<貧困率>政府として調査する方針固める 長妻厚生労働相10月5日0時54分配信 毎日新聞
長妻昭厚生労働相は4日、山井和則厚労政務官と協議し、格差問題の解決に本格的に取り組むため、国民の「貧困率」を政府として調査する方針を固めた。5日にも担当部局に対し、全国的なデータ収集と貧困率の削減目標設定を指示する。山井政務官が4日夜、NHKのテレビ番組で明らかにした。
貧困率とは、全国民の平均的な年収の半分に満たない人の割合とされるが、政府は正式な指標として算出していない。06年に経済協力開発機構(OECD)の発表したリポートで日本の貧困率が先進国中、米国に次ぐ2位という悪い結果となり、貧困問題に取り組むNPO(非営利組織)などが政府に調査を求めていた。民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)に「貧困の実態調査を行い、対策を講じる」と明記している。【佐藤丈一】
【関連ニュース】
・社説:無料低額宿泊所 貧困ビジネスを許すな
・時代を駆ける:湯浅誠/1 派遣村、あふれる人波「やるしかない」
・時代を駆ける:湯浅誠/2 貧困は自己責任ではない
・時代を駆ける:湯浅誠/3 障害者の兄との生活、原点
・時代を駆ける:湯浅誠/4 学者あきらめ、東大を去る
最終更新:10月5日9時8分-----------------------------------------
■社説記事の関連記事もGoogle検索結果をリンクしておく。
・
無料低額宿泊所:FIS名古屋の退所者、6割は無断で・
低額宿泊所:制度見直しに意欲 長妻厚労相・
無料低額宿泊所:FIS、名古屋でも 行政管理逃れ狙う?・
無料低額宿泊所:厚労省、FISの使途不明支出を調査・
無料低額宿泊所:不明朗支出、併設2施設も5200万円■以下は、自民党時代の総理大臣のセリフ。
「
格差が出ることが悪いとは思わない。今まで悪平等だという批判が多かったし、能力のある人が努力すれば報われる社会にしなければならない」 (2006年2月1日、参院予算委員会)
↑ ウィキペディア「
小泉純一郎」
「格差はいつの時代もあるわけであって、格差を全くなくすことはこれは不可能であろう」、「努力した人が報われる社会をつくっていく、汗を流した人、頑張った人が、知恵を出した人が報われる社会をつくっていかなければいけない」、「結果平等の社会をつくろうとは全く思っていない」、「格差においては、これは不公平、不公正な競争の結果であってはならないし、また、社会的にこれはやはり容認できないという格差であってはならない」、「格差が固定化されてはならない」と述べている( "
第166回国会 衆議院 予算委員会 17号" (2007-03-01). 2007年9月26日 閲覧)
↑ ウィキペディア「
安倍晋三」
-----------------------------------------
■能力があっても充分発揮できないのが、失業時代のつねであり、能力を発揮できる場を提供できないのは、企業家や政治家が無能・無策だからということになる。自分たちの無為・無策ぶりをたなにあげて、「
努力した人が報われる社会をつくっていく」といった、あたかも 労働市場での、「まけ」が労働者の無能・無為無策にあるかのような差別的発言は、あきれたものだ。■こういった発言をしている以上、
「格差においては、これは不公平、不公正な競争の結果であってはならないし、また、社会的にこれはやはり容認できないという格差であってはならない」、「格差が固定化されてはならない」なんてセリフをはいても、本気だとはとられない。単なるアリバイ工作としか、うけとられないわけだ。■「
不公平、不公正な競争の結果であってはならない」とかいいながら、そういった結果そのもので当選をかさね、首相にまでなりあがった連中の発言としては、傑作だとおもうけどね。皮肉をとおりこしているというか、
「400円カップ麺オヤジ」と同質の、このくにの民度を再確認させられて、非常に 気分がわるくなる。
■それにしてもだ、こうった ふざけた発言をくりかえした野郎たちに、何度も投票した 若年層の大半は、「かちぐみ」ではなかったはずだが、なにをかんがえていたんだろうね。
●旧ブログ
「貧困」関連記事●日記内
「貧困」関連記事
テーマ : 格差社会 - ジャンル : 政治・経済
タグ : 格差