プロフィール

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

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新江戸城城主の不可解

■ウィキペディアの、ある項目【リンクは、ほぼ割愛】。

新銀行東京
詳細は新銀行東京を参照

石原の発案で東京都が2003年、「東京発金融改革」と銘打ち、『資金調達に悩む中小企業を救済すること』を理念として設立した銀行である。石原の独断で作られたため石原銀行とも呼ばれている。

2008年3月までに1016億円の累積赤字となっており、既に東京都の出資分1000億円を超過している。[49]さらに、2005年4月から2008年1月までに出資した2300社が経営破綻し、285億円が回収見込みの立たない不良債権化している。同銀行の再建について石原は、「経営者に責任がある」「不退転の決意で必ず再建する」として、400億円の東京都による追加出資を行う方針としているが、産経新聞や読売新聞も社説で銀行廃止を求めており、さらに与党自民党も含め都議会も増資に反発している。

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■基本的に、読売・産経といった媒体は、石原都知事擁護のはずだよね。■あと、個人的見解はおさえこんだうえで、都議会の自民党議員も、「新江戸城」*城主をささえているはず。

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テーマ : 思うのは私だけ? - ジャンル : 政治・経済

キム・ジョンイル総書記が計画を指示していたという情報漏出のタイミング

■きょうの、『朝日』(首都圏版)の1面記事。

地村・蓮池さん拉致工作、2幹部浮上 総書記の直属
2008年03月11日03時02分

 北朝鮮による日本人拉致事件で、地村保志さん(52)夫妻と蓮池薫さん(50)夫妻の拉致に関与したとされる北朝鮮の工作機関「対外情報調査部」(現35号室)の幹部2人が、実行犯に拉致を指示した疑いがあることが10日、警察当局の調べでわかった。警察当局はこの幹部2人が金正日総書記の側近だったとみている。一連の拉致事件で金総書記と直接接点のある政府幹部の関与疑惑が浮上したのは初めてで、立件に向けた詰めの捜査を進めている。日本側が「拉致問題の進展」を求めている日朝国交正常化交渉にも大きな影響を及ぼしそうだ。

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DNA情報による「ルーツさがし」の動機

■先日の記事「鎌倉時代の列島住民≒現代日本人って情報がそんなに重要か?」に、中世史家「Wallerstein」氏がトラックバック用記事をかいてくださったので転載。


2008-03-09
■[史論]鎌倉時代人と現代日本人 00:39
タカマサ氏のブログ(「タカマサのきまぐれ時評2 鎌倉時代の列島住民≒現代日本人って情報がそんなに重要か?」)経由。

元記事はこちら(「asahi.com:鎌倉時代人と現代日本人、ミトコンドリアDNA同じ特徴 - 文化一般 - 文化・芸能」)。

元記事を要約すると次のようになるだろう。

今日の日本人は、古くから列島に暮らしていた縄文人に、大陸から渡ってきた弥生人が合わさり誕生したと考えられており、両者の融合はいつごろから進んだのか、という日本人の形成をめぐるなぞに、遺伝子の面から一つの回答が示された。鎌倉時代に関東地方に住んでいた人々のミトコンドリアDNAの特徴は現代人とほぼ同じだというのだ。これまで「顔立ちが独特で不可解な存在」とされてきた中世人。その成り立ちが最新の科学技術によって見えてきた。鎌倉時代の鎌倉に日本人が住んでいた――一見当たり前とも思える結論だが、人類学において中世人は顔立ちの違いから不可解な存在だとされてきた。その違いをめぐり議論が続き、縄文人に似ているとして、縄文人の子孫ではと主張する研究者もいたが、古い時代から現代まで列島の人間は遺伝的に連続している可能性が高いことが今回の研究から裏付けられた。DNAは、私たち日本人とは何なのかということを考える切り口になるはずである。

コメント欄では「科学や実験を否定してもしょうがないですよ。分かりきった事や常識的な事を丁寧に調べるのには意味があると思うんですが。」とネットウヨク氏から意見があり、それに対してタカマサ氏は「このDNAうんぬんの研究は、日本人の連続性というイデオロギーを証明したいという欲望ぬきには、説明がつきません。かりに、この研究が後世やくだつことが立証されたにしても、そういった学術的価値と、現在研究を推進させている、あるいはそれを支持する欲望とは、別個の問題です。」と返している。

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テーマ : 気になったニュース - ジャンル : ニュース

強盗事件は、「おとり捜査」の対象なのか?

■『西日本新聞』の記事から。

佐賀・強盗予備事件 「共犯」発表は名誉棄損 捜査協力の男性が県提訴〔西日本新聞〕
 強盗をやめさせるために犯行計画を佐賀県警に通報したのに、強盗予備の共犯容疑で逮捕された上に氏名を報道各社に発表され名誉を傷つけられたとして、佐賀市の自営業原一弘さん(36)が7日、佐賀県に330万円の損害賠償を求める訴えを佐賀地裁に起こした。

 訴状などによると、原さんは昨年7月、中学の同級生だった暴力団組員の男=強盗予備罪で服役中=から目出し帽の購入を頼まれたり、佐賀市内の民家の下見に同行させられたりするうちに強盗の計画に気付いた。

 実行日の同28日に佐賀署へ通報したが、刑事から「(強盗団を摘発したいので)計画通りに動いてくれ」と協力を求められた。組員の男を除く仲間3人を襲撃予定の民家付近に車で連れて行ったところ、身柄を拘束され、翌日、組員の男を含む4人とともに逮捕された。原さんはその後、起訴猶予処分となった。

 原さんは「捜査に協力したのに目出し帽を買った共犯容疑で20日間も拘置された。新聞各紙に報じられ苦痛を負った」と主張している。

 県警は「主犯が暴力団員だったので、原さんの身の安全を考え、情報提供者が誰か分からないようにと5人を同列に発表した」としている。

=2008/03/08付 西日本新聞朝刊= 2008年03月07日23時56分

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■要するに、「おとり捜査」を成功させるためには、通報者に演技協力を実行してもらう必然性があり、しかも、あとで報復されないために、通報者をかくす必要があって、通報者自身を共犯者として発表する必要があったと、佐賀県警がわは、いっているわけだ。■しかし、ほかの媒体の報道をよむと、だいぶ印象がちがう。

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム8

前便続報

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     世界の環境ホットニュース[GEN] 669号 08年03月09日
         ご意見・投稿 → post_ende23@upken.jp

           毒餃子事件報道を検証する【第8回】         

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第8回 情報操作?

 ここまでの経過で重要なことがあります。それは死者を出さないことへの配慮が一貫して感じられることです。この点からは複数の犯行グループがあったとしてもその目的、動機は同一で、あくまで「脅し」の範囲内だと思われます。

 中国の工場で、製造段階で毒物が混入したとの説が日本国内では有力ですが、工場労働者でこのような毒物の知識を持っている者は日本でも皆無でしょう。中国にいたとしても彼らの雇用条件に関する不満が原因ならば、そのような配慮をする必然性がありません。もし毒物の揮発などで、食べても中毒が起きなければ意味がないからです。この点からでも中国の工場労働者が毒物を混入させたという説には同意できません。

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム7

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム6」のつづき。


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     世界の環境ホットニュース[GEN] 668号 08年03月07日
         ご意見・投稿 → post_ende23@upken.jp

           毒餃子事件報道を検証する【第7回】         

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第7回 ジクロルボス

 2月5日に生協連合会が重大な発表をしました。2007年11月に販売された中国製冷凍餃子からメタミドホスとは別成分の有機リン系農薬が検出されたというのです。なぜ複数の有機リン系農薬が使われたのでしょうか? 複数の犯行グループがいるのか? それとも何かの目的で使い分けられたのでしょうか?

2月6日の朝日新聞より引用。


 日本生協連合会は、福島県喜多方市で販売された天洋食品製冷凍餃子から有機リン系農薬成分「ジクロルボス」を検出したと発表した。千葉、兵庫両県の被害者が食べたギョーザから検出された「メタミドホス」とは別成分で、一連の回収商品から検出されたのは初めて。皮部分から 110ppm が検出されており、日本生協連は「通常では考えられない高濃度」としている。新たに薬物が検出された商品は、中毒事件と同じ「CO・OP 手作り餃子(ギョーザ)」。

 中毒を起こした商品が07年10月20日製だったのに対し、今回のは07年6月3日製だった。製造日が異なる商品の袋内から高濃度の農薬2種が相次いで検出されたことで、汚染の範囲はさらに広がり、製造段階での混入の疑いはより強まった。

 新たな検出について日本生協連は5日、千葉県警に連絡した。日本生協連によると、ジクロルボスが検出されたのは、07年11月10日。コープあいづ(本部・喜多方市)の「コープバリューぷらざ店」で同店従業員が自家用に買った商品1袋。中毒事件の発覚を受けた今月4、5両日の再検査で、ギョーザ全体から10ppm、皮部分から 110ppm、中身 部分から 0.42ppm を検出した。この製造日の商品に関する健康被害は寄せられていないが、今回検出された濃度は2個で体重50キロの人の1日の許容摂取量を超えるレベルという。

 問題の商品は、同店従業員が「オイルのようなにおいがきつくて食べられない」と言って、購入日のうちに返品。近くの店の同一製造日の商品からも異臭がしたため、コープあいづは全店から238袋の商品を回収したという。(引用終わり)

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政治経済学的な意味での保守主義

■極度の睡眠不足だし、本務を中断してなので、みじかめに。■「Wallerstein」氏の『[重]塾講師のつぶやき』の最新記事「いわゆる「保守言論の劣化」について」をよんだ雑感。

■「Wallerstein」氏らの整理によれば、①冷戦構造をひきずったままの 「賞味期限切れ」に無自覚な「媚権派」「自動政府擁護システム系」と蔑視される層と、冷戦構造にとらわれず、ときに左派との連携もためらわない あたらしい保守層が対立をはじめた(「在沖縄米軍兵士の少女「暴行事件」での沖縄バッシングとそれへの保守派の反発」)。■②後者による前者への批判は、「劣化していた左派論壇が衰退した結末を受けて対抗すべき敵を失った保守論壇内部の差異が「保守論壇の劣化」という保守論壇内部からの危機意識となって現れているのではないだろうか」と。■③「今の右派には教科書がない。反面教科書として特定アジアや、左翼が存在しているだけである。左翼は政府を批判することが自己目的化しているから、それをアンチテーゼとすれば自動的に親政府的になる。そのような環境の下、右派としてのアイデンティティが確立しないまま政府や与党を支持することが自己目的化した人間が増殖する」のだとか。■④しかも「彼らは別に誰に強制されるでもなく、特定の誰かを支持するわけでもなく、一生懸命自分の意見を発信しているつもりだけれど、結果としてそれがいつも政府にとって有利な意見になってる」「…『自動擁護システム』系の人って自分たちのことを『多数者』だとは考えてないんだよな。『多数者』は皆んなマスコミに踊らされてて、自分たちはそのインチキを見抜ける『賢者』だと思ってる(笑)昔のサヨクみたいに(嘲)」「…自分たちが『特別』なのは、マスコミやなんやに踊らされる『愚かな大衆』と違って『冷静なものの見方』が出来るからだ、と思い込んでるんでしょ?(笑)オウムみたいに(嘲)
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■現象的には、かなり いいところをついているようにみえるが、どうも違和感がのこる。

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テーマ : 思うのは私だけ? - ジャンル : 政治・経済

「量的蓄積の質的転化」考2【追記あり】

前便のつづき。

■量的な変化(蓄積か縮減か)が、一定段階をすぎることで、劇的な質的変貌をみせることは、別に、「お勉強」とか「修業」とかにかぎらないことは、いうまでもない。■人口ひとつとっても、100万人をこえるような政令指定都市は、道府県なみの法的権限をあたえれなかろうと、その人口集中ぶりが、巨大な経済圏・情報圏として機能させるだろうし、おおくのばあいは、人口集中による諸機能が「マタイ効果」をうむことだろう。逆に、世帯数が漸減・急減した過疎地などは、早晩「限界集落」として、中長期的な存続があやぶまれる地域となる。■過密と過疎との要因は、地域や周囲の社会・経済環境など、具体的経緯によってさまざまだろうが、人口という量的増大が、質的変貌として露呈することは、はっきりしている。

●「「東京圏」への人口流入加速、バブル期並み超過(総務省)


■そして、こういった巨視的な次元にかぎらず、微視的というより個人的な「お勉強」やら「修業」が、やはり「量的蓄積の質的転化」で説明できるとおり、個々人の日常生活の諸側面も、「量的蓄積」の冷厳な法則にとりつかれているとおもう。■それは、なにも、収入と資産によって、社会・経済的階層が厳然とわけられるといった、ごくあたりまえのことにとどまらない。

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テーマ : 勉強 - ジャンル : 学問・文化・芸術

タグ : 大量消費 大量生産 大量廃棄

「量的蓄積の質的転化」考1

■「量から質への転化」問題については、旧ブログで何回かふれた。■異論をとなえるむきもあるようだが、物理化学的、あるいは、人文・社会的にも、ごくごく普遍的な構造だといえるだろう。
エンゲルス自身は、摂氏100度をこえることで、1気圧下のばあい「水」は沸騰する。つまり、分子運動の増大が一定水準をこえたとき、分子の結合形態が質的に変化してしまうとか、そのヘンに着目して、『自然弁証法』の重要なはしらにすえたようだ。■たしかに、このヘンのカラクリは、有害物質というのが、量的な大小(ヒトけたちがっていくといった次元でだが)で、きまってしまうとか(たとえば、ごく微量なダイオキシンは健康被害をもたらさないが、高濃度の食塩は「劇薬」としてはたらくとか)、およそあらゆる局面で応用できそうだ。
■もちろん、この『自然弁証法』での論法が、機械的に革命理論にあてはめられたなんてのが、悪評たかいところだろうが、たとえば、個人の趣味の段階だったものが大流行につながって、社会全体をおおきく規定してしまうなんてのことは、いくらでもあげられそうだ。■実際、ベストセラーとか、世論とか選挙なんてのは、そういった面がちいさくないはず。勝者が「ゆきだるま式」に、常勝組に転化していくといった「マタイ効果」(ロバート・K.マートン)などもそのひとつだろう。
■そして、かくいう、このハラナ自身も、旧ブログから3年強、ほぼ毎日記事をかきつづけてきた蓄積は、「量的変化の質的転化」とみなしてよいと確信している〔「アリバイ的更新」「旧ブログから通算3周年」〕。記事をかく速度。その素材をあつめ処理する てぎわ。話題・論点をさがす視座など、さまざまな面で、3年前とは全然別の自分がいる。単に、コンピューターの技術とか、作文能力とか、そういった次元ではない質的な変化があらわれた。■「継続はちからなり」という格言は、まさに「量的変化の質的転化」を芸道についてのべたものだろう。

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タグ : 日本人論 日本文化論 日本文明論 多読 乱読 精読

メタ言語論(素描力・批評力・反撃力8)

■だいぶあいてしまったが、「メタ言語論(素描力・批評力・反撃力)」シリーズのつづき。■「Wallerstein」氏による『[重]塾講師のつぶやき』の記事から。


無関係接続 00:43
terracao氏のブクマより。

だめな譲歩レトリックには大別して2タイプあって、「無関係接続」と「論理的矛盾」があるとおもってる、最近

示唆に富むブクマだ。譲歩構文とは「Aという見方もある。しかしBだ」という構文で、単に自説を一方的に述べるだけではなく、対立する意見にも目配りしていることを示せる点で、説得性が増す。しかし使い方を誤ると論理的思考が欠落しているようにも見えるもろ刃の剣である。

今回terracao氏のブクマコメントに従って「無関係接続」と「論理的矛盾」を検討しよう。

「無関係接続」とは、本来逆説的な関係に無いものを「しかし」で結んで譲歩構文を作る例。典型的なのが「今回の事故は痛ましい。しかし私はかつて危ない操船をする漁船を見た」というもの。今回の清徳丸とあたごの衝突事件には自分が見た事例は無関係だ。自分が見たことがある危険な操船を行うマナーの悪い船の存在は確かに問題で、それはそれで論じられるべき問題ではあろうが、今回の事故で清徳丸にも責任があることの傍証にはならない。清徳丸にも責任があることを立証したければ、清徳丸の操船の詳細を提示しなければ説得力はない。今回自衛隊が全面的に非を認めているのであるから、自衛隊の方に多くの責任があることは動かせないだろう。

もう一つ「無関係接続」の例。譲歩構文だけとは限らない。本来関係のない問題を絡めるのは基本的に「無関係接続」の範疇に入るだろう。「今回の事故は痛ましい。だからイージス艦は不要だ」。私は自分の脳内では教条的な左翼で原理主義的な護憲論者である、と妄想している(笑)。この問題に絡めて自衛隊そのものを非難したい気持ちはものすごく分かる。だからこそそういう物言いが鼻に付くのだ。イージス艦の必要性の問題は今回の事故とは何の関係もない。今回の事故があろうとなかろうとイージス艦の配備の問題は論じなければならない。今回の事故の問題を論じる時に関係のないイージス艦配備の是非を持ち込むのは、この事故を政治利用する行為と批判されるべきであろう。さらには自衛隊の存在意義にまで議論を広げるのはどう考えてもフェアではないだろう。自衛隊に対する批判が度を越している、と考えるのであれば、事故をイージス艦の配備の是非やさらには自衛隊の存在意義まで、本来無関係な問題を無理やりに接続して議論を広げる「無関係接続」そのものを批判するべきであって、漁船側の責任を論っても、自衛隊の誇りを維持することには全くつながらない。

「無関係接続」がなぜ起こるのか、と言えばおそらく理由は二つあるだろう。一つは思考力が足りないため、その二つが無関係であることが理解できないこと。もう一つはだまそうという意思があること。思考力が足りないのか、人格が卑しいのかのどちらかなのだ。というわけで私も気をつけたい。
……



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「捕鯨文化」派と、「生命至上」派

■先月かいた記事「「人間とは、肉をたべるベジタリアンのことだ」というのは正論だとはおもうが…」の関連記事。■『朝日』の記事から転載。


シー・シェパード、また調査船を攻撃 日本側3人負傷
2008年03月03日13時47分

 水産庁に入った連絡によると、日本時間3日午前7時10分ごろ、南極海で調査捕鯨をしていた日本鯨類研究所の調査母船、日新丸(8044トン)に対し、米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」の船が側面から近づき、異臭を放つ液体入りの瓶や白い粉の入った袋を投げ込んだ。乗組員1人と同行している海上保安庁の保安官2人の計3人が目に液体が入るなどの軽傷を負った。

 水産庁によると、日新丸は2日朝から、シー・シェパードの船による追尾を受け、丸1日が過ぎた3日朝から妨害工作が始まったという。妨害は約1時間にわたって続き、現在もシー・シェパードの船は日新丸と並走している。シー・シェパードは今年1月にも活動家の2人が捕獲調査船の第2勇新丸に制止を振り切って侵入して身柄を一時、拘束される事件を起こしている。身柄を豪州政府側に引き渡した直後にも瓶を投げつけるなどの妨害をしており、昨年11月に日本を出発した今回の調査捕鯨船団に対する、シー・シェパードによる妨害工作は今回で3度目となる。

 6日からはロンドンで国際捕鯨委員会(IWC)の中間会合が行われる。捕鯨賛成派と反対派の対立で、冷静な議論ができない状況となっているIWCを正常化させるのが目的。会合にはシー・シェパードの船籍があるオランダと、母港となっている豪州の代表も出席する見込み。水産庁の成子隆英遠洋課長は「会合で、船舶の安全を守る観点から、抗議や、なんらかの提案を申し入れることはありうる」としている。

    ◇

 町村官房長官は3日午前の記者会見で、米国の反捕鯨団体シー・シェパードの日本船への妨害行為について「誠に許し難い行為だ。日本政府として強く非難する」と述べた。さらに「最後の寄港国である豪州に遺憾の意を表すとともに、旗国のオランダ等に対して有効な措置を講じるように申し入れを行う」と語り、今後、関係国に妨害行為についての対応を促す考えを示した。

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海兵隊の暴力体質は、綱紀粛正なんぞでは達成できない4

■「海兵隊の暴力体質は、綱紀粛正なんぞでは達成できない1」「」「」の続編。■直接には、「海兵隊の暴力体質は、綱紀粛正なんぞでは達成できない2」のつづき。

■重要な文献、堤未果『ルポ貧困大国アメリカ』の引用(シリーズ2でひいた部分の直後)をまたおこなう。■沖縄に長期駐留しつづける海兵隊の政治経済学的基盤だからだ。

 大学費用や医療保険と並んでもう一つ多くの高校生たちを惹き寄せる条件がある。国防総省の発表によると、2003年末の時点でアメリカ市民でない現役兵士の数は37401人。彼らの入隊理由は、2001年に起きた同時多発テロ以来、手続きが非常に困難になった市民権の取得だ。
 2005年に予備兵として入隊、2005年12月からイラクに派兵されたマリオ・ゴンザレスは、16歳でメキシコから家族とともに国境を越えて密入国してきた。地元の高校に通いながら家族と一緒にニューヨーク州ブロンクスにある、「プロジェクト」に住んでいたが、そこはトイレの水がしょっちゅうあふれ、夜はゴキブリやネズミが這いまわる環境だったという。失業中の両親と幼い兄弟たちを支えるために朝から晩まで働いていたマリオに絶えずまとわりついていた恐怖は、トラブルを起こしメキシコに強制送還されることだった。

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム6

■前便の続報がでているので、とりあえず転載。

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世界の環境ホットニュース[GEN] 667号 08年03月01日
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毒餃子事件報道を検証する【第6回】         

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毒餃子事件報道を検証する 原田 和明

第6回 誘導される世論(1)「針穴はなかった」報道

 毒物の正体について、報道に疑問がありましたが、その他にも大きな疑問が2つあります。

 ひとつは、兵庫県警が連日「○○からメタミドホスを検出」という発表を繰り返していますが、未だにその濃度を県警が発表していないのは なぜか? ということです。確かにときどき濃度が報道されていますので、誤解している人があるかもしれませんが、発表されている濃度はいずれも、輸入元や販売元が委託した民間検査機関による分析値で、兵庫県警は濃度について発表していないのです。

 今回の事件は被害者の症状から考えて、残留農薬というレベルとは桁違いに高濃度の毒物が混入していたはずです。そこへ、ただ「○○からメタミドホスを検出」という発表を繰り返しているだけでは、メタミドホスの濃度が残留農薬のレベルなのか、それとも故意あるいは事故による混入のレベルなのか、混同しかねません。

 もうひとつの疑問は、ジェイティフーズ社が自主回収すると発表した直後から、毒物の混入は、日本国内ではなく、中国の生産段階で入ったとする見解が報道されていますが、何を根拠に そう言えるのか? ということ。根拠が非常に希薄であるにもかかわらず、何度も聞かされるうちに信じてしまい、世論がある方向に誘導されているのではないかと心配です。

 例えば、1月31日の毎日新聞と朝日新聞を引用すると、

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