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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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新型インフルエンザ騒動の怪33=豚インフルエンザ報道を検証する 第26回 「新型」用ワクチンでも死亡事例多発

インフル関連記事
■「新型インフルエンザ騒動の怪32=豚インフルエンザ報道を検証する 第25回 続出する「新型」感染者の突然死」の続報。


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世界の環境ホットニュース[GEN] 737号 09年12月1日

      豚インフルエンザ報道を検証する(第26回)

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第26回 「新型」用ワクチンでも死亡事例多発  原田 和明

 タミフル投与後に死亡したとの報告は依然として続いていますが、新型インフルエンザワクチンを接種後に死亡する事例も続発しています。

 10月1日から11月26日まで に「新型」と判定された死者(53人)のうち、タミフルまたはリレンザ服用が確認されているのは39人で死亡率は74%。服用の有無が確認できないケースを除くと、タミフルまたはリレンザ服用後の死亡率は85%にもなります。ここ1週間ほど(11月17-26日)の特徴としては、初期症状の段階でタミフルまたはリレンザを投与したにも関わらず、容態急変して死亡というケースが目立ちます。簡易検査A(-)でもタミフルを投与した事例は8件中3件。2件は検査なし? でインフルエンザと診断し、リレンザまたはタミフル投与と早い段階で処方されています。2件はA(+)でタミフル投与。

 これと並行して、ワクチンの接種も始まりましたが、ワクチンでも死者が続出しています。厚生労働省からの発表では、11月13日に新型インフルエンザワクチン接種者で初めての死者が出たとの発表から19日までの1週間に 13人の接種者が死亡したと報告されています。接種後2日以内に死亡した例は10例(77%)もあり、このうち担当医が「死因とワクチン接種の因果関係は評価不能(関係あるともないとも判定できない)」としたものが 6件(46%)。これらは事実上、「因果関係を否定できなかった」事例とみられます。接種後数時間で亡くなったのも関わらず、「因果関係なし」と判断された事例も2件あります(4例目と11例目)。

 その他の事例では、新型インフルエンザワクチンを接種して数日後に季節性インフルエンザワクチンも接種、その後に発熱、死亡したことから、新型インフルエンザワクチンが原因ではない可能性がある場合(5例目)。6例目ではワクチン接種後に発熱したため、タミフルを投与されており、この直後に容態急変し、死亡したという、タミフルの副作用の影響が強く疑われる事例もあります。

 このようないろいろな要因が混在していると考えられるとはいえ、1週間で13人の死亡というのは多すぎないかと思われます。接種翌日に死亡した最初の事例も、家の中で死んでいるところを家人が発見するという突然死の状況であることからも、因果関係は慎重に調査されるべきものと考えます。しかしながら、厚生労働省は「持病が 原因の 死亡で、ワクチンとは関連がない」としている(朝日新聞 2009年11月13日 19時29分)ように、ワクチン行政に不信感を抱かれるような情報を打ち消すことには熱心なように見受けられます。

 11月21日に開かれた厚生労働省の専門家検討会(第1回)でも、新型インフルエンザワクチンの安全性について「現時点では重大な懸念は示されていない」との評価をまとめた、とのことです。(11月21日18時44分配信 読売新聞)

 ところが、「一般の医療機関からは、19日までに推定 約450万人の接種者のうち、877件の副作用報告があった。うち重い副作用報告は 死亡13件を含む68件(0.002%)だった。昨年の季節性のワクチンでは 4740万人に接種して、重い副作用報告は121件(0.0002%)だった」(読売)と重い副作用報告が、「新型」用ワクチンで10倍も多かったのです。これには言い訳がつけられており、「因果関係がないと考えられる場合も報告しており、単純比較はできない」との意見が相次ぎ、安全性は大差ないと判断した」(11月21日13時14分配信 毎日新聞)というのです。報告があったということは接種後まもなくの死亡という理由などで、担当医が因果関係を否定できないと判断したということでしょう。担当医の判断は行政・メーカー側に都合よく否定されています。また、季節性のインフルエンザワクチンでの報告例には「因果関係がないと考えられる場合」はないのでしょうか?「単純比較はできない」というのは、これまた都合の良い言い逃れのように聞こえます。

 ここで注目は「19日までに推定 約450万人の接種者のうち、副作用報告は死亡13件を含む68件」というくだりです。重い副作用の発生頻度はこの68件で計算されたことになっていますが、11月21日に開催された専門家検討会には「死亡例が21件に上る」(毎日他)ことが報告されています。この報告を受けて、検討会では「心臓、腎臓、呼吸器などに障害のある人への接種は慎重な判断が必要だと指摘した」とのことですから、8人の死者は 重い副作用の発生頻度の計算から除外されたことになります。死亡率は死者13人の場合0.0003%、21人とした場合0.0005%。季節性インフルエンザワクチンの場合は4740万人中に死者は4人なので、0.000008%となり、死亡率は 55倍(死者21人の場合。13人の場合は34倍)もの差になります。このことを隠してもなおこれだけの開きがあり、それを取り繕うためにさらに「単純比較はできない」との理屈まで持ち出さなければならなかったのです。

 「重い副作用報告」を低く見積もるため(「現時点では重大な懸念は示されていない」との結論にするため)に、この 8件の死亡報告が意図的に報告を遅らされたということはなかったのでしょうか? 11月20日の一日だけで一気に8人の死者が出たことになりますが、厚生労働省のウェブサイトには、この 8件の報告事例は11月27日の時点で未だに掲載されていません。なぜ発表されないのでしょうか? ちなみに厚生労働省から発表されている13件の死亡日を列挙すると次のようになります。

 11月2日(2件)、10日(1件)、12日(2件)、14日(3件)、15日(1件)、
 16日(1件)、18日(2件)、19日(1件)

 この頻度からすると、計算から除外された20日だけ8件というのは 多すぎる感じがします。あくまでも「感じ」ですが。それに、8件もの死亡報告が わかった時点で「重い副作用の発生頻度の速報値」を入れて検討会に報告すればよいように思うのですが、なぜそうしなかったのでしょう? 検討会では「死亡例21件中4件は、接種との関連が 否定できないとの指摘があった」(毎日新聞)とのことですから、検討会ではこの8件についても議論されているのです。

 しかし、この「死亡例21件中 4件は、接種との関連が否定できないとの指摘があった」とのくだりも気になります。上で書いたことを繰り返しますが、詳細不明の8件を除いた 死亡例13件だけでみても、担当医が「死因とワクチン接種の因果関係は評価不能(関係あるともないとも判定できない)」としたものが6件もあり、しかも、接種後 数時間で亡くなったのも関わらず、「因果関係なし」と判断された事例も2件あるのです。つまり、死亡例13件中8件は、接種との関連が否定できないのではないかと推測されるのですが、詳細不明の 8件を加えても接種との関連が否定できないのは 4件だけという判断は、検討会の性格をよく表していると言えそうです。

 11月25日には、鹿児島県で30代の女性看護師がワクチン接種後に新型インフルに感染し、死亡が確認された国内初の事例として報道されました。

「県健康増進課によると、女性は10月下旬に医療従事者として新型インフルエ
ンザワクチンを接種。11月上旬には、季節性インフルエンザワクチンも接種。
20日までは通常通り勤務していたが、21日に40度近くまで熱が上がり、医療機
関を受診、簡易検査でA型陽性と判明した。タミフルを処方されたが、25日に
インフルエンザ脳症で死亡した」(11月25日 19時48分配信 時事通信)とのこ
とです。この表現ではタミフルとインフルエンザ脳症との関係がわかりにくい
ですが、厚生労働省のプレスリリースによれば、女性は11月21日にタミフルを
処方された翌日には心肺停止状態になっていますので、このケースもタミフル
の副作用による死亡ではないかと推測されます。

 以下に、新型インフルエンザワクチン接種後に死亡したとして報告された事例(厚生労働省報告分)を列挙します。なお、厚生労働省のプレスリリースには死亡した人の居住地は記載されていません。
 記載順は、発表日、死亡者の年齢、持病。ワクチンの製造者およびロット。接種から死亡に至る経緯、因果関係に関する担当医の評価の順です。

(1例目)11月13日 富山県(70代男性=肺気腫)
  化学及血清療法研究所SL02A
     11月12日14時頃接種。12日19:30自宅で死亡しているの
  を発見。急性呼吸不全。主治医は「持病が原因で、ワクチン
  接種との関連はない」と判断している。(11.13毎日新聞)

(2例目)11月15日 (80代男性=肺気腫) 
  阪大微生物病研究会HP01A
     11月11日14時接種。13日午後「動くのが苦痛」
       15日8:30 家族より死亡との連絡。
  「因果関係は評価不能」

(3例目)11月16日 (70代男性=糖尿病、高血圧など)
  阪大微生物病研究会HP01A
     11月2日15時接種。18時夕食、その後心肺停止、
        18:45死亡。
 「因果関係は評価不能」

(4例目)11月17日 (80代女性=間質性肺炎、心不全)
  デンカ生研S2-A
     11月10日13時往診で接種。深夜0時頃 廊下で倒れている
  ところを発見。緊急入院後死亡。
  「間質性肺炎の悪化で死亡」と診断。

(5例目)11月17日 (80代男性=脳梗塞)デンカ生研 S2-B、
北里研 FB015B
  11月2日11時接種。10日には季節性インフルエンザ
ワクチン接種。
13日喘息、
  14日午前 呼吸停止、死亡。
「季節性インフルエンザ ワクチンによる可能性高い」

(6例目)11月17日 (80代男性=肺気腫、胃がん)
デンカ生研 S2-A
 10月21日4:30接種。24日発熱。
26日簡易検査A(-)だがタミフル投与。
 肺炎のため入院。徐々に呼吸困難に。
11日低酸素状態、転院。14日死亡。
 「因果関係は評価不能」

(7例目)11月17日 (60代男性=肝硬変)
化学及血清療法研究所 SL02A
  11月13日16時接種。
15日3時腹痛、血圧低下。血性腹水で腹腔内出血と診断。
  8:11死亡。「元々がんの破裂の危険性あった。因果関係なし」

(8例目)11月17日(70代女性=慢性腎不全、胃がん)
化学及血清療法研究所 SL02A
  11月11日9:30接種。
14日朝5時心肺停止状態で発見。「持病の悪化と判断」

(9例目)11月18日(80代男性=慢性腎不全)
化学及血清療法研究所 SL04B
  11月16日11:30接種。
翌朝7:45血圧低下、呼吸困難、11時死亡。
 「持病の悪化」

(10例目)11月18日(70代女性=慢性閉塞性肺疾患)
デンカ生研 S1-B
  11月16日14時接種。
18日14:30容態急変、心肺停止、死亡。
「因果関係は評価不能」

(11例目)11月18日(80代女性=膵炎)
化学及血清療法研究所 SL02A
  11月11日17時接種。
17:30発熱(38.5度)、ケトプロフェン筋肉注射。
12日 0:55心肺停止、死亡。「敗血症を起こして
いたため。因果関係なし」
 
(12例目)11月19日(80代女性=慢性関節リウマチ)
微研会 HP02D
  11月16日15時接種。
18日0:30心停止、呼吸停止で発見。死亡確認。
 「因果関係は評価不能」
 
(13例目)11月19日(90代男性=脳出血後遺症、誤嚥性肺炎)
化学及血清療法研究所 SL02A
  11月18日14時接種。19時嘔吐。
19日大量嘔吐で窒息。呼吸、心停止。9:27
 死亡。「因果関係は評価不能」

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■厚生労働省や各自治体、そして各研究所に説明責任があることは、あたりまえ。■問題は、こういった事態の背景にある、異様さをとりあげないマスメディア、キャンペーンをはる責務を感じていないらしい「ジャーナリズム」の方。当局や「専門家」たちが、「真理省」的な策動をしばしばおこなうのは、ある意味構造なのだから。

■ところで、「~イズム」とは、状況とか症状、主義主張などと 訳しわけられるんだが、「ジャーナリズム」ってのは、一体どう訳せばいんだろう? 「報道しているポーズだけとる偽善主義」「真理を追求しているふりだけする真理省的社会病理」…。
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テーマ : 新型インフルエンザ - ジャンル : ヘルス・ダイエット

タグ : 真理省 1984年 ハイパー独裁 安全

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