12月新設住宅着工戸数は‐15.7%、09年は80万戸割れ=国交省1月29日15時45分配信 ロイター
[東京 29日 ロイター] 国土交通省が29日発表した12月の新設住宅着工戸数は、前年比15.7%減の6万9298戸となり13カ月連続で減少した。
季節調整済み年率換算は81万9000戸だった。同時に発表した2009年の新設住宅着工戸数は78万8410戸と、45年ぶりの80万戸割れとなり、大きく落ち込んだ。厳しい経済環境の下で前年比では27.9%減と2年ぶりに減少した。
ロイターの事前調査では、12月の住宅着工戸数の予測中央値は前年比18.7%減、年率換算の予想中央値は81万1000戸だった。
住宅着工に1カ月程度先行するといわれる建築確認交付件数は前年比0.9%増だった。
大手50社の建設工事受注額は前年比0.6%増となり、海外工事の増加に伴い14カ月ぶりに増加した。ただし、2009年の建設工事受注額をみると前年比28.3%減と3年ぶりに減少した。
2009年の新設住宅着工戸数は、高度成長期にあたる1964年(75万1429戸)以来の80万戸割れ、1967年(99万1158戸)以来の100万戸割れとなった。分譲マンションは7万6678戸(前年比58.0%減)、一戸建住宅は9万1255戸(前年比21.2%減)となり、ともに戸数は過去最低、減少率も過去最大となった。
新設住宅着工の先行きについて 国土交通省では「このところ持ち直しの動きはみられるが、厳しい雇用・所得環境にあり、当面は予断を許さない。経済対策の効果については期待している」と説明している。
(ロイター日本語ニュース 寺脇 麻理)
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■てなおししながら 百数十年~二百数十年もつ(すみつづけられる)、建造物は、木造にかぎらず可能なはずだ。宮大工みたいな高級な技術を駆使しなくたってね。■つくっては こわし、すてる、というサイクルに依存している経済システム自体が、異様なんじゃないか? 膨大な建築廃材とか、外国の材木を大量に輸入しないとたたない木造建築自体が、そろそろ やめるべき旧式工法じゃないのかね?
■自動車文明同様、徐々に「卒業」すべき生産・消費・廃棄システムをどうすべきか? 政官財のエリートたちは、失業者を膨大にだしている経済不安の問題への対処だけではなくて、これからの数十年間、いや百数十年におよぶような巨大システムの運命を真剣にシミュレーションすべきだろう。
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