プロフィール

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評
メール:sociologio2007@yahoo.co.jp

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批判の対象は、「人間のありかた」であり、そこには自己批判もふくまれる。(hituziのブログ)

■前便へのトラックバック記事へのトラックバック記事。■前便記事への直接関連する部分だけ転載。


批判の対象は、「人間のありかた」であり、そこには自己批判もふくまれる。

さて、タカマサのきまぐれ時評からトラックバックをいただいた。言語学者の「さが」=「言語帝国主義とは なにか。たなか『ことばと国家』を批判する。」(hituziのブログ)
戦略的に、議論をもりあげようと、わざとスキをかかえこんでいるのだとおもうが、それにしても、ワキがあますぎるとおもうのだ。

そのとおりだと おもう。そして、ワキは あまいほうが よいと おもっている。すくなくとも、コミュニケーション機能をもつブログなどでは、とくにだ。
そのほうが、批判をもらえるからだ。ほんとうに そうだろうかと、疑問に感じるだろうからだ。
……

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■これは、当然想定内。

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テーマ : つぶやき - ジャンル : ブログ

言語学者の「さが」=「言語帝国主義とは なにか。たなか『ことばと国家』を批判する。」(hituziのブログ)

■hituzi氏の最近の問題提起「言語帝国主義とは なにか。たなか『ことばと国家』を批判する。」をよんだコメントをかきつらねていく。
■この提起の特異な点は、通常の「言語帝国主義」の定義である、「ある地域で特定の外国語が、その政治・経済・文化の力により圧倒的な影響力をもつこと」といった方向性での議論自体を「言語至上主義」だと、批判しているところだ。そういった問題のたてかた自体が「人間はすべて、なんらかの「言語」という制度のなかで いきていると、信じて うたがわない」発想にねざしており、「言語帝国主義は、けしからん」という批判的視座自体が「言語が だいすきでたまらない ひとたちによる、帝国の言語の批判で……「言語という体制」「言語という制度」をといなおすことはせず、 「言語の ぬるま湯」に つかって、権力を批判する」たちばだというのだ。■hituzi氏など、知的障碍者の施設につとめるスタッフからすれば、「言語至上主義」のらち外にある存在が、ちゃんと実在すると。

■そして、そういった無自覚な「言語至上主義」の古典的作品として、田中克彦『ことばと国家』の、おどろくべき差別性を指弾するのである。

「人間はふつう、だれでもことばを話している。それは、人間と他の動物とを分ける基本的なめじるしの一つと考えられている」(p.2)

■「ふつう」じゃない存在を例外視=異常視する認識は否定できない。hituzi氏の批判は、実にもっともである。■だから、「はてなブックマーク」でも、それなりの反応があったようだ。
■hituzi氏の批判は、実にもっともなので、主旨に異論はないのだが、では異論が全然ないかといえば、実はおおありなのだ。■戦略的に、議論をもりあげようと、わざとスキをかかえこんでいるのだとおもうが、それにしても、ワキがあますぎるとおもうのだ。
■いや、批判者の想定はともかくとして、読者層の想定は、あやふやだとおもう。この文章は、一体だれにむかってかいたのか?

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テーマ : みんなに紹介したいこと - ジャンル : ブログ

渡嘉敷島で集団自決の慰霊(NHK 沖縄のニュース)

■本日の「NHK 沖縄のニュース」から(リンクは割愛)

渡嘉敷島で集団自決の慰霊

沖縄県渡嘉敷島では63年前の28日、住民のいわゆる「集団自決」が起きました。

島では、住民たちが静かに、集団自決で犠牲となった300人あまりの霊を弔いました。

沖縄本島の那覇市からフェリーで1時間ほどの沖縄県渡嘉敷島では、アメリカ軍が上陸するなか、昭和20年3月28日、住民たちによるいわゆる「集団自決」が起こり300人あまりが犠牲となりました。

この島で「集団自決」が起きてから63年となった28日、犠牲者の遺骨が納められた慰霊碑には、午前中から遺族らが次々に訪れ、花や線香などを手向けました。

集団自決では、住民同士が、手りゅう弾を使ったり、首を絞め合ったりして、命を絶ったとされています。

この集団自決で、当時8歳と5歳の2人の娘を亡くした北村登美さん、96歳は、「亡くなる直前、娘が『お母さん怖いよ』といったことが今も聞こえるようです。私が長生きしているのは集団自決の出来事を話すためではないかと思います」と話していました。

また、当時3歳でケガをしたものの生き延びた登美さんの長男、盛武さん66歳は「集団自決の出来事を風化させないよう生き残った者が語り継がなければならない。裁判の判決は当然でよかったと思う」と話していました。

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テーマ : 今日は何の日!? - ジャンル : ニュース

タグ : 琉球 日本軍

コレステロール低いと危険 富山大など、17万人分析(共同通信)

■コレステロールをさげればいいってもんじゃないと、いった肥満・血中脂質の問題は、旧ブログでは、何度かとりあげた。■「共同通信」配信の『東京新聞』の記事を転載。


コレステロール低いと危険
 富山大など、17万人分析

2008年3月28日 21時02分


 富山大の浜崎智仁教授(脂質栄養学)らは、総コレステロール値があまり低いと死亡の危険がかえって高まるとする研究結果をまとめ、28日、東京都内で記者会見して発表した。

 一般に、総コレステロール値が高いのは良くないことだとして、下げるための治療が広く行われているが、浜崎教授は「総コレステロール値は栄養状態の指標と考えるべきだ。心筋梗塞や家族性高コレステロール血症以外の人は、無理にコレステロール値を下げる治療をしなくてもいいのではないか」と話した。

 日本人延べ約17万人のデータを含む複数の大規模研究を分析した。

 男女とも最も数が多かった血中総コレステロール値(160−199)を基準に死亡の危険を比較したところ、男性は160未満だと死亡の危険が1・6倍高く、200以上では0・8倍程度と、コレステロール値が高いほど危険が低くなるという結果だった。

 女性も160未満は1・4倍と死亡の危険が高かったが、160以上は、240を超えても差はなかった。

 (共同)

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■しかし、この「共同通信」の報道は、ちょっと誤解をあたえかねない。「時事通信」の記事は全然印象がちがうからだ。

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テーマ : 医療・健康 - ジャンル : ニュース

【沖縄集団自決訴訟・大江氏側会見詳報】1・2(産経)

■いわゆる「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判」についての、『産経新聞』の報道を転載【ウェブ上の産経のリンクは無視し、こちらでウィキペディアなどを補足】。


【沖縄集団自決訴訟・大江氏側会見詳報】(1)「軍命令を明確に認定」
2008.3.28 11:49
 沖縄戦の集団自決訴訟の被告で、ノーベル賞作家、大江健三郎氏と岩波書店側の記者会見は28日午前10時45分から、大阪司法記者クラブで始まった。まずは、弁護団から判決内容についての説明があった。

 弁護団「時間も限られているので、こちらからごく簡単に述べた上で、ご質問にお答えしたい。本日の判決の内容は、裁判長が述べた通り、原告の請求をいずれも棄却。『太平洋戦争』それから『沖縄ノート』いずれも違法性がないとして損害賠償を棄却しています。判決要旨で述べられている通り、本件の重要な争点は座間味島、渡嘉敷島などで起きた集団自決が日本軍の命令、あるいは強制によって行ったのかが問題点。これについて今日の判決はその点を明確に認定している。『隊長が具体的に自決命令を出したのかどうかは、伝達経路が明確でないという点があるので、あったと断定するには躊躇(ちゅうちょ)を禁じ得ないが、いろんな資料などから2人の隊長が自決命令を下したと信じる根拠がある』と、はっきり判決を下しました。この訴訟の役割を明確にとらえた判決と考えています」

 さらに弁護団が続ける。

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テーマ : 気になったニュース - ジャンル : ニュース

寿和工業が処分場撤回表明 御嵩産廃3者会談(岐阜新聞)

御嵩町産廃処分場問題が一応完全決着した。昨年くれにかいた「ことしおきたこと1(岐阜・御嵩の産廃処分場中止)」の続報。■『岐阜新聞』の記事から【写真は割愛】。


寿和工業が処分場撤回表明 御嵩産廃3者会談
 2008年03月27日08:42 

 可児郡御嵩町の産業廃棄物処分場問題で、古田肇知事、渡辺公夫御嵩町長、処分場の建設を計画した寿和工業(可児市)の清水道雄社長が26日、県庁で会談し、寿和工業が県に提出していた処分場建設の許可申請を取り下げることで合意した。建設の是非をめぐる住民投票で反対の民意が示されて10年余、全面和解が成立した。今後は計画地の利用に焦点が移る。

 会談では、建設反対が多数を占めた住民投票の結果を尊重する―とした昨年12月の3者会談での合意を受けて、県が1997(平成9)年5月に寿和工業と御嵩町に示した調整試案の撤回を申し入れ、了承された。

 さらに御嵩町が95年9月、県に提出した処分場建設の許可手続きの一時凍結の要望書の撤回を申し入れ、県が了承。御嵩町は同年2月、寿和工業と結んだ協定書の白紙も申し入れ、了承された。

 申し入れは公文書で交わされ、長年手続きを放置してきた行政側の反省の文言も盛り込まれた。三つの手続きの撤回、白紙を受けて、寿和工業は処分場の設置許可などの申請の自主的な取り下げを表明。3者で計画地の利用を検討することを含め、合意した。

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テーマ : 気になったニュース - ジャンル : ニュース

早熟幻想(人間論として)

前回のつづきではあるが、政治経済学的な要素は、ぬき。■でもって、「人間論として」っていうんだから、「人間存在」に分類すべきなんだろうが、シリーズを教育現象としてはじめたので、そのわくのつづきということで、こちらに分類。■直接的な議論は、シリーズ初発の「早熟幻想

前便で、その政治経済学的な背景を分析してみたが、それでは、「数理型とか、一部のスポーツなど以外の領域でも「早熟型」が賞揚されるのは、「早熟型の天才」が、特別あつかいするうえで、「わかりやすい」という面」を軽視していいのかというと、そうはおもえない。■なぜ、「早熟」性を無視できない領域以外でも、「早熟幻想」がねづよいのか?だね。いいかえれば「早熟の わかりやすさ」とは、なんなのか?

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム12

前回のつづき。■ただし、このヘンで誤解のないようにことわっておくと、このシリーズは、原田さんの記事の転載シリーズではない。シリーズ第4回以前をよんでもらえればわかる。


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     世界の環境ホットニュース[GEN] 673号 08年03月26日
          ご意見・ご投稿 → このメールに返信

           毒餃子事件報道を検証する【第12回】         

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第12回 アセフェート

 これまでの経緯を振り返ってみると、警察庁は、3つの事件の関連性を強調しようとして、単純な勘違いによるミスを連発しているように見えます。その結果、偽装工作、情報操作を疑わせる痕跡を多数残すこととなりました。

 ところで、今回の事件に警察庁が首をつっこんできた経緯は、警察庁が毒物の共通性に気付いたというのです。アエラ2月18日号に次の記載があります。(以下引用)

 実際、警察当局も異例の対応をとっている。千葉、兵庫両県警は当初、別々に毒餃子事案を捜査していた。警察庁は、餃子やメタミドホスなど、両県警の捜査内容に共通点があることを知り、重大性を認知。30日午後に記者会見を開き、餃子への毒の混入を発表した。

 直接の捜査権を持たない警察庁が、各県警が捜査する事件の内容について発表することは、普通はありえない。

 2月5日には殺人未遂事件として共同捜査本部を立ち上げた。米田壮(つよし)刑事局長は、「今度の事態は通常の捜査本部とは比較にならないほど重大。捜査は密行が原則だが、早期の事実解明に向け、今回はできるだけ情報を開示する」と表明している。
(引用終わり)

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テーマ : 中国産食品・製品 - ジャンル : ニュース

政府のチベット政策は誤り 中国知識人が声明(産経)

■毎度かいていると、アホみたいだが、最近『産経』系の記事をたくさんあつかうようになった。それも、ガラにもなく、かならずしも批判的にとりあげるとはいえないかたちで(笑)。■朝日あたりも、バリバリ批判する この日記にしては、しばらく こんな事態はこないとおもうが…。

■おとといの「産経ニュース」をキャッシュでリンクしつつ、全文転載。


政府のチベット政策は誤り 中国知識人が声明
2008.3.24 19:48

 【北京=矢板明夫】中国の著名な反体制評論家の劉暁波氏や作家の王力雄氏ら約30人が、チベット騒乱に対する中国政府の対応を批判する声明を発表した。ロイター通信によると、中国共産党の故趙紫陽総書記の秘書だった鮑●(=杉の木へんを丹に)氏も24日に声明を出し、中国政府に対し、チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世との対話に臨むよう促した。中国メディアが連日、報道している騒乱の“真相”を中国国内の知識人が信用していないことが裏付けられた。

 「チベット情勢への対応に関する12の意見」と題された劉氏らの声明は22日に発表されたが、当局による情報統制をかいくぐり、中国国内のあちこちのインターネット掲示板などに転載され、影響を広げている。

 劉氏らは、チベット自治区のラサで暴力事件が発生した当日(3月14日)、チベット自治区の責任者が「ダライ集団による犯行を証明する証拠をもっている」と発表したことに注目。地元当局が事前に騒乱を察知していた可能性があり、チベット人僧侶を弾圧するため、騒乱の発生をわざと阻止しなかったのではないかと示唆し、政府に徹底的な真相究明を求めている。

 また、反ダライ・ラマ・キャンペーンを展開している中国メディアについて、「偏った報道姿勢は民族の対立と憎しみをあおり、状況をさらに緊張させている」と指摘した。チベットの共産党指導者がダライ・ラマ14世を「袈裟(けさ)を着たオオカミ、人面獣心の悪魔」などと誹(ひ)謗(ぼう)したことに関しても、「事態の収束に逆効果で、中国政府のイメージを低下させている」と厳しく批判した。

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テーマ : 中国のニュース - ジャンル : ニュース

北京五輪 波乱の採火式 中国『民族一体』矛盾浮き彫り(東京新聞)

■きのうの『東京新聞』の記事をキャッシュでリンクしたうえで、全文はりつけておく。

北京五輪 波乱の採火式 中国『民族一体』矛盾浮き彫り
2008年3月25日 『東京新聞』朝刊

 【北京=平岩勇司】ギリシャで二十四日に行われた北京五輪の聖火採火式では、中国のチベット政策に対する抗議行動が行われ、五輪へ向け華々しいスタートを切りたい中国側の出ばなをくじく形となった。聖火リレーの通過先で抗議行動が続けば、聖火が政治問題をめぐる「火種」になる可能性がある。

 北京五輪組織委員会の劉淇会長は採火式で「人類が平和を求める道のりを聖火が照らしていくことを願う」と力強く述べ「平和の祭典」として五輪の意義を強調した。

 会場は徹底した厳戒態勢が敷かれた。それでもチベットの旗を掲げる抗議が行われるなど、中国が抱える矛盾が浮き彫りになった。

 聖火は海外の二十二都市、中国の百十三都市を通過する。中国は世界五大陸を周回して自国の存在感を誇示。特に国内では共産党の歴史にゆかりのある都市や少数民族地域を通り、愛国心の高揚と国家の一体性を演出する狙いだ。

 チベット自治区では予定通り、五月に世界最高峰チョモランマに登頂し、六月にラサへ入るという。

 中国共産党機関紙「人民日報」は、チベット族の一連の暴動について「チベット青年会議」など独立派組織の関与を強調、「聖火リレーを阻止し、五輪を破壊することが目的」と断定
している。

 新疆ウイグル自治区の独立を掲げる「東トルキスタン・イスラム運動」と連携していると主張する一方、犯罪集団とみなして活動を封じ込めることで、五輪への影響を防ぐのに懸命だ。

 中国当局は、各地の暴動は「沈静化している」(新華社電)と繰り返し強調。

 しかし、青海省チベット族自治州では二十三日もデモが行われ治安部隊が強制的に解散させたと伝えられ、情勢は依然、緊迫している。

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テーマ : 国際ニュース - ジャンル : ニュース

早熟幻想2(政治経済学的意味)

■だいぶまえかいた「早熟幻想」では、10代〜20代はじめで人材選抜のみきりをつけていいのか? 資源を集中投下すべき少数の選抜組を当然視して優遇措置が正当化できるか? そのヘンに疑念を呈しておいた。■いわゆるエリート主義、それも伝統身分秩序意識にもとづいた世襲原理の正当化ではなくて、競争原理にそったゲームの勝者に業績主義にそった優遇をあたえるというのは、マルクシアン*社会科学者を自任する橋本健二氏だって同意するようなものだ(もちろん、不当な格差を橋本氏は否定するが)。だから、新自由主義だろうと新保守主義であろうと、基本的に体制維持をのぞむオジサマ・オアバマがたからすれば、わかい才能が競争原理にそって業績主義的に早期にえらびだされて、それが国家・社会に貢献する、大衆をリードしていく、といった教育論は、万々歳だろう。

* 橋本氏は、検証不能な主義主張の要素がまぎれこむ社会哲学・社会思想としての、マルクス主義(Marxism)とは別個に、検証可能な社会科学の部分に限定したマルクス派(Marxian)の理論が成立可能だとするたちばにたつ〔たとえば「現代社会の階級構造----マルクシズムからマルクシアンへ」『階級社会日本』(2001年)3章〕。基本的には、分析的マルクス主義の一派といっていい。この流派のひとびとからすれば、「搾取は、純粋な学術的カテゴリーとしては、必ずしも倫理的に悪いものではなくなった」「労働者は雇用者によって「盗まれている」が故に搾取されているのではなく、システムの「自律性」が侵害され、その結果、利益と苦役の配分が「不公平」になってしまうが故に搾取されている」。橋本氏のばあいは、「「一部の人々に搾取することを認め、高い報酬を与えてより多く働かせた方が、恵まれない人々を含めた全体の利益になる」と主張できるかどうか…「格差はどの程度まで認められるか」という問題」だとさえのべる〔『新しい階級社会 新しい階級闘争』pp.116-7〕。

■実際、経団連など財界の近年の支配的論調は、この、競争原理にもとづいたあらたなエリート主義だ。■たとえば、かれらが共有している現代史観とは、「戦後民主主義体制は、身分的ななごりがこかった戦前の体制を打破し、高度経済成長をおしすすめるためには、さけられない方向性だったが、社会がゆたかになり成熟した現在、そして市場拡大の方向性が内需というかたちでは、あまりにみこめない昨今では、ふるくなった。今後は、すべての潜在的能力に均等に資源投下するのではなく、潜在能力の質・量を的確に把握して、メリハリのある教育機会を提供すべきだ…」こんなところだろう。■税金の配分をケチるためにも、こういった論理は つごうがよい。

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テーマ : 教育問題について考える - ジャンル : 学校・教育

チベット暴動、中国ブログにあふれるナショナリズム(ロイター)

■前便「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム11」では、中国のナショナリズムにむきだしの敵意をあらわす日本の「中国ギョーザ」バッシングを批判的にとりあげておいたが、もちろん中国のナショナリズムに問題がないわけではない。■チベット暴動への漢民族の反応は、北京政府当局が「のぞむ」ような方向性に暴走しているような情報もある。1週間ほどまえの記事を転載。

チベット暴動、中国ブログにあふれるナショナリズム

中国メディアはチベットの暴動について沈黙しているが、ブログには怒りの投稿が相次いでいる。(ロイター)
2008年03月17日 10時54分 更新

 入念な統制下にある中国のメディアは、チベットの暴動に関しておおむね沈黙しているようだが、同国のブログを見てみると、チベット人や西洋諸国への怒りやナショナリズムが激しく噴出している様子がうかがえる。

 中国は大衆の感情をあおらないよう定期的に検閲を実施しているが、オンラインへの投稿や2億人を超える熱心なインターネットユーザーへの締め付けはそれほど強くはない。

 3月15日には、怒りのブログ投稿が相次いだ。中国がチベットの首都ラサで死者が出たことを認め、米国の俳優リチャード・ギアが、中国当局がこの件への対処を誤ったら北京五輪をボイコットしようと呼び掛けたのを受けてのことだ。

 「西洋人は中国のことを何でも知っていると思っていて、あれは悪い、これは悪いと指図してくる」とあるブロガーは記し、チベットを中国の一部とするのは正当だとする歴史上の理由を上げ連ねた。

 「この件に関しては、ほとんどの外国人は以前から洗脳されている」と別のブロガーも同様の意見を述べている。

 敵意に満ちたナショナリズムを表しているブログはほかにもある。

 「行儀良くしていれば、文化と恩恵を守ってやるのに」とあるブロガーはチベットについて記している。

 「お行儀が悪くても、それでも文化は面倒を見てやる。博物館に収めてね。漢民族は正しいと信じている!

 多くのブロガーは、亡命中の宗教的リーダーで、ノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマが暴動を扇動していると非難している。

 「単純な僧侶たち。単純なチベット人。独立運動を陰で動かしているものを知っているんだろうか?」とあるブログには書かれている。

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テーマ : 気になったニュース - ジャンル : ニュース

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム11

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム10」のつづき。


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     世界の環境ホットニュース[GEN] 672号 08年03月23日
         ご意見・投稿 → post_ende23@upken.jp

           毒餃子事件報道を検証する【第11回】         

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第11回 警察庁の勘違い?

【訂正】前回、警察庁・吉村長官が「トレイから検出された」と発言したのを受けて、袋からしか検出されていない旨の反論をしました。しかし2月3日付産経新聞に、

 「被害にあった兵庫県高砂市の家族が食べた冷凍ギョーザのトレイからも有機リン系殺虫剤『メタミドホス』が検出されたことが2日、県警の調べで分かった。」

とあり、餃子の袋だけではなく、トレイからも検出されていました。訂正します。ただし、警察庁の指示の誤りは改めて指摘しておかなければなりません。トレイを分析する前に、胃洗浄液からメタミドホスを検出するのが先でしょう。


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 兵庫県警がチオグリコール酸を検出したこと、そして、その情報が地元紙に流れたことに、警察庁がかなり動揺していたことがうかがえます。どうも警察庁は何かを知っているようです。そして情報操作をしようとしています。兵庫県は「千葉県では検出されていないので、チオグリコール酸は中毒事件と関係がない」という立場をとり、発表しなかったにも関わらず、兵庫県警は「検便容器に使われているので、チオグリコール酸は中毒事件と関係がない」と、わざわざ関係がないという理由の方を修正しています。兵庫県警は高砂市の便を分析したわけでもないのに、なぜ検便容器にチオグリコール酸が使われているなどと弁明したのでしょうか?

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挑発に怨念噴出 チベットの哀しみ ペマ・ギャルポ氏(産経)

■毎度かいているとおり、「産経新聞」の論調に賛同することは、ほとんどない(笑)。しかし、この記事は転載しておく意味があるだろう。■産経のMSN検索は、おりこめなさそうなので、ウィキペディアにかえてリンク。

挑発に怨念噴出 チベットの哀しみ ペマ・ギャルポ氏」(2008.3.21 22:26)

 中国のチベット族居住地域で騒乱が続発している。チベット自治区の区都ラサだけでなく、四川省など近隣の各省に住むチベット族も中国当局とぶつかっている。チベット族は今、なぜ、このような行動に出ているのか。チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世のアジア・太平洋地区担当初代代表を務めたペマ・ギャルポ桐蔭横浜大学法学部教授は21日、産経新聞に対し、中国共産党の支配下に入ったあとのチベット族の悲惨な境遇を振り返りながら、今回の騒乱に至る経緯などを、説明した。

 ▼チベット族釈放要求

 今回の騒乱は3月10日から始まった。1959年、ダライ・ラマがインドに亡命することになったチベット決起(動乱)からちょうど49年にあたるこの日、ラサでは、僧侶たちが平和的にデモを行った。それが、死者99人(チベット亡命政府発表)を生む騒乱に拡大した。

 中国の温家宝首相は、ダライ集団が背後で糸を引いた「計画的」な騒乱と主張している。だが、報道された映像をみると、僧侶は素手で店を壊したり、石を投げたりしていた。計画的であれば何らかの武器を持っているはずだ。むしろ当局側の挑発行為があり、民衆が興奮したのが事実だろう。

 3月10日のデモは毎年、中国国内のチベット族、海外のチベット人亡命者で行われている。だが、今年はこれまでのデモと違う点が3つあった。


 昨年10月、ダライ・ラマは米議会から「議会名誉黄金章」を受章した。チベットでは祝賀会が全土で行われたが、この際、多くのチベット族が当局に逮捕された。今回のデモは拘束されているチベット族の釈放を求めることが目的のひとつだった。

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テーマ : みんなに紹介したいこと - ジャンル : ブログ

「量的変化の質的転化」考3=「ムダ」とはなにか27

■シリーズ初発の「「量的変化の質的転化」考1」でとりあげた、、経済評論家の勝間和代氏の読書論を、むしかえす。

■そこでも紹介したとおり、勝間氏は「量が勝負と、ひたすらインプットする」「インプットを繰り返していくと、それが一定量を超えた瞬間、ある日突然わかるように」なる*から、、「大量の情報を頭に入れることで、質への転換を加速させる」**という乱読主義をすすめる。

*  『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』ディスカヴァー・トゥエンティワン,pp.89-90
** 『効率が10倍アップする新・知的生産術』ダイヤモンド社,pp.164-5


■前々回は、「乱読をささえるための、方法論的にも整備された体系的速読法があってのことらしいので、そういった技術的な面もここではたちいらない」と、ながしておいたが、勝間氏には、「フォトリーディング」をはじめとした体系的速読法と、月間50〜100冊(10〜15万円)かって5冊程度しかてもとにのこさない(あとは、ブックオフにうるか図書館に寄贈なのだとか)という、きまえのよい図書費予算(収納によってかかる住居費節約を重視)、熟読しようとしても実践的な血肉となる吸収にむすびつかないから、全体像・筆者の意図などをおおざっぱに把握し無意識のうちに蓄積しておく(気になったり、よみかえしたくなったら、かいなおす)といった、独特の読書哲学が一貫しているのである。■勝間氏は、紙媒体の良書がもっとも情報集積の効率がよいと断言しているので、乱読してよいという理由は、ぞんざいにあつかっていい程度の質しか書籍がそなえていないという位置づけではない。むしろ、千円程度のやすでのベストセラーは「やすものがいの、ぜにうしない」の典型で***、2000円をこえる、ハードカバーの良書こそ、10年単位の準備(損得ぬきで、筆者の自己実現が結集している)と編集者らによる厳選という、非常にめぐまれた良質の情報が2〜3千円台でてにはいり(飲み代や数時間の時給分)、しかも一覧性・携帯性などにとんでいると、絶賛しているぐらいだ。■上質の良書こそ、情報収集の宝庫だともちあげているのに、乱読せよ、量によって質的転換をはかれという、論法は一見矛盾にみちているではないか?

*** なぜなら、数十万人にうけるということは、その程度にまで、わかりやすく かみくだかれているわけで、テレビ同様、質的低下をまぬがれないからだという。

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桐山襲(きりやま・かさね)17回忌

■ウィキペディア「桐山襲」を転載。いつもどおり、リンクは取捨選択。一部、Google等で補足してある。


桐山 襲(きりやま かさね、1949年7月 - 1992年3月22日)は、東京都杉並区出身の小説家である。本名は、古屋 和男(ふるや かずお)。1983年に『パルチザン伝説』でデビューする。死去するまでの8年半の短い活動期間の中で様々な問題作を発表した。

新左翼の学生運動、連合赤軍、全学共闘会議等を主題にした純文学で大学紛争に参加した若者達の青春や無残な敗北を描き、幻想に終わった革命の意義を一貫して問い続けた。竹田青嗣川村湊から高く評価された。

来歴
日大付属第二中、同第二高(日本大学第二中学・高等学校)を経て1968年に早稲田大学第一文学部哲学科に入学する。在学中は新左翼の学生運動に参加。1972年に早大を卒業して東京都教育庁に就職する。三里塚紛争に参加した。

1982年に左翼による昭和天皇へのテロ計画を描いた『パルチザン伝説』が第19回文藝賞の候補になる。1983年に同作が『文藝』10月号に掲載されてデビューした。直後、『週刊新潮』が強く批判する記事を載せ、『文藝』を発行する河出書房新社に右翼団体の車が大挙して来襲し激しく抗議された(菊タブー)。桐山の身の安全を守るため沖縄県で逃亡中と虚偽の情報が流された。1984年3月には第三書館が、桐山の許可を取らずに勝手に同作を収録した『天皇アンソロジー1』を出版してしまった。後に桐山は、『「パルチザン伝説」事件』で「日本で一、二を争う文芸出版社」である新潮社が、「文芸作品を圧殺するような煽動」や「検閲」を行ったのだと述べている。

1984年6月に『スターバト・マーテル』を発表。連合赤軍のテロ事件やリンチ事件を複数の語り部を通して複数の視点から描いた。第91回芥川龍之介賞の候補になる。

1984年11月に『風のクロニクル』を発表。書簡体小説の中に戯曲を混入させる凝った手法で早大の全学共闘会議を描いた。1985年に第92回芥川賞、第7回野間文芸新人賞の候補になる。

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沖縄米兵暴行事件で日本を問う(野村浩也氏インタビュー:朝日)

■もう、だいぶたってしまったが、『朝日』の広島版のインタビュー記事。■「野村浩也 編『植民者へ―ポストコロニアリズムという挑発』」シリーズの関連記事。

沖縄米兵暴行事件で日本を問う2008年02月27日


野村浩也
「日米安保条約を維持するなら、沖縄の米軍基地の
本土移設を」と話す野村浩也・広島修道大教授
=広島市中区で

 沖縄で米兵による犯罪が相次いでいる。日本政府と米軍は「再発防止策」を発表したが、そもそも生活圏内に在日米軍基地が集中し、兵士と隣り合わせで暮らす沖縄の人々の現実がある。「ことの本質は、沖縄に基地を押しつけてきた日本人の無意識にある」。13年前の少女暴行事件を通して本土の加害性を鋭く指摘してきた野村浩也・広島修道大教授に、事件の受け止め方などを聞いた。(武田肇)


――今月中旬、米兵が女子中学生の強姦容疑事件で逮捕されました。


 「沖縄に『ちるだい』という言葉があります。虚脱、疲れたといった意味が交ざっています。絶望感と言い換えてもいいかもしれません。犠牲になった少女は14歳、つまり小学生の女児が沖縄で米兵に暴行された事件が起きた95年ごろに生を受けました。結局この13年間、何も変わらぬまま、また沖縄の新しい世代が犠牲になったということです。根っこにあるのは日本人と日本政府が国土の0・6%、人口1%の沖縄に在日米軍基地の75%を押しつけて基本的人権を奪いながら、無自覚でいる構造です。私はそれを『無意識の植民地主義』と呼んでいます」

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