー」を守るのか
-社会言語学的アプローチによる「ジェンダー」受容過程の再検討-
斉藤 正美

CEFRは地域語・少数言語にいかなる影響を与えうるか
-受容のされ方から問題点を探る-
柿原 武史

日本の読み書き能力の神話
-その隠蔽機能の解明と問題解決のための研究について-
山下 仁

法廷における方言的ことば
札埜 和男

言語という障害
-知的障害者を排除するもの-
あべ・やすし



講演録:
情報はどう保障されているか -中途失聴者から見た現状-
田中 邦夫 映像評:
長野県梓川高校放送部「漢字テストのふしぎ」(2007年)
なかの まき

「漢字テスト」がうきぼりにするイデオロギー
ましこ・ひでのり

書評:
LLブックを学校へ!
藤澤和子・服部敦司編
LLブックを届ける やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ
読書工房、2009)
すぎむら なおみ

死産される英語教育日本語教育そして帝国言語教育
佐藤慎司ドー ア根理子編著
『文化、ことば、教育』(明石書店、2008)
はるはら けんいちろう

中村桃子
「女ことば」はつくられる』(ひつじ書房、2007)
冨田 哲

中村桃子
<性>と日本語 ことばがつくる女と男』(NHKブックス、2007)
木村護郎クリストフ

野村雅昭
漢字の未来 新版』(三元社、2008)
安田 敏朗

日本語教育政策は存在するか?
田尻英三
日本語教育政策ウオッチ2008 定住化する外国人施策を巡って
ひつじ書房、2009)
塚原 信行

既刊号目次/本誌への投稿について
(頒価3000円/本体)

Webcat所蔵一覧

「社会言語学」刊行会の主頁へ
-----------------------------------------------
■目次等をはぶいても350ページ。あつさ2cm。余裕で たつ。■論文の本数がおおいあまり、前号までは表紙に目次が全部おさまっていたのに、書評6本がおさまらず、表紙には ただ「書評」とだけ印刷されてある。なかをひらいて、目次をみないかぎり、どの本が だれによって評価されたかが わからないという事態となった。
■著者名の かながきが、めだつね。

■今回の目玉は、いくつかあるが、力作ぞろいの論文12本以外でいえば、先日(12/22)なくなった 田中 邦夫氏の講演記録と、長野県梓川高校放送部「漢字テストのふしぎ」(2007年)をとりあげた、映像評2本か?■田中氏が お元気だったときの最晩年期のまとまった発言として、貴重な意義をもつはず。
■論文も、識字力問題や情報保障関連がめだつ。あとは長期滞在ないし定住型の労働者・移民の うけいれ問題。
斉藤 正美論文や、かどやひでのり論文など、学界・業界に、痛打をあたえる ヤバい とんがった文章がおおい。■“漢字という障害”という、ヤバい論文をかいた あべ・やすし氏にいたっては、知的障害者のたちばを紹介して“言語という障害”という、危険な域にまで達してしまった。
■特殊なテーマとしては、法廷における地域語による発言・情報保障をといた 札埜 和男論文。田中克彦法廷にたつ言語』などが以前提起した問題を、フィールドワークによって博士論文化したもの(「法廷における方言-「臨床ことば学」の立場から-」:大阪大学大学院言語文化研究科 博士 言語文化学)のエッセンスが、ここでよめる。
■書評も、うちわでの ヨイショではなく、かなり つっこんだ批判的検討がなされている。質・量ともに、ここまで書評論文を充実させた雑誌はおおくないはず。安田 敏朗氏など、この世界でのスーパースターもご登場で、なかなか ぜいたく。



●「『社会言語学』9号」『hituziのブログじゃがー』(2009ねん 11がつ 30にち)
●旧ブログ「社会言語学」刊行会 関連記事
「漢字テストのふしぎ」関連記事
「田尻英三」関連記事
●旧ブログ「田尻英三」関連記事
「札埜和男」関連記事
●「言語学者の「さが」=「言語帝国主義とは なにか。たなか『ことばと国家』を批判する。」(hituziのブログ)
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北大路書房というところの本

『聴覚障害教育 これまでとこれから』など、革新的な本も出している北大路書房ですが、『LD児の漢字学習とその支援』という、同社が漢字を前提にした本も出してしまった点を指摘します。漢字表記という現状を前提とするのなら、身体機能の弱者に支援をすることで社会的な情報弱者にはさせないための支援ともいえるでしょうが、漢字表記という現状への批判はしていないものと推測します。(読んでいないので断言はしませんが)

ブログ「言語教育の社会学的探求」


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