中国・北の脅威対処、新防衛大綱へ議論開始 政府は18日、鳩山首相が主宰する「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長=佐藤茂雄[しげたか]・京阪電気鉄道最高経営責任者)の初会合を首相官邸で開き、今後の防衛力整備の指針となる新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)策定に向けた議論を開始した。
懇談会は今夏をめどに報告書をまとめる予定。政府は報告書をもとに、年内に現大綱を改定した新大綱策定を目指す。
鳩山首相は冒頭のあいさつで、「防衛体制の見直しには、継続と変化の両方が必要だ。タブーのない議論をしてほしい」と述べた。また、「北朝鮮の核、ミサイル開発の深刻化や周辺諸国の軍事力の近代化に日本がどう対応していくのかという視点がいる」と指摘し、中国の名指しを避けつつも、北朝鮮と中国の脅威への対処を中心課題の一つとする考えを示した。
首相は日米同盟の深化をはじめ、国連の平和維持活動、災害救援活動、テロ対策などの国際協力のほか、サイバー・テロなど新たな脅威も課題に挙げ、「中長期的な視野に立ってご検討願いたい」と指示した。懇談会は月2回のペースで議論を行う。初会合には平野官房長官、岡田外相、北沢防衛相らも出席した。
防衛相はこの後、防衛省で幹部を集め、大綱策定に向けた省内の検討機関である「防衛会議」を開いた。防衛相は「武器輸出3原則は鳩山政権としてきちんと守るという前提のもと、装備産業の基盤整備をどう図るか議論してほしいとお願いした」と述べ、懇談会で武器輸出3原則の緩和も議題とするよう求めたことを明らかにした。
(2010年2月18日21時44分 読売新聞)----------------------------------------------
■「
原発テロ妄想は、原発震災リスクのめくらまし」やそれをうけたコメントなどで再三再四のべきたとおり、原発がテロられると政府が心配しているといった神話にだまされるナショナリストは、あほうである。そんな心配がカケラでも切実に感じられている組織が、日本海に、すぐに原爆化するハイリスク装置である原発を、あんなに大量に配備するはずがなかろう。■かりに 日米両政府が、「原発テロや核ミサイル攻撃などしようものなら、日本海=東海(トンヘ)は、巨大な「
チェルノブイリ」と化すのだから、バカなことをしでかすな」などと、中朝両政府をニヒリスティックに おどしているのだとしたら、もちろん、一応スジはとおっている。きわめてニヒリスティックで犯罪的な、「1984年流逆説的安全保障」であって、そんなことのために暗躍してきのだったら、戦争犯罪人に準じて処刑すべきだとおもうが。
■社民党や共産党は、そういったタブーに挑戦して、公文書を公表させるべきだ。情報公開や議員の調査権を最大限に駆使してね。
■ところで、鳩山首相の「タブーのない議論をしてほしい」のなかには、
大橋巨泉、もと参議院議員が議員辞職にいたったような路線での安保論議にもふみこむってことだろうか? 大橋さんなら、
非武装中立≒米国からの完全自立・自律だって充分構想にはいるはずなんだけどね。ミニ自民のエセ・ハトからすれば、それだけは、タブーか?(笑)
●旧ブログ記事「
軍事 (183)」
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